【データ分析】2023年を振り返る ー中村来生投手ー
どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。
昨年はブログでデータ分析記事を上げていたのですが、今年はnoteの方で上げていきたいと思います。
今日は中村来生投手です。
選手詳細
中村 来生(なかむら らいせい) 投手 20歳 190cm71kg 右投左打 育成ドラフト3位
基本成績
寸評
長身から繰り出す角度のあるストレートが武器の育成右腕。体力作りをメインとした1年目を経て、本格的なアピールが期待された今季だったが、目立った結果を残すことはできず、構想外となってしまった。
分析
Pitch Type
昨年投じていたフォークをなくし、ストレート・スライダー・カーブの3球種で構成していました。ストレートが75%となっており、ストレートを主体に組み立てていたことが分かります。
Pitch Tempo
昨年よりはややテンポが悪くなっていたようです。ただ、ピッチクロックが導入されたとしても問題はないテンポにはなっています。
こちらもやはり昨年よりもテンポは悪くなっています。ただ、こちらもピッチクロックに引っかかるほどではありません。
Pitch Value
中村来の球種別失点増減数です。本来ならば100球当たりに換算して計算すべきですが、どの球種も投球数が100球に達していないため、ここでは単純な失点増減数となっています。
昨年ほどではありませんが、ストレートは未だにマイナスとなっており、主体としている球種でプラスを作ることができていませんでした。
Plate Discipline
中村来の投球内容に関する指標です。
昨年と比べるとスイングさせることはできず、コンタクトはされてしまうという状態となっていました。ストライクゾーンに投じる確率も低くなっており、昨年からの成長は感じられませんでした。
Batted Ball
昨年はなかったライナーが大幅に増えており、捉えられることが多かったことが推測されます。
ライナーが増えたことから推測はできましたが、やはり強い打球が増えてしまっていました。サンプルが少ないとはいえ、59%は高すぎる数字となっています。
Advanced
ほぼ全ての指標で昨年より悪化となっています。特にtRAは10点台となってしまっており、失点するべくして失点していたと言えます。
まとめ
サンプルが少ないため、昨年同様深く分析することはできませんでした。ただ、高卒1年目だった昨年よりも数字が悪くなってしまっており、構想外となるのが不可解な数字ではありませんでした。
もちろん、まだまだこれからの選手のため、ここから一気に伸びる可能性もあるでしょう。カープでプレーする姿はもう見ることができませんが、新天地での活躍を期待したいところです。
画像引用
データ参照
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