スマートリモコンでエアコンを使うとカビが生えるかも!?
1年以上、気づかず焦った
どうにもカビ臭さが気になり、昨年、エアコン(三菱電機の霧ヶ峰)を買い替えました。エアコンにカビが生える原因の一つは”結露”です。冷房時にフィンについた水分が、運転停止後にカビの温床となります。
以前、私が使っていたエアコンにも”内部クリーン”という、冷房の停止後、フィンを加熱して水分を除去する機能がありました。しかし認識不足で使わないでいたらに、フィンにカビが生えてしまったというわけです。今回、買い替えたエアコンにも同等の機能があり、早々にOnにし、安心しきっていました。
しかし、IoT化したのが裏目にでて、”内部クリーン”がまったく機能していないことに、1年以上たってようやく気付きました。
エアコンの設定はどこに保存されているのか?
リモコンとエアコン本体の関係を考えてみれば、おおよそ推測できます。リモコンで本体機能の詳細な"設定"を行い、その状態はリモコンに表示されています。では、その設定はどこに保存されているのでしょうか?。
たぶん、設定はリモコン内部にのみ保存され、エアコン本体には保存されていないと思われます。仮に、本体に保存されていたとすると、本体からリモコンに情報を送信し整合性とる必要がでてくるためです。
リモコン側にのみ保存されていたとすると、前回から引き継ぐ設定は、毎回、リモコンからすべて送信されていると考えるべきだと思います。
エアコンの一部の操作がNature Remoから行えない
"内部クリーン”表示と信号
本体への送信のしくみが推測できると、スマートリモコンという、(付属ではない)別なリモコンを使った場合の懸念事項が思い浮かんできます。
今回、問題にしている"内部クリーン”という設定は、各エアコンのオプション機能であり、スマートリモコンのプリセットには無い機能です。"内部クリーン”を有効するには、"内部クリーン"の信号を学習させて、別途、送信する必要があります。
言い方を変えると、スマートリモコン使う場合、付属のリモコンに"内部クリーン”が有効との表示があったとしても、本体の状態とは無関係ということです。
対処方法
あれこれいじってみて、"内部クリーン”を有効にしていた場合、停止ボタン送信時にも、"内部クリーン”の信号を送っているっぽいことがわかりました(赤外線信号を解析したわけでなありません)。
そこで、"内部クリーン”を有効にした状態で、停止ボタンを押して信号を学習させ、そのsignals.idを送信してみたところ、意図したとおりに、内部クリーンが有効になった状態でエアコンを停止させることができました。(本体側のランプで確認)
まとめ
エアコンのリモコン信号は複雑というのは聞いていましたが、今回のことで、ようやくその意味が理解できました。
幸い、買い替えたエアコンにカビは見当たりませんでしたが、もう数年気づかずにいたら、また、カビだらけにしてしまったかもしれません。少々、焦りましたが、結果オーライです。
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