見出し画像

ビリンバウを握る、寿司を握る

今日は、カポエイラのクラスに、タンザニアの方が来てくれたので、とても久しぶりに英語でクラスをしました。

英語、使わないとやっぱダメですね。
すごく忘れてる。


楽器の練習の際、

カポエイラでは、ビリンバウという弓のような形状の楽器を使用します(画像参照)。

画像1

長さは150cmほどでしょうか。ビリーバという弾性のある木に、ワイヤを張って弓形にしたものに、スピーカーの役割を果たす瓢箪(ひょうたん)をくり抜いたものを装着します。
この一本の弦で音を奏でるんですねー。
こんな感じです。



この長い楽器を片手で持たなければいけないのですが、来てくれた彼にも体験してもらいました。


その際、
「ビリンバウをこの指とこの指で握って」
Grip (hold) this berimbau using these fingers. と言いたかったんですけど、


「握る」をド忘れしてました。

あれなんだっけ???

と思いましたが、とっさに

Grab が出てきました。セーフ。

しかし、Grabだと、「掴む」的な感じなので、ちょっとニュアンスが違うんだよなーと思いながらも、なんとかモノもあったので伝わりました。



帰り際、語彙力のなさを反省していると、
不意に、「寿司を握る」はなんというのだろうか。
という疑問が、頭に浮かびました。


。。。


grip SUSHI
→なんか、握り潰しそう。


hold SUSHI
→手に持ってるだけ??


grab SUSHI
→いや、つかんじゃダメ!



あれあれ???
なんかどれもしっくりこない。


ん、もしかして、こういう解釈だからイギリスのSUSHIはあんなに硬かったのか??


とか思いつつ、


google先生に尋ねたところ、

 

「寿司を握る」→ mold sushi


だそうです。


なるほど!
寿司を「形作る」ってことですね。


寿司は完全に握るもんだと思ってましたが、職人さんが握っているところをイメージすると、確かに両手で綺麗に形作ってますね。


単にmake sushiでもいいかもしれません。


なんだか英語が美しいと感じた瞬間でした。

と同時に、日本語の握るという表現の奥深さにも感服です。



結局、頭とSUSHIは適度な柔らかさがNiceって事ですね。



おしまい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?