新曲といふもの

新曲ができてハッピーな今なので書いておこうかという試みです。いつもの通り完全に個人の感想です。

シンガーソングライター、は、歌うだけじゃなくて、歌を作っていくのが本分なんすよね。新曲を作ることが本分で、だいたいはそれで解決するし、悩みのだいたいはそこから目を背けているからじゃないかと思う。そして多分そこに終わりがないことが、本当は幸せなことではないかと。

色んな作り方をするシンガーソングライターがいますが、俺の作り方というか、考え方は以下のような感じです。

端的に記念写真みたいな、日記みたいな、そういうものです。おー、残したいなぁこの感覚、この気持ち、という欲求が湧き上がって、書き始めて、運が良ければ形になる。

感覚でいうと1%ない確率だと思います。日常の、感動した出来事(歌で残しておきたいこと)の、実際歌にできたことの割合は。(唐突な倒置法がゴキゲンをあらわしておりますな)

それは結論、自分に音楽的なスキルがない、ということなんだと思います。

さて、ついこないだ、2024/5/23に初めて演奏させてもらった新曲があります。「殴ってごめん」というタイトルになりそうです。

大変恥ずかしいことなのですが、最近色々あって、高校生の息子を殴ってしまいました。そのことをモチーフにして作った曲です。
なんだこれ恥ずかしいな。まぁ、これも表現者の端くれとしての試みなので気軽に読んでくだされ!!(共同親権問題がクローズアップされている中、多少勇気が必要ですな。)

最初、「手首が痛い」という仮タイトルで書き始めました。事件の翌日に、実際痛かったんです。そこから、殴るという行為、しかも、家族、大切な息子を殴る、殴ってしまったということを、ダメーっ!って、止めに入ってきた娘のことや、そしてその時の気持ちの断片を、なるべく言い訳も美化もすることなく残して置きたかったんですな。

そもそも、「どんなに醜いことも、社会的に許されないようなことも、歌にすると許されるような気がする」という名言があります。ダーフー、当時21歳くらいの時の台詞です(!?)。キー!いけ好かないっすねー!!

でも、割と今の今まで、的を得ているような気がします。「気がする」だけなのがポイントだし、許してほしい、というわけじゃないんです。シンガーソングライター活動を自慰行為に例える事がありますが、そういった意味ではたしかに、とも思います。(超越)

「殴ってごめん」

我ながらいい曲ができました。(まさに自画自賛!)
他の、もと新曲がそうだったように、ライブで少しずつブラッシュアップされていくんだと思います。
是非お付き合いいただければと思います。

しぇば。←テンション