見出し画像

iPhone 12 miniが思いの外売れてないらしい

iPhone 12シリーズは新規のiPhone販売台数の76%という数字を叩き出し、
その中でもiPhone 12やiPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro MAXは20%前後確保しているにも関わらず、
iPhone 12 miniだけ6%という数字になってしまっているらしい。

iPhone 12 miniが発売される前には、
iPhone SE第一世代並に小型で全画面ディスプレイ搭載端末を望む声は思いの外多かったように感じていたが、
結局は一部のニッチな層だけの声だったということになってしまった…

iPhone 12 miniは発売日に手に入れて、2ヶ月弱使用しているが、とてもニーズに沿った最適な端末だと感じる。

そもそも、そのニーズがかなり少数派なのではないか。

主なニーズはこの4点。

①電話の受発信端末
②出先でのメッセージアプリ利用
③WEBコンテンツ消費を目的としていない
④外装のデザイン

①電話の受発信端末

これは言わずもがな。iPhoneから電話は受けるし、発信する。

もちろんMacやApple Watchからでも受けることはできるが、Bluetoothオーディオ機器が接続されている前提であって、
仕事場や家で常にAirPodsをつけている訳ではないので、iPhone以外の端末での受信は限られる。

そうなると電話がかかってきて、急いでAirPodsを取り出して、接続を確認して電話に出るよりはさっとiPhone 12 miniを取り出してから出た方が圧倒的に早い。

発信する時も、発信履歴や連絡先からアクセスできるiPhoneから発信するのが理に叶っている。

ただこれは、電話をそこまでしないユーザーにとっては当てはまらない。

確かに最近では仕事以外で電話する機会は減ってきた。
年末の大掃除でキッチンの蛇口が壊れた時に、慌ててクラシアンに電話した時くらいしか仕事以外で発信した記憶がない。

そうなると、電話受発信端末としての役割としては、かなりニーズも限られている。

②出先でのメッセージアプリ利用

これは限定的ではなく、広く一般的に当てはまりそう。

基本的に仕事場ではMacから、自宅にいるときはiPadかMacからLINEやSMS、メール等の返信は行っている。
ただ出先の場合や移動中等はやはりiPhoneから行うことが多い。

移動の度にMacやiPadを持っていくのは避けたいし、大きな端末だとポケットに入らない。
そういった状況であれば小さい端末の方が取り回しはしやすい

③WEBコンテンツ消費を目的としない

ここが一番最近ではきっかり分かれるポイントになると思っている。

自宅でWEBコンテンツ、例えばYoutubeやAmazonプライムビデオ、hulu、Netflix、Kindle Unlimited、RSSリーダーで気になる記事のチェック、Twitter、Instagram等

そういったコンテンツを閲覧しようと思った時にiPhoneかそうでないか。

それによってサイズ感はかなり重要な要素になってくる。

自分の場合は、自宅にWindowsのデスクトップもあり、iPadやKindle、Macもあるので、基本的にはそういったiPhone以外での端末でコンテンツ消費はしている

なので帰宅してからiPhoneに触ることはほとんどない

寝る前にアラームをセットするくらいで、それもNFCタグをつけたベッドサイドテーブルにかざすだけにしているので、画面ロックを解除することもほとんどない。

あとはMagSafe充電器に置くだけなので、自宅での使用頻度はかなり低い

なので、iPhone 12 miniが出た当初の他のiPhone 12シリーズよりバッテリー持ちが悪いのではないかという声も、自宅でそこまで触ることがないので関係ないと思っていたくらいだ。

実際使い始めて、夜寝る前に充電する時でも50%以上はまだ残っていることがほとんどだ。

ただし、iPhoneでそういったコンテンツ消費を積極的に行う場合、充電は圧倒的に足らないと思うし、何より画面の小ささが気になってくると思う。

他のiPhoneと比べて、表示領域に大きな差はないと言えど、画面は小さい。

それがメリットでもあって、デメリットでもあるが、動画を観る、電子書籍を読む時はもっと大きな画面の方がいい

小さい画面を一生懸命凝視する形より、椅子にゆったり腰掛けて、ヘッドセットをつけて大きな画面で映画を観た方がいい。

ただパソコンやiPadを所有していない場合は、iPhoneでも全く問題なくできてしまうので、そうなると大きな画面を求めることになり、iPhone 12 miniは選択肢に入りづらい。

かと言ってiPhone 12 Pro Maxは流石に振り切っているのでカメラ性能まで求める人用にはなるが、最低でもiPhone 12 くらいのサイズ感は欲しくなる。

④外装のデザイン

結局のところはここにも行き着く。

所有することや日々持っていることに対してテンションが上がるかどうかはすごく大事だと思っている。

個人的にここ最近のAppleの新製品紹介の動画で一番テンションが上がったのは、間違いなく「iPad Pro 2018」だった。

従来のiPadのデザインから大きく刷新され、全画面ディスプレイになり、何より側面が直線的なデザインとなったことが購入の決め手にもなっていた。

今ではiPad Airにも踏襲されているこのデザインはAppleを象徴するものだと思っていて、最高にテンションが上がるデザイン

今回のiPhone 12 シリーズでは、その最高にテンションが上がるデザインのまま、手の平サイズにしてくれて、もう何も言うことはないくらいに最高だと思っている。

所有欲も満たされているし、眺めているだけで最高だと思える。

ケースをつけていると、エッジ感が少し抑えられているのが気になるところではあったけど、最近購入したパワーサポートのAirjacketで解決された。

ただ、特にエッジデザインに魅かれない人にとっては、無用の長物であり、大きさや価格を考慮するのであればiPhone SE2やカラバリも豊富なiPhone XRが候補に入ってくる。

今のご時世だとマスクをしていると中々解除されないFaceIDのiPhone XRよりiPhone SE2の方が良い気もするが、
そこは画面サイズや使用場所とも相談になってくるのではないか。

スクリーンショット 2021-01-10 15.05.46

PRODUCT(RED)が好きだが、各筐体で色味が違うのも味があっていい。許されるのであれば全て所有したいが使わないことは明白なので我慢。

総括

上記のようなニーズが合致して、

自分にとってのiPhone 12 miniは最適で最良のものだと自信を持って言えるが、

最近ではiPhone1つで何でもできてしまうことが災いして、画面サイズも程々に大きなものが求められる傾向にあるように感じる。

コンテンツ消費をiPhoneで行うことなく、そこそに予算があり、外装デザインに魅かれる人には最適な端末で、この先iPhoneがどう変化していくのか楽しみであると同時に、iPhone 12 miniを超える端末にまた巡り会えることができると嬉しい。

miniをラインナップから外さないでくださいお願いします

補足

もしiPhone 12 miniのデザインやサイズ感が好きだけど、家でのコンテンツ消費にiPhoneは欠かせないし…という人は、
予算に余裕があるのであれば是非iPadの購入をおすすめしたい

先日家族もiPad 第8世代を購入していて、
もれなくiPad mini用に使っていたApple pencil第1世代をお貸し(奪われ)てからは、ちょっとしたメモ書きや日記から、Youtube等の動画視聴のコンテンツ消費はずっとiPadで行うようになっていた。

値段も既存のラインナップの中では安価にも関わらず、画面の大きさやApple pencilの描き心地は十分すぎるほどだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?