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37歳のトルコ植毛記⑤(術後1か月半経過)

さて、前回の投稿から随分時間が経ってしまいました。今回は術後1か月半の移植部とドナー採取部の様子をお見せします。Xの方ではもう少し頻度高めで経過報告しているので併せてご覧いただければと思います。

移植部

術後1か月半(移植部・近め)

ピンク色の部分が移植した箇所で、その少し上の部分が既存毛です。既存毛は1.5㎝~2㎝程度伸びてきましたが、移植毛は8~9割は抜けたと思います。
少しかゆみがあったり、にきびができたりしています。また、移植した箇所は全体的に触った時の感覚がまだ鈍いです。

術後1か月半(移植部・遠め)

僕の場合は髪が全体的にスネ夫のように前にまっすぐ生えているので、ご覧の通り、少し離れると移植した箇所がほとんどわかりません。

移植部はまだ全く生えてきていないので評価のしようがありませんが、今のところ一般的な術後の例と同じような経過を辿っているため特に不満はありません。元々生え際が低いわけでもなく、M字部分も傍からはほとんどわからないため、周りの人も気づくことはないと思います。

ドナー採取部

問題はドナー採取部です。こちらは術後1か月半時点での暫定評価ではありますが、かなり不満です。端的に言うと、採取株数約2,000に対して採取エリアが狭すぎたと思います。手術翌日と現在(術後1か月半)の後頭部の様子を比較します。

手術翌日

見ての通り、完全に後頭部からのみ採取していて、サイドには手を付けていません。その結果、かなり集中的に採取することになり、特に左側の透け具合が目立ちます。綺麗な長方形になっているのもまったく理解できません。

以前の投稿を見ていただくと分かる通り、手術にあたっていくつかクリニックにお願いした事項に以下の2つがありました。

  • そこまで深刻な状況と考えていないので、株数は1,500~2,000株程度、最大でも2,500株程度に収めたい(M字部分を完全にびっしり埋めなくてもOK)。

  • 普段の髪型は後頭部をバリカンで短く刈り上げるスタイルであるため、将来的にドナー採取部が目立つことのないようにできるだけ広範囲から採取してほしい。

にもかかわらず、かなり狭いエリアから採取していると思います。これは同じクリニックで過去に同程度の株数で手術を受けられた方や、その他トルコ植毛手術例と比較しても結構狭いと思います。
術後1か月後にはほとんど採取部が目立たないケースも多いので、この点はかなり不満があり、クリニックに説明を求めました。クリニックからは、

  • 希望通りに後頭部の安全ドナー部位から健康なドナーを確認しながら
    採取している

  • 画像からは一部抜け落ちて見えるのは、稀に起こるショックロスかもしれない

  • ショックロスは皆さんに起こる理由ではないが、必ず発毛するのでもう少し様子をみて頂きたい

という回答が得られました。私は術前に「後頭部の安全ドナー部位から健康なドナーを確認しながら採取」してほしいとは言っていません。もちろん後頭部の安全ドナー部位から採取してほしいに決まっていますが、だからと言って安全ドナー部位から2,000株超を採取してここまで目立っていいわけがありません。

安全ドナーからのみ採取したい→株数を減らす(その代わりデザインを変更する)
あくまで予定株数は維持したい→採取エリアを拡張する(その代わり安全ドナー以外にも手を付けることになるリスクについて説明する)

この2つの選択肢のどちらかを提示すれば良いだけです。このあたり、カウンセリングを行った医師とオペを行ったチームが別だったこともあり、オペを行ったチームは何も考えていなかったと思います。感覚的には、最初からドナー採取部を決め打ちしてバリカンを入れて、そこから必要な株数を採取したようです。本来は、広範囲にバリカンで刈っておいて万遍なく採取していく(足りなそうであれば外へ外へ拡張していく)というやり方を採用すべきはずです。

オペ前のカウンセリングでも、今思えば移植エリアのデザインにばかり気を取られていて採取部がどの程度の範囲になるかについてきちんと確認を受けませんでした。こちらももっと注意すべきでした。

まだ1か月半なので判断は早いと思いますが、ドナーマネジメントはかなり下手だったと思います。とはいえ、光のあたらない場所ではだいぶ目立たないレベルにはなってきているので、致命的というほどの状況ではなく、現時点では直ちにヘアータトゥーを行うといったことは考えていません。

術後1か月半(後頭部・直接光が当たっていない時)

また2か月が経過した頃に投稿します。

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