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霧晴れの2021年

少し前に、記事を書くことを生業としている方から
「noteを続けてほしい」とDMをいただいた。
もう1年以上noteのアプリを動かしてなかったけど、ゆったりと書いてみるか〜と思い今回このブログを書いてる。


ブログ再開するか、と思い立ったまではよかったが、
「何の話を書こうかな〜」
と考えた所全く書く内容が思いつかなかった。。。

MCバトルの事をまた書こうかと思ったが、その話題について書けば書くだけバトルMC感出て自分が嫌いになるし、
かと言って、楽曲制作の事を書こうとしても、
「まじで最近は、最高の仲間と最高の曲を作り続けてるぜ!アルバム楽しみにしててくれよな!」
で事足りる。


という事で、とりあえず今回は2021年について振り返りでもしてみようかと思う。

今後もゆったりと自分の身の回りに起きた事だったり、ふと思い立った事をここに書いて残していこうと思うので、物好きな人はゆるく付き合ってほしい。


2021年をトータル的にまとめると、悩みがスカーっと消えた、"気持ちの準備の1年"だった。

2020年はコロナでイベントが無くなったり、自分に飛んでくる誹謗中傷、上京してお金の面で生活が厳しくなって音楽が全く出来ない、という負の連鎖が続いてめちゃくちゃしんどい1年だった。
その時、自分の中に大きく3つの悩みがあった。

・今後何のために音楽を続けるのか。
・なぜ東京に引っ越したのか。
・何故自分への誹謗中傷が増えたのか

それぞれの悩みについて2021年でだいぶ気持ちの整理だったり、解決方法だったりが見つかったのでそれについて書いてみる。


まず一つ目、「今後何のために音楽を続けるのか」
この悩みへの答えは割とシンプルで、一言で表すと
"ラップが好きだから"であった。
「何くさいセリフ言ってんだよ!」と突っ込まれるかもしれないが、本当に根本はそれだけなのだ。

さらに細かく見ていくと、何でラップが好きになったのか、曲を作る事でどうなっていきたいのか、曲を誰に聞いてほしいのか、どういうラッパーに将来なりたいのか、などと沢山の話題になっていくのでちょっとここではカット。
またいつか細かい部分についての気持ちも文字にしてみようと思う。

ラップが好きだから、今後ラップをする。
ラップをする理由なんてただそれだけでよかったんだ、って2021年で改めて気づけた。

2020年は時代の流れが変わっていったり、周りのラッパーも自分を比較したりして、
「数万再生出さないとダメだ」
「月にいくら稼がないとダメだ」
「バトルで勝たないとダメだ」
などと、世間体から見た自分しか見ることが出来なくなってて悩んでいた。

もっと、
・自分から見た自分
・自分の身の周りの人から見た自分
を考えれるようにならないとダメだった。
世間体とか、あまり縁もない人間から見た自分の評価なんてそこまで気にすることはないんだって事。
同じような悩みがある人にはそういう考え方もたまにはしてみてほしいな。


2つ目の「なぜ東京に引っ越したのか」
自分と同じ時期に上京した知り合いのラッパーが数人いて、そのほとんどが上京してから売れていっててこの悩みが生まれた。
1つ前の話と被るけど、そこまで周りを気にすることはなくて、何で自分が上京したのかってのを心の中で整理できなくて2020年は焦りが混ざり落ち込んでいった。

そもそも東京に来た理由は2つあって、
1つは、若いうちに東京での生活を体験してみたかった。人生経験的な意味で。
もう1つは、彼女と同棲したかったからだ。
実は、音楽で売れるためだ!ってのはそこまで考えてなかった。
人生経験としての生活、彼女との生活、その上で東京にいた方がイベントもいっぱいあるし、所属してる事務所Low High Who?の人達とも会う機会が増えるから制作もどんどん出来るかな、という感じだ。

"東京に行って売れずに地元に帰る"
みたいな思考を脳に植え込んだまま今後の人生を生きたくなかったから、あくまでも俺は地元に帰った後も地元で長く活動する為の力をつける為に東京に修行に来てるという捉え方をしている。
まあでもぶっちゃけ、アホほど売れて地元に帰っても曲作るだけで大金を稼げるって状況になるのが1番理想っちゃ理想だから、あと2年くらい東京にいるうちにはやれる事はやり切って地元に帰ろうと思う。

俺はスタイル的に早く実るタイプではないと自分で自分のことを思っているから、今はもうあまり焦らず、もう少し大人になって活動の流れに勢いが付いてきた時に一気に曲作りだったりが出来るような技術を身につけておこうと考えて最近は曲作りをしている。


3つ目の、「何故自分への誹謗中傷が増えたのか」
前回のnoteを見てきてほしいのだが、2019年に自分はそこそこな人気者になった。
そして2020年にアンチやヘイターと言われる人の数が目に見える範囲で一気に増えた。
アンチやヘイトが増えると音楽活動に対するやる気は一気に落ちてしまう人が大半だと思う。
自分も2020年は全然やる気が起きなかった。
そもそもメンタルが強い人間ではないから反骨精神のような物は湧きあがって来なかった。

何故自分に誹謗中傷だったりが飛んできたのかを、あまり考えたくはないけど考えてみた。
明確な答えが出たわけではないが、自分の中にあった迷いがフリースタイルだったり、日頃の活動に出ていたんだろうと思う。
今回書いているテーマの1つ目、2つ目の悩みが自分の活動にまんま出てしまっていた気がする。

マイナスな事しか言わない人間に惹かれるわけがなかったのだ。
フリースタイルも楽曲もすごくマイナスな事しか言えてなかった2020年。
ヒップホップの根底にある「マイナスをプラスに」
という事をあの時の自分は忘れていた。
2021年の途中からようやくその気持ちを思い出せて、気持ちを入れ替えたEP「Relance」を出し、その辺りから誹謗中傷は一気に減ったと思う。
それに加えて、自分のことを嫌いであろう人に向けての発信をしないようにした。
こちらからそちらに顔を出せば、いい標的にされて終わるだけだったんだ。
リスナーがプレイヤーを評価するだけではなく、
プレイヤーがそもそも自分という存在を届けたいリスナーを選ぶっていう事も大事なのかなともそれ以降は思っている。
不毛なやり取りをどれだけ減らせるかが、今後は更に活動鍵になってくる予感。

急ぎ足で書いたがざっとこんな感じだった2021年。
2022年、そして2023年へ向けて、若いなりに自分の目指す位置、メンタルの整え方を学べた1年だった。
いや、もう22歳。自分のことを若いと言えるのもそろそろ終わりなのかもしれない。
1人の男として、ここからは勝負しないといけないな。少年から青年へ。
"今年の自分にはどんな悩みが生まれ、どんな答えに辿り着くのか"
を楽しみに出来るようになった事自体が去年からの大きな進歩だと感じる。
2022年が始まって早くも1ヶ月が過ぎようとしているが、今のところ音楽の方は順調だ。
冒頭にも書いたが、最高の仲間と最高の曲、最高のアルバムを作っている。リリースを楽しみにしてて欲しい。

そして2022年、早速悩みが1つ出来てしまったのだが、「体がズタボロ」になっていた。
ぎっくり腰に加え、四十肩もどきみたいな症状になってしまった。
去年末から整体に通い出したから、そこにお世話になりつつ今年1年は体を大事にしていく。


今回書いた自分の考えだったり、答えを曲に書こうとすると凄くマイナスな曲に仕上がってしまうから今回ここで吐露できてよかった。
「マイナスをプラスに」
この精神を忘れず、"今年は"と言わず、これから先ずっと良いメンタルでラッパー日高大地とだーひーと向き合っていこうと思う。
リスナー、周りのプレイヤー、シーンに負けてたまるか馬鹿野郎!!!!!!

おわり

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