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キモシェアハウス漂流記スピンオフ〜レンタルぶさいく〜Part.2

前回レンタルぶさいくこと篠原さんとの出会いから、ギャルにボコボコにされる話までを書いたがその続きを書いていこうと思う。

俺は元々赤もみじというコンビを組んでいて、当時篠原さんはフェーというコンビを組んでいた。

2組はほぼ同時期に前事務所に所属し、4人でご飯に行ったりするほど仲良かった。

そしてユニットライブ「ACQUA」をやることになる。

汚い4人だから名前だけでも綺麗にという考えからこのライブタイトル。実は実在するホストクラブの名前からいただいたのだ。

場所は今はなき中野440でネタ2本、コーナー4つの汗びっしょりライブを毎月やっていた。

やり始めて最初は6人ぐらいだったお客さんがどんどん増えて最終的には40人ぐらい入るライブになった。

コーナーでのひと場面。

このACQUAで毎回即興コントを20分くらいやっていたのだが、これをやって来たから今の自分があると言っても過言では無いぐらい鍛えられたと思う。

主に即興コントは俺と篠原さんがメインで暴れるのだが、一度篠原さんがウケたすぎて顔面の脂を舞台に塗った。

そしてその体を張ったボケを潰してはいけないと思い、俺は咄嗟にその脂の線を渡った。

そのとき今でも思い出すぐらいウケてめちゃくちゃ気持ち良かった。

途中から春とヒコーキも加入し、コロナ禍では無観客の配信をやり、ぐんぴぃのちんちんをホワイトボードにめちゃくちゃリアルに書き、そのホワイトボードを持ちながらくるくる回りギリギリ見せないみたいな、もうお笑いかどうかも分からないこともやった。

ぐんぴぃのちんちんの絵は見せれないのだが、イメージしやすいように例えると皮が被りすぎてその余った皮が渦を巻いてまるでMAJORの眉村のジャイロボールみたいになっている。

ぐんぴぃのちんちん
コーナー中のぐんぴぃ


まぁ、赤もみじもフェーも解散するのだが。

ちょうどその時期ぐらいに篠原さんは、人生初めての彼女が出来た。

篠原塁 塁のように顔を踏まれるような人生になって欲しいと名付けた名前や。と、しこたまいじられてた男にとうとう春が来たのだ。

「村田、彼女と初めて旅行に行ったよ」と送られてきた写メ

初めてすぎてちょっと歪な楽しみ方をしていたようだ。

そしてあの日が来る。

「村田、今日の夜彼女のお母さんと飯行くことなった。どうしよう。」

そのSOSを聞き、俺は競輪選手並みの自転車爆コギでキモシェアハウスに向かった。

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