胃痛だと思ったら胆石性急性膵炎だった その⑤リハビリ、そして伝えたいこと

その④で手術までを書き記しました
その⑤は目が覚めてから退院、そして今現在の状態を書きたいと思います
今回で一区切りの更新となります

2時間前後かかると術前に聞きましたが実際は3時間程かかったようです
穴も4カ所ではなく5カ所開いていました
尿道にはカテーテル、下半身にもオムツみたいなのが装着されていました
15時過ぎに目が覚めてすぐに傷口から痛みが出始めました
背中への麻酔(硬膜外注射)を打たなかったので点滴での痛み止めでしか対応出来なかったので長く苦しみました
17時頃にようやく携帯を見る余裕が少し出来て摘出された胆石も見ました
正直なところ思ったより小さく、量も少なかったです
砂利状とは聞いていましたがもっとわんさか取れると思っていました

夜になって足を曲げたりできるようにはなりましたが寝返りはまだ出来ず…
これを日帰りでやってる病院はすごいなと思いました

翌日、まずはベッドに寝たままレントゲンの撮影を受けました
程なくして尿道のカテーテルも抜かれました
前回もお話しましたが抜ける一瞬は痛かったです

昼前に処置室から一般の病室に戻ってきました
胆嚢が無くなって食事制限する必要が無くなったので、
いきなり常食が出てきました
しかしまだ痛いのと点滴で栄養は補給出来てたせいか2口3口でギブアップ

手術から24時間が経過
やっと少し傷の痛みにも慣れてきました
しかし痛みの次にやってきたのはお腹の張りです
ガスが胃から腸まで溜まってる感覚が不快になってきました
下手をすれば腸閉塞の合併症になる恐れもあるので少し怖かったです
そのために痛くても立ち上がって無理矢理歩き始めました
執刀医も仰っていましたが今の医療では術後はなるべく早く動いた方がいいそうです
食事もなるべく口に運んで腸を働かせるようにしました

術後2日目
痛みはまた一歩引いてきて立ち上がったり歩くのにも慣れてきました
懸念されてたお腹の張りも程よくゲップやおならで放出出来るようになりました
しかし次の敵にして最悪の症状が出始めます

「痰と咳」です

ちょっと喉がイガイガして痰を出そうと腹筋にほんの少し力を込めた瞬間
超激痛が傷口を襲いました
これ、完全にアウトです 痛すぎます
これはダメだと必死に鼻呼吸をしたり喉を潤したりして我慢しました
この苦しみは執筆してる今現在もマシになったとはいえ気を付けてます

しかしこれ以外は順調に回復
点滴の針も外れ、シャワーも解禁、病棟も歩けるようになり、食欲も復活
翌朝の血液検査の結果で退院してもOKと言われました

その血液検査の結果も良好で無事4日目の昼に退院出来ました
食事制限も無く、お風呂にもはいれるようになりました
来月にもう一度MRIと血液検査を受けて摘出した胆嚢の病理検査の結果も併せて結果を聞く事になります


蛇足ありまくりの稚拙な文章でしたがいかがでしたでしょうか
恐らくこの記事を見てくださった方は胃痛に苦しんでる方これから胆嚢摘出手術を受ける方が多いと思います
胃痛なのに胃カメラをしたり胃薬を飲んでも症状が改善しない方は血液検査や腹部エコー等を受けるのをお奨めします
膵臓は胃の裏側にあるので膵臓の炎症を胃痛と勘違いしてしまいます
私は完全にこれでした

また、これから胆嚢摘出手術を受ける方、受けるか迷ってる方
さっさと摘出してもらいましょう
もちろん体に小さいとはいえ穴を空けて切り開く訳ですから
術後痛いのは当たり前です
しかし回復も早く、退院まで時間が過ぎるのは早いと思います
胆石は元となる胆嚢を摘出しないといくら薬で溶かしても何度も再発してしまうようです
何より胆嚢摘出しないといつまでも脂質等の食事制限が続いてしまいます

急性膵炎で2週間弱、胆嚢摘出で1週間
合わせて3週間程の入院生活で決して楽勝って日々ではありませんでした
終わってみればやってよかったと心の底から思っております
数年間の不調の原因が特定出来て解決出来た今は清々しい気持ちです

また今後何かあればその経験をお伝えしたいと思いますが
とりあえずはここで完結となります
同じ痛みや症状に不安を抱えてる方が少しでも安心して頂ければと思います
読んでいただきありがとうございました

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