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「社会不適合者」こそ正常である。

会社に行けない(社会に馴染めない)適応障害がどうたらの記事を読んだ。「適応障害」と「うつ病」は違う、どっちもれっきとした病気、「ゆとり世代だから」で片付けてほしくないとか、いろいろ切実に訴えていたが……

そもそもおかしいのは現行の社会システムのほうで、適応障害やうつ病になる人間は人間としてむしろ正常である、というのが僕の結論だ。

だいたい、週5日も休まず働く人間のほうが狂っている。週5日も、好きでも友だちでもない人間同士が顔を合わせるなんて事態こそが異常だ。週5日働いて、3食きっちり食べて、毎日風呂にはいって、結婚して、子供つくって、家と車を買って……が当たり前だと刷り込まれてしまっている多くの人間の地頭は腐っている。というか、本来の人間的思考を停止させられていることに多くの人は気づいていない。オマイラの生活や考え方こそ間違っている(自然の摂理に反している)と、若い人ほどそう思うのは当然だ。

僕自身は20年前に就職なんて考えもしなかった。どう生きていくか?よりまず、間違いだらけのこのバカげた社会からできるだけ離れたいと思った。だから六畳一間に友人と二人で住んで(家賃を下げ)ちょっとのバイトだけで生活できるようにした。一人で住むなら風呂なし。なるべく社会とかかわらない(仕事をしなくていい)ように生きてきた。そのぶん社会に虐げられてきたが、まったく後悔していないどころか、案の定ここにきて間違いだらけの社会が崩壊しつつある様を「ザマミロ」の思いで眺めている。

週5日の労働も、家も、車も、満員電車も、タワマンも、自然の摂理に反するものたちを清算中なのがまさに今なのだ。すでに変革の準備はできている。とはいえ、いきなり変えることはできない。「あなたたちがやってきた社会貢献はぜんぶ無意味でした、残念!」と、本当のことをはっきり言うわけにもいかない。だからコロナが使われている。コロナだから、外に出るな、密集するな=働くな、不要不急の店や会社はとっとと潰れろ。

これからは週5日も働かなくてよくなる。というか、週5日も働けなくなる。資格なんてとっても何の役にも立たない。たとえば弁護士なんて余っている。本来の弁護士業務ではなく、携帯やショッピングなどの遅延を対象にした小口の債権回収業務でなんとか食いつないでいる弁護士事務所のなんと多いことか!資格は、取るほうではなく、取らせるほう(資格のための学校や教材を提供する企業など)にばかり金が流れる、いわば資格産業のために資格が推奨されるという、もう10年くらい前からかくも不条理な付け焼き刃的状態になっている。

こんな不条理な社会に適合しようとするほうがそもそも無理なのだ。社会不適合者こそが、正常な人間である。社会が正常に切り替わるのはもうすぐだ。AIや自動システムによる生産性の向上により、あらゆるものの値段が劇的に下がると同時に、多くの人が働かなくていい社会になるのはもう決定している。だから僕は何も案じていない。要するに社会は、われわれ社会不適合者に合わせて変革が進んでいるのだから。

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