ジミーの「妄想回顧」🧐#6 平塚競輪決勝 〜その時、選手は何を思っていたのか〜
押忍!ジミーだ!
しばらく書けていなかった妄想回顧シリーズ。
まず初めに、『妄想回顧』とはG3以上のレースの決勝を個人的な独断と偏見で選手にセリフを付けて競輪を知らない人でもわかるようにレースを振り返っていくシリーズになります。
書き続けていた妄想回顧も決勝を外したことで一度中断して、その後当たったり外れたりしましたが、一度中断してしまったのが良くなかったのかモチベーションが保てずしばらく間隔が空いてしまいました。
ただ、今回のG3平塚競輪決勝のレースを見て個人的にかなり熱くなったのとこのままではダメだなと感じたことからもう一度書き始めようと決意しました!
外れた時のメンタルで考えるとなかなか書けそうにないですが、的中した時はしっかり良いものを書いていこうと思いますので改めてよろしくお願い致します!
そんな、やる気にさせてくれたレースとは一体どんな内容だったのでしょうか、、
今回の平塚競輪決勝戦、メンバーはこちら↓
いつものように、力のある選手がきっちり結果を出して決勝に勝ち上がりました。
ただ、徹底先行タイプや後ろの為に先行する選手がいない事がこのレースの展開予想を難しくさせていて可能性で考えると地元でホームバンクの和田選手を付けている郡司選手の先行が一番可能性が高いと見ていました。
ジミーの決勝予想はこちら↓
内容を見ればお分かりかも知れませんが、今回の妄想回顧の主役は
9平原康多選手
関東の横綱、競輪界のトップスターがどんな走りをするのか。。
それでは、妄想回顧スタートです🚴♂️
ラウンドガール「やっと終わったわ。。」
1古性「赤パンの1番車。ここがワイの定位置や。今年のグランプリはここ平塚やしもう切符は持っとる。今回はちょっと車出てないけどワイには横があるんや!お腹冷えるからズボンあげとこ」
2和田「ここは俺のホームバンク。同い年で同期の5郡司が頑張ってくれるやろうし地元の牙城は俺が守る!お腹冷えるからズボンめっちゃ上げとこ」
9平原「和田くん、ズボンはこれくらいで良いんだよ。それにしても今回は俺が主役って言ってたけどわかってるねジミーくん。今回の俺は一味違うかもよ」
5郡司「何言ってんですか平原さん。前回の優勝者は僕ですし、ここは僕らの地元。次は僕のホームの川崎記念があるし仕上げてるんですよ」
「ホームの和田に勝ってもらってもいいんだけど、あいつに自分が勝つ走りをしてくれって言われたからちょっと迷ってはいますけどね」
実況「体制完了!」
観客「ざわざわ.....」
実況「号砲鳴りました!第12レース決勝戦スタートしました!」
9平原「誰も行かないか。なら仕方ない」
5郡司「この決勝やっぱり迷うな。地元だけど真久留のホームだし。古性君が行かないなら前取ろうか。まだ間に合う」
1古性、4山田、9平原「このメンバー中団じゃないと勝てないぞ」
5郡司「前は取れた。前がもつれてくれれば俺がかます!」
1古性「さぁ、王者の走り見せたるで!!」
5郡司「古性君確認。オーケー、ここまでは想定通り」
4山田「フッ、この位置はチャンスだ。僕への警戒は薄いはず。なめるな!」
4山田「これで古性さんを切れば勝負できる位置になる!」
9平原「山田君。そこで緩めてるようなら甘いよ。もっとがっつかないと」
9平原「初手からこの未来は見えてた。後は郡司君を出して中団から決めるよ」
5郡司「俺の出番だ!もうここからならかまして真久留を勝たせる!」
5郡司「!!??、3番手が空いている?真久留も自分が勝つ走りで良いって言ってくれてたしこれはチャンスか?」
4山田「くそっ、口開けてしまった。。でも、もうこの位置は譲れない、横でどうにか!」
5郡司「これはやってしまったかもしれない。。どう立て直す?平原さんが緩めるならもう一度仕掛けるか?でもバック踏んで俺も、きっと後ろも脚使ってしまったよな、、」
1古性「チャンスだ」
9平原「。。。」
9平原「山田君と郡司君がやり合ってる。古性君はまだ来ないにしても郡司君がまた仕掛けて来る可能性は高い」
9平原「やっぱり来たか郡司君。でももうこの位置、出すわけにはいかない!後ろには慎太郎さん。。」
「よし!!行くしかない!!」
「ウォォォーーーーー」
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回想シーン
(ジミーナレーション)
今でこそ、平原さんの為にと戦う若手が増えて後ろを回るレースが増えた平原選手。
ただ、若手時代はかなり先輩を引っ張ってきました。
その頃から上手さはもちろんありましたが、徹底先行と言えるくらいの時代もありました。
そういう見本があるからこそ、ラインで勝負する競輪が後輩に引き継がれ今の強い関東があると言っても過言ではないでしょう。
また、去年のグランプリの宿口選手の平原選手に対するリスペクト具合を見ても平原という選手の偉大さがわかりますね。
現在は、任せられる後輩が増えて番手を回るレースが増えたり、平原選手の自在性が強く目立っていますが当然まだまだ自力もトップクラス。
とは言え、予選ではたまに先行を見るものの、決勝の舞台で佐藤選手が番手とは言え2車での先行。
あの頃の先行が蘇るのか。
それとも、垂れて捲られてしまうのか。
平原康多、39歳。
意地の先行、スタートです!
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実況「平原康多の先行だぁーー!!」
実況「郡司浩平叩けるのかぁー!」
9平原「見てるか後輩達!男には腹を括らないと行けないレースがあるんだっ!!」
5郡司「組み立てミスだっ。。でも平原さんさえ叩ければ真久留にはチャンスが作れる!」
9平原「ウォォォーーーーー!!!!」
5郡司「グァッ..!!越えられないっ、、」
3佐藤「ヒラハラ...」
9平原「ウォォォーーーーー!!!俺の先行をなめるな!!」
3佐藤「平原いけーー!!後は俺が止める!!」
4山田「チャンスだ!!」
2和田「郡司ありがとう!後は俺が!」
3佐藤「そうはさせん!!内も外も俺が守る!」
2和田「グハッッ...」
4山田「内が空いたっ!!」
3佐藤「そうはさせん!!」
4山田「クッッ...」
3佐藤「ドリャァァ!!平原後少しだぞ!!」
1古性「外も回りすぎたし流石にきついか!でもコースはあるはずや、、見えた!!」
1古性「ドリャァァ!!!」
4山田「グッッ...」
9平原「ハァハァハァ...後少しだ!ウォォォーーーーー!!!」
1古性、4山田「オラァァァ!!!」
4山田「古性君やばいだろ!!俺じゃなきゃ落車してるよ!でも僕の方が前に出てる!絶対負けない!」
1古性「王者なめんなや!!」
3佐藤、9平原「ウォォォーーーーー!!!」
3佐藤「平原ありがとう!!でもワンツーまで決めるぞ!後少しだ!!」
9平原「ハァハァハァ...押忍...」
1古性「最後の一発や!!ワシはまだ諦めてへんで!!」
3佐藤「平原!!もうそこだ!!頑張れ!」
9平原「グゥォォォァ!!!!」
1古性「オラァァァァ!!!」
実況「3番佐藤慎太郎が捉えたぁーー!!!」
観客、ジミー「ウォォォーーーーー!!!スゲェーー!!!」
9平原「ハァハァハァ...慎太郎さんおめでとうございます!!」
3佐藤「ヒラハラァ...」
9平原「慎太郎さんが優勝してくれて僕も嬉しいです!ブロック流石でした!」
3佐藤「ヒラハラサァァン...(泣)」
ヘルメット「ポイーー」
と言うわけでG3平塚記念は佐藤慎太郎選手で幕を閉じました!
にしてもこの決勝はすごかった。
平原選手の腹を括った先行。
それに応える佐藤選手のブロック。
最後まで諦めない古性選手と山田選手の競り合い。
番手捲りなんかであっさり決まってしまう事も少なくない決勝戦。
予想に書いてあるように若手の後ろのために駆けられる選手がいない決勝だったので、結果はもちろんですが、展開もかなり気になるレースでした。
そんな中で郡司選手が中途半端になった事で腹を括った平原選手。
そして郡司選手を突っ張っての3着。
平原選手を中心に狙っていったので、結果的に的中はしましたがこの展開は流石に考えていませんでした。
上手く言葉にしてこのレースを表現したいですが、もうこのレースに関してはすごいの一言!
それぞれが得意な分野で力を出し切ればこんなすごいことになるだなって感動しました!
ちょっと残念なのは郡司選手。
打鐘で3番手を取りに行かず先行していれば展開はガラッと変わっていたでしょうし、郡司選手にとっても有利な展開になっていたかもしれません。
ただ、郡司選手はすぐにホームの川崎記念がありますし、この決勝の鬱憤を晴らしてもらいたいですね!
今回は結果的にも無事的中!
租界やnoteで乗ってくれた方に応えられてよかったです!
では、これくらいで今回の妄想回顧#6を終わりにしたいと思います!
実況があるとより熱くなれるので是非動画も見でまでください!
それでは#7でまたお会いしましょう!
押忍!
D.Dジミー
サポートしたい気持ちだけで嬉し。 大切な人に、いつもと違う物や時間をあげてね! 天殺🐉