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おつかれさま2021年

 2021年があと少しで終わろうとしていて、そんな中家で一人きりの時間を過ごしている。丸一日誰とも過ごさない日は多分下の子が生まれて奥様と上の子が里帰りしていた(ちょうど自分の長期海外出張と重なっていたので帰ってもらった)時以来だから、2年ぶりくらいだろうか。わりと一人で過ごすのは嫌いじゃないので楽しみにしていたのだが、いざ一人になってみると何とも言えない寂しさがある。

 思考する時間が長く、時の進みは遅い。

 そういうわけで、自省も含め2021年を振り返って残しておこうと思う。あまり良くなかったことを残しても後から振り返ったときに悲しくなるだけなので、こういうところには良かったことをまとめておくべきだ。
 そんなわけで良かったことベスト3を書いて、2021年の振り返りとさせていただこうと思う。

1.異動があった


 これを「良かったこと」に入れられるのは本当に良かったと思う。異動に関してはかなり思うところも悩みもあったので別エントリにまとめたが、実際に2か月半ほどたった今の感想としては、「想定内の想像以上」かなと。何言ってんのかわからないですが「想像以上に色々な情報や判断が迫られるんだろうな」という想定の中には収まっていた、くらいでしょうか。まだわからんな。
 先にも書いたが、前の部署には9年以上いた。義務教育の年数以上同じ場所で仕事をしていると、抜きどころと力を入れるところがはっきりわかる、もっと言えば惰性で仕事をしてもなんとかなるし、何とかしていた。特に後半3年くらいは毎年異動願も出していたが、自分の中では正直結構腐っていて、腐った中でもそう見せない程度の仕事をしていたのが一番タチが悪かったかもしれない。めっちゃ裏で転職サイトを見ていたけれど。
 そんな状況だったので、一番の懸念点は新しい部署で未知の仕事をやれば全力を出せるのかということだった。そのつもりだったけど、どっかで抜いちゃうんじゃないかとかね。そこで実際に全力が出せたところは、自分を少し見直したかもしれない。まだまだ頑張れるんだなと思ったね。偉いぞ俺。
 もちろ仕事としては出来ないことの方が多い状況は続いており、日々勉強の毎日だが、とりあえず楽しいと思えてるのがいいところかなと思います。ただ、全力でしがみついていないとすぐ振り落とされそうなので、これをずっと続けていくのもしんどいかもしれん。というか仕事が出来るようになってくると、回せない量の仕事が降ってくる予感がバチバチしている。
 面白いなと思ったこと。好きの反対は無関心だなんてよく言うけれど、研究という狭い領域から会社全体を見渡すことになり、会社に対して否応なしに向き合わなければいけない、色々なところに注意を払わないといけないという状況になって、まさか自分がこんなこと言うとは思ってもいなかったが、初めて会社を好きになってきたかもしれないと思った。こんなに複雑で有機的に動いているとは思っていなかった。来年になったら「このクソ会社が!」とか言ってる可能性も十分にありますけどね!
 とりあえず、まだ経営はわからんけれども、楽しんでおります。

2.スキンケアを始めた

 始めたきっかけはこのエントリを読んで興味が湧いたことなんですが、いやほんと、10代とは言わんが大学生の自分には教えてあげたかった。もう正直見た目に関しては手遅れ感はあるんだけど、乾燥を防ぐことで明らかにQOLが上がっているし、今後の肌の衰え曲線がなだらかになっていくのを感じる。女性は普通にされてるレベルの内容なのでしょうけど、それまでの化粧水パシャ―だけで終わらせてた過去の自分と比べるとね……とりあえず大学の頃の自分を異世界送りにしたい。
 今はまだ各社のトライアルキット(3000円くらいまでで1週間分のライン一式揃う程度のやつ)を試している段階で、多分今のが5社目くらい。一緒についてくるパンフレットとかを見ながら、色々差別戦略あるんだなぁとか、化学的にこういう作用にはならなくね? みたいなのとかあって、パンフレットだけでも楽しんでおります。奥様からは「私よりちゃんとやってるねぇ………」と半ば冷ややかな目で見られておりますが気にしない。ちなみに比較した結果、あんまりよくわからんわマジで。こういうの、ちゃんと詳しい人に聞いてみたらスゲー面白いと思うんだけど、化粧品業界の人とか詳しい人ってあまり周りにおらんのよな。残念。

3.投資成績が良かった

 株と仮想通貨は前から手を出していたのですが、昨年末くらいからFXを触りだしていました。昔は「FXは運ゲーやろ」とすごく嫌悪していたのですが、そのFXが一番成績が良かったものだから不思議なものです。いいところはやはり、(一応)24時間やっているので、仕事が終わったときに相場が動いていることですね。
 いくら儲かったとかは言わないし、手法も雰囲気トレード&必死にお祈りなのでマジで話すレベルのことが何もない(多分めっちゃバカにされるレベルだと思う)のですが、それでも一応毎月勝ち越せてたので良かったと思います。小市民が勝つ……というかお金を掠め取るには、たぶん定石として言われることではないことをしなきゃいけないというのが学びでした。
 一方で仮想通貨は、なんかガチャガチャやっちゃってぼろ儲けした後に素寒貧にしたりするので、結局プラマイゼロくらいに落ち着いてしまいました。今年はすごく儲かった人も多いんでしょうが、そもそも向いてない感がすごい。犬系トークンが何万倍とかになってるの見ちゃうと、人生ひっくり返したくなるようなところまで引っ張ろうとしちゃうのがね。細かな利食いが出来ないのが良くないけど、まぁ宝くじみたいなもんですからね。
 株はなんか思うところがあったのと、(FXに偏りすぎて)トレードも疲れたので配当金投資に切り替えました。値上がり期待するのはS&P500だけでいいです(こっちもそろそろヤベー気がするけど)。しかし昔に比べてどの会社も配当金上がりましたよね……信じられない。今はネオモバイル証券みたいな単元株ではなく1株ずつ買える証券会社なんかも出てきたので、なんかちょっとした臨時収入とか節約した分とかをこっちに入れてチマチマ買ってたりする。あ、上のはアフィリンクですよ。

 以上良かったこと3つでした。家庭のこととかは書いてないけれど、日々わちゃわちゃしながらも何事もなく無事に過ごしているので、本当はここが一番良かったことかもしれないな。特筆すべきことがあまりないのだけど、それはおそらくいいことだと思います。来年は上の子が小学生になるけれど、親に似ずメタクソ打たれ弱いので超心配。大丈夫かな……。

 しかし30も半ば~後半になってきて、家庭を持ってるからというのもあるかもしれないけれど、どんどん自分の幅が狭くなっていくのを感じている。自分のために時間を使うことが物理的に出来なくなるだけでなく、精神的に出来なくなってくるんだな。何かに熱中することが難しくなったり、新しいことをすることにすごく労力があるように感じ始めていて、とても良くない兆候だと思う。
 この年代って、本当は多分うまく大人にならないといけないんだろうな。どこかでまだ若いつもりの自分がいて、でも実際には身体も精神も周りからの目もそうではないこともわかっている。この2日くらいかなり思索に耽っている時間が多く、その割に感情を言語化出来ないのでモヤモヤしている。あまり家族と話すようなことでもないからな。
 昔から思っているけれど、人間最低3つはコミュニティに属していないとダメだと思っていて。家庭と、仕事と、あと何か。じゃないと、1つが倒れた時にもう1つに依存せざるを得なくなるから、っていうのが持論なんだけど、今そのあと1つがないこと自体が多分不安なんだろうとは思う。家庭も仕事も、多分順調なんだけどね。今は。

 このツイートは全くその通りで、傍から見たら間違いなく自分も中の上くらいには青い芝に見えると思うけど、本当に欲深いよなと思う。今はまさにin the 地獄。
 そんなわけで2022年の目標は、新たなコミュニティを作ることにしたい。

 あと思索に耽っていた中で、中学生の頃GLAYを聞いていた時に「これ大人になってから聞いたらまた印象変わるんだろうな」と考えていたのを思い出して、ふと「pure soul」をかけてみたら泣きそうになってしまった。刺さりそうな曲を選んだら貫通してしまった。良く生きていかないとね。

 最後鬱屈としてましたが、世間がコロナ禍にも関わらず自分としては全体的に80点はあげたい2021年だったと思います。
 2022年が自分にとって、そして皆さんにとって良い年でありますように。

 


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