先発陣失速の要因はK-BB%の低さではないか
どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。
先週は先発陣失速の要因をローテーションの回し方から探りましたが、今回はK-BB%の高さから探りたいと思います。K-BB%は投手の実力を測るうえで重要な指標であり、数字が大きければ大きいほど良いものとなっています。
先発投手K-BB%
早速、各球団の先発投手の数字を確認していきます。
やはり低い三振奪取能力
この表はK-BB%順となっています。カープは9.8%で12球団中11位/リーグ最下位となっており、非常に低くなっていることが分かります。三振を奪う投手が少ないイメージがあるカープの先発陣ですが、そのイメージは間違っていないようです。
防御率の良さは守備のおかげ?
K-BB%は11位ですが、防御率は4位となっています。結果的に防御率が良いのなら三振を奪わなくてもよいのではないかと思われるかもしれませんが、この防御率の良さは12球団中4位/リーグ1位のUZR=守備の良さに依存しているものであることが推測されるため、先発陣の真の実力であるかは疑わしいところです。tRAが7位であることからも先発陣の実力を疑う余地はあるでしょう。
まとめ
最もリスクの低いアウトの取り方は三振であるため、投手はなるべく三振を多く奪うピッチングをするのが理想ではあります。現在のカープの投手陣はあまり三振を奪えていないため、その理想から離れてしまっていると言えるでしょう。守備が良いために好成績をキープしていましたが、菊池や秋山の衰えも避けられないため、来年以降は守備が悪化することも考えられるので、やはり守備に依存するピッチングではなく、三振を多く奪うピッチングに先発陣全体がシフトしていくことが求められます。
データ参照
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