2さいのわたし へ 〜人生の棚卸し〜
こんにちは。
おとなのわたしが、こどものわたしへ、てがみをかきます。
あなたのことを、どれくらいおぼえているかな?あっているかな?ちいさなあなたは、ほんとうは、どんなきもちだったかな?
できるだけ、あなたのことをおもいだしたいです。
わたしがおぼえている、いちばんちいさなあなたは、どうぶつえんで、ぱんだのぞうのよこにたっています。
おかあさんといっしょにいたはずなのに、きがついたらひとりでしたね。
「あ、これがまいごというものか。」とおもったよね。
ないたりさわいだりしないのが、あなたらしいよね。そういうときは、おおきなこえでないて、だれかにたすけてもらうといいよ。まもってもらうといいよ。
おとなになってから、そのときの、あなたとぱんだのしゃしんをみつけたよ。
2さいとかいてありました。
しゃしんをとっているあいだのことを、まいごだとおもったのかな?すぐにおかあさんにあえてよかったね。
つぎにおぼえているのも、たぶん2さいだとおもいます。
おひるねからおきたら、いえにだれもいなくて、さみしくてないたことです。へやがすこしくらくて、おねしょもしてしまって、かなしかったよね。
すぐにおかあさんがかえってきたのかな?そのときのこと、わたしはおぼえていません。
きっとあんしんして、うれしかったよね。
さみしいことはわすれたくて、うれしいことはおぼえていたいのに、さかさまになってるなんてへんだよね。あなたはうれしいこと、おぼえていてね。
ようちえんにはいるまえから、おにいちゃんがすきだった?
おとうさんと、あんまりあそばなかった?
おかあさんは、わらっていた?
どんなかぞくだったのかな。いまから、のぞきにいきたいな。あなたをたくさん、わらわせてあげたいな。
さいごに、だいじなことをいうね。
かわにあそびにいくことがあるけど、くーらーぼっくすのうえにのってはいけないよ。
おちてあたまをけがするから。けがしたところは、かみのけがはえてこなくなるからね。
よろしくね。
こんどは、ようちえんのあなたに、てがみをかくね。
またね。
さん より
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