ニセモンゴル人になった「おっさん」

我がヒーローである藤波辰爾の同期であり若手時代の親友でありライバルであったキラー・カンが亡くなった。
この間木戸修が亡くなったばかりなのに…


晩年は被害妄想からの全方位への恨み言ばかりで、正直厄介な人になっていたが、互いを「たっつあん」「おっさん」と呼び合っていた若い頃の藤波とのライバルストーリーは美しかったので、どうにも気になる存在ではあった。

1999年にあった藤波の新日本プロレス社長就任記念パーティーに参加した際は、来賓だったカンに記念撮影をしてもらった(残念ながら写真は手元にない)。

1982年3月26日の『MSGシリーズ』公式戦での30分フルタイムドローはこの年のベストバウト候補にも挙げられた名勝負だった。
リアルタイムでは観られなかったので、後年ネットで見つけて保存してある。

晩節は汚したが、名レスラーだった。
藤波のライバルもどんどん居なくなって行く…

合掌。


それにしても、本当に追悼文しか書いていない。
手前がもう取り返しのつかない歳だから当たり前ではあるけれど…

2018年3月28日、最初で最後の訪店。名物 "カンちゃん鍋" はうまかった