極上ロマンス


にぼしいわしさんの大阪単独「利きロマンス」を見てきました。感動を抑えきれなくてnoteに綴ろうとしています。

芸人さんの単独を生で見るのは、今回のにぼしいわしさんが初めてだったので、初めから終わりまで丁寧に作り上げられた世界に終始圧巻で、目の前で次々に起こっていく今までに見たことの無いような事態に一時も目を離せませんでした。
どんな生き方してたらこんなおもろい事思いつくんやと途中で腹が立つ時もありました。

賞レースのネタをかけるのでは無く、やりたい事だけを詰め込んでるのが、にぼしいわしさんらしくてかっこいいです。まんまと楽しませられました。悔しいと嬉しいの大決戦です。もちろん嬉しいの圧勝です。単独で使う音源も映像も作られてて、さらにフライヤーを刺繍で作っちゃうなんてぬかりない女達やなと思います。かっこいいです。
要するに、美味いもんだけ詰め込んだオードブルでした。

にぼしいわしさんはおもろい事やってるから見に来いみたいなスタンスやのに、ちゃんと迎えに来てくれる感じがして、そこがめちゃめちゃずるいなと思います。もちろんいい意味で。

「スーパー」は自分も乾燥酷くて同じ場面よく起こるので、最後の終わり方が感動的で凄い好きでした。いわしさんは、スーパーからの親切心によって置かれた、湿った布を使うのは負けと仰ってましたが、その気持ち良く分かります。ただ湿らんことには袋開けれないので、私は周りの人間や自分にどれだけバレずに湿った布を触れるかを意識しています。自分にもバレずに。これが大切です。いかにも触ってないですよ私という顔で触るんです。そうすると湿った布を触って開けたという罪悪感を一切感じずに開けることができます。いわしさんにも是非やって頂きたいです。
そんな事より「アキラとエリー」は言うまでもなくおもろかったです。おもろいに決まってます。

「利きロマンス」は一生続いて欲しいけど、心の内にずっと居座る幻でもあって欲しい、そんな不思議な空間でした。
これだからにぼいわさんの追っかけ辞められないと言わせられる単独でした。これからもお2人がやりたい事をやり続ける姿を見たいと思います。

最後に、OPアクトで 道を通れなかったにぼしいわしでーす といわしさんがバキバキの目で観客を見て言っていたのは、なんか凄かったです。
深い意味を持つのか、それともただ状況を言葉にしただけなのか、ゾクゾクしました。
エンターテイメントを肌で感じた気がしました。

にぼしいわしさんの今までの選択もこれからの選択も応援したいです。今回の単独を生で見れて、あの貴重な空間を味わえて凄く幸せです!
目を離せばすぐに遠くに行ってしまいそうな天才お2人に必死に食らいついて行こうと思います。

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