カープはマクブルームを残留させるべきである
どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。
アイコンから察しが付くかと思いますが、私は熱狂的なマクブルームファンです。今年の夏場以降は、マクブルームのユニフォームを着てマクブルームのお面を被り、マクブルームが打席に入る時はライアァァァァァン!!と大声で叫ぶスタイルをマツダスタジアムで続けていました。
しかし、そんなマクブルームの今年の成績は振るわず、去就は未定で、球団公式インスタグラムなどを見ると退団が濃厚となっています。しかし、私は絶対に残留させるべきであると考えています。
そこで、本noteではマクブルームを残留させるべきであると力説させていただきたいと思います。
今季成績
不振でもリーグ平均レベルだった打撃
まずは、今季のマクブルームの成績を確認していきましょう。
テレビ中継などでもよく見るスタッツでは、打率.221、OPS.659、6HR、31打点と期待外れな数字となってしまいました。
しかし、打撃での得点貢献を表すwRC+というスタッツでは、平均が100に対して99とほぼ平均に近い数字を残しており、リーグの平均レベルの得点貢献力を有していたことが分かります。打撃不振に陥りながらも、チームにしっかり貢献していたようです。
悪くない守備力
打撃で充分に貢献した昨年は、守備の数字が悪く、WARを伸ばせずにいましたが、今年の守備はどうだったのでしょうか。
併殺完成と失策抑止力はマイナスとなっており、やや確実性には欠けていましたが、守備範囲は昨年の-8.0に対して1.2と大幅に改善されていました。今季ファーストを守ったチームの選手ではUZRがデビッドソンに次ぐ2位となっており、守備力でもチーム上位であったことが分かります。
残留させるべき2つの理由
攻守の今季成績を確認していきましたが、続いては残留させるべき2つの理由について述べていきたいと思います。
手薄になってくる外野陣の影響
まず1つ目は、外野陣が手薄になってきているという点です。
マクブルームが守るポジションはファーストですが、その最大のライバルとなるのは、終盤に4番として固定された堂林でしょう。
その堂林ですが、今季はファースト・レフト・ライトでも出場しており、それぞれイニングは329.2/119.1/142.2となっています。マクブルームと違い、外野での出場も充分見込める選手です。
そして、その外野で主にレギュラーとして活躍したのが、西川・秋山・野間でした。その他には末包や堂林、大盛や中村貴なども出場していました。
そのレギュラー3人ですが、秋山は半月板部分切除の手術を行っており、開幕に間に合うかは不明、間に合ったとしてもセンターとして1年間出場し続けるのは難しいでしょう。そして西川は残留するか不明、野間も故障離脱が多く、フル出場は見込めません。
こうなってくると、来季は堂林が外野で出場するケースが増えてくるでしょう。そうすれば残りのライバルは松山やデビッドソンとなりますが、松山は代打の切り札、デビッドソンはこちらも手薄なサードでの出場が多くなるはずなので、若手が出てこない限りはファーストはマクブルームに任せるのが賢明でしょう。
外国人が通用しない近年のNPB事情
2つ目の理由は、昔のように大暴れする外国人が少なってきているという点です。
今年マクブルーム以上に打撃で結果を残した(250打席でwRC+100以上)外国人選手は、同チームのデビッドソンを含め7名しかいません。
優勝チームであるバファローズのゴンザレスや、タイガースのノイジーもマクブルーム以下の成績となっており、多くの外国人選手が不振のマクブルームよりも活躍できていないのが現状というわけです。
昨年並みの成績を残せば外国人ではトップクラス、不振でも多くの外国人よりも優れた数字を残せるマクブルームを切ってでも、新しい外国人選手を獲得すべきなのでしょうか。そこまでする価値がある選手はなかなか市場には出回っていないのではないでしょうか。
まとめ
ファン故の贔屓目が入っているかもしれませんが、どう考えてもマクブルームは残留させるべきでしょう。
もちろん、条件面での折り合いがつかない可能性もあるので、退団になったとしても球団が悪いとは言い切れませんが、もし退団させるのであれば、それなりの外国人選手を連れてきてもらいたいところです。
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