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読めば、もっと楽しくなる。京都さんぽin京都御所vol2

え~、知らなかった…
ちゃんと理由があるんですね…

ご存知ですか?
なぜ、御所には松がたくさん植えられてるのか?

このブログ記事も前回の続き

まいまい京都さんのツアーで

森の案内人、三浦豊さんのガイドで
京都御苑と御所の案内をして頂いたこと。

知るって、本当に楽しい。

一般の勉強も大切だけど、
特に人生に関係のなさそうな事を学ぶことが
これからは、もっと大切な気がする。

訪れたことがある方はご存知かもしれませんが
京都御苑や御所には、松がたくさん植えられています。

クロマツにアカマツ

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まず、この見分け方って知ってますか?

クロマツは、海岸に生える木なので、潮風に耐えようとします。
だから、葉は太くしっかりとして硬くチクチクします。

アカマツは、内陸に生える木なので
葉は、細くて柔らかくしなやかなんです。
※それでも多少チクチクはしますけどね…

木って、特徴を知ると
すっごくおもしろいんです。

それ以外にも、樹皮が違います。
クロマツは黒っぽくて、アカマツは赤っぽい

これはわかりやすいですし、見たらすぐわかります。
周りにも知ってる風を装う事ができます。

それでね。

なんでクロマツとアカマツ。

違う場所で生まれ育ってるのに
あえて、一緒の場所に植えられてるんだと思いますか?

クロマツとアカマツは
陰と陽を表してるんです。

これは陰陽和合といって、万物が生成されると考えられているそうです。
※コトバンクより引用

めっちゃ、おもしろい。

じゃあ、なぜ他の木ではなく、松なの?

それはね…。知りたいですか?

松は、常緑樹=常磐木(ときわぎ)といって一年中枯れないからなんです。
春夏秋冬、同じ姿でいられる生命力が強い木とされていたからだそう。

常盤木信仰っていうのがあって
木の生命エネルギーを受け取れるとされていたんだって。

へ~、知らなかった。

そして、もっと面白いのが御所の中でも
御内庭(ごないてい)と呼ばれる天皇陛下のプライベート空間があるんです。

そこには、クロマツやアカマツではなく
五葉松(ゴヨウマツ)が植えられているんです。

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五葉松は、山奥に生えているので、さらにエネルギーが強い。
そもそも山奥まで天皇陛下は行けませんけどね…

そして、最後に京都御苑と御所に行ったら
ぜひ比べてみてほしいんです。

松の差を。

御所内の松は年二回、丁寧に手作業で1本ずつ剪定されるんだそう。
京都御苑内は、鎌で豪快に剪定されるそうです。

今日お伝えした内容をを知ってから、
京都御苑、御所をぶらりお散歩してみてくださいね。

きっと、今までとは違った楽しみ方が出来ますよ。

今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。

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