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37歳のトルコ植毛記②(前回投稿から植毛当日のカウンセリングまで)

さて、前回の投稿からしばらく経ちましたが、今回は植毛当日までの過ごし方と手術直前のカウンセリングまでの流れについて書きたいと思います。

植毛前日までの情報収集

クリニックが決まってからは事務連絡のやりとりが何回かありましたが、特に特筆すべきことはなかったように思います。それよりも、植毛当日までの間にどんなデザインにするか、どのように伝えるのが良いかを考えて引き続きネットやYoutubeを調べたりしていました。どうしても日本人が出している情報というのは限られるので、外国人(アメリカ人、イギリス人)が投稿していた動画を中心に見ていました。その中で特に興味を持ってよく見ていたものを紹介します。

アメリカ人のMattさんがやっているLet's get hairというチャンネルです。

彼自身も過去にトルコで植毛手術を受け、その経験をもとに1on1のZoomセッションでアドバイスを行ってるようです。今回私は気づくのが遅かったのと、セッションの単価が高かったので受けなかったですが。

彼の動画の面白いところは、有名人の植毛事例を取り上げて、良い点・悪い点のレビューをしているところです。上の動画はFCバルセロナの守護神でドイツ代表でもあるテア・シュテーゲンですが、その他にもウェイン・ルーニー、ジョージ・クルーニー等々の植毛に関するビフォー・アフターのレビューがあって欧米人とは髪質が違うものの様々な気づきがありました。

彼の動画をいくつか見て自分なりにピックアップしたポイントは以下の点です。

  • (特に若いうちは)こめかみ部分に植毛するべきではない。→これは、今後こめかみ部分の薄毛が進行した際に植毛部分と既存毛との間に隙間が空いて、目立ってしまうこと、また、単純にもったいないからです。将来的にさらに前頭部や頭頂部に植毛が必要になることもあり得ますし、そもそもドナーは有限なのでこめかみに使ってドナー部分を減らすのは得策ではありません。

  • M字部分については適度に鋭角を保った方が良い。→上のシュテーゲンの例もそうですが、特に元々M字部分が鋭角に薄くなっている場合には必要以上に丸みを持たせるようなデザインは不自然になります。私自身も元々鋭角なのでそれすらも変えてしまうのはちょっとやりすぎかなと考えて、80度くらいの確度は設けるようにしました。

  • 生え際は下げすぎるべきではない。→詳しいことはよくわかりませんが、極端に生え際を下げてしまうと、①生え際から眉毛、②眉毛から鼻下、③鼻下から顎、までのバランスがむしろ悪くなってしまいます。私自身も今回は、生え際中央のピークの部分(一番低いところ)を下限として、それ以上に下げることはしないようお願いしました。

Mattさん以外にもBrett Maverickさんの動画も参考にしました。

なお、上で紹介したMattさんはこのBrettさんの植毛結果についてもレビューをしています。

このようにひたすらYouTubeの植毛事例を研究して、最終的に私は自分の植毛のデザインや要望につい写真も用いてワードにまとめました。説明は英語で記載していまが、最後にGoogle翻訳したトルコ語も念のため載せています。その一部がこちらです。

手術とデザインについてまとめた要望書

あらかじめ自分の要望を整理しておきたかったというのもありますし、カウンセリングには日本人の通訳の方がついてくださりますが結構サクサク進んでしまうといった口コミも見るので、事前にクリニックにメールで送るとともに当日もこれを見せて要望を理解してもらうようにしました。

植毛前日

植毛前日にはフライトの前に散髪に行きました。私は元々短髪なので、ドナー部分を上の方の毛で隠すこともできないので、一層短くして術後のケアをしやすくしようと考えた次第です。

手術当日の朝撮影したもの

ただ、こうして見てみるとそこまで短くないですね。

植毛前日は24時頃に到着するフライトでイスタンブールに到着しました。欧州在住のためフライト時間も短く、時差もほとんどないのでまったくストレスはありませんでした。
入国審査などを経て空港の外で迎えの車が来るまでに(渋滞の影響で)30分ほどかかってしまいましたが、許容範囲です。ホテルにチェックインしたのは2時前でしたので、チェックイン後はシャワーを浴びて3時頃就寝しました。

手術当日(カウンセリングまで)

手術当日は9時前に運転手と待ち合わせになっていたので8時前に起床して朝食を軽く取りました。朝食会場には数人、手術翌日と思われる外国人の方々がいらっしゃいました。さすがトルコ。

ホテルに着くと日本人の通訳の方が受付にいらっしゃいました。どういうわけかお二人いらっしゃったのですが(一人は研修中というか新しい方だったのかもしれません)。このお二人がとにかく親切で最後まで本当に良くしていただきました。

受付では手術にあたっての誓約書?確認書?のようなものにサインをしました。とは言え、トルコ語で書かれているので全く内容はわからないのですが。

その後、院長室と思われる部屋で男性の医師の方(後から聞くと副院長とのことでした)との間でカウンセリングとデザインの確定を行いました。カウンセリングでは事前に用意したペーパーをもとに改めてこちらの要望を伝えました。頭部を精密機械でチェックしていただくのですが、全体的に髪が太く硬く、2本毛、3本毛が多いので植毛には非常に適しているとの診断でした。このカウンセリングの中で、私が要望書に記載していた「前頭部の前髪の後ろ部分についてもここ10年ほどでボリュームが減っているように思うので可能であればDHIで植毛してほしい」という点については、現状十分に髪の密度も確保されているのでやる必要はない、むしろ既存毛を傷つけるおそれがあるのでやらない方が良いと思うとの見解が示されたので、今回は見送ることにしています。

最終的なデザインはこちらです。

前から
右のコーナー
左のコーナー

生え際は中央のピーク部分を下限として、その左右の隙間を埋めるようにし、M字部分は丸みを作らずにほぼまっすぐこめかみ部分にぶつかるようにしてもらいました。
全体的なヘアラインは直線ではなくジグザクになるようにという点も再三伝えました。

それでは、今回はここまでとし、次回は手術直後の様子について書きたいと思います。ありがとうございました。

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