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【データ分析】2023年を振り返る ー斉藤優汰投手ー

どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。

昨年はブログでデータ分析記事を上げていたのですが、今年はnoteの方で上げていきたいと思います。

今日は斉藤優汰投手です。


選手詳細

 斉藤 優汰(さいとう ゆうた) 投手 19歳 189cm91kg 右投左打 2022ドラフト1位 

基本成績

寸評

恵まれた体格を活かした勢いのあるストレートが魅力のドラ1右腕。今年は体作りがメインのシーズンとなるも、15.2イニングを投げて15奪三振と奪三振能力の高さが垣間見えた。フェニックスリーグにも帯同したものの、防御率7.20と結果を残すことはできなかった。来年は二軍で1年間先発ローテを守ることが目標となりそうだ。

分析

Pitch Type

 ストレート・スライダー・カーブ・フォークの4球種で構成され、ストレートの平均球速はリーグ平均を超える147.1km/hでした。ストレートの次にスライダーが多いというオーソドックスな構成となっています。

Pitch Tempo

※ランナーなし時

 Tempo+/-はややプラスとなっていますが、Timer Equiv.は9.5とピッチクロックが導入されても問題ない数字になっています。Slow%も0%となっており、時間をかけて投げることはなかったようです。

※ランナーあり時

 Timer Equiv.は18.5となっており、ランナーを背負うとピッチクロックギリギリであったことが推測されます。なし時には0%だったSlow%が20%となっており、ランナーを背負うと慎重な投球となっていたことが推測されます。

Pitch Value

 ストレートやフォークといった球速が速めの球種はプラスとなっていますが、スライダーやカーブといった緩めの球種はマイナスとなっています。ストレートは自慢の武器であるため今後も数字は伸びるものと思わるので、スライダーやカーブをどれだけ上手く使えるかが今後の成長のカギとなってきそうです。

Plate Discipline

 コンタクト率・空振り率・Whiff%が平均より悪くなっており、意外にも空振りはあまり奪えていなかったことが分かります。
 しかし、Put Away%は平均の17.4%を7%近く上回る24.2%となっており、2ストライクまで追い込めば三振を奪う確率が高くなっていたことが分かります。ウイニングショットとなる球種を既に有していると言えるでしょう。

Batted Ball

 ゴロの割合が多いグラウンドボールピッチャーとなっています。一般的に三振が多い投手はフライボールピッチャーとなるパターンが多いのですが、斉藤はその例に当てはまらないようです。
 また、ライナー率が10%となっており、強い打球が多くなっていたことが推測されます。

 Soft%とHard%が平均より悪くなっており、やはり強い打球が多くなっていたことが分かります。来年はこの数字を改善していくことが求められそうです。

Advanced

 BB%は平均より悪いものの、K%が平均の19.3%を超えて22.4%となっているため、K-BB%も平均より良くなっています。高卒ルーキーとしては充分な数字と言えるでしょう。
 四球が多いこともあってWHIPは平均よりわずかに高くなっていますが、被打率は平均より低く抑えられています。来年は四球も減らし、WHIPを平均以下に抑えていきたいところです。

まとめ

 空振りをそこまで奪えず、強い打球も多くなってしまっているなど課題もありましたが、三振は多く奪えており、収穫もあったルーキーイヤーとなりました。ローテーション投手として帯同したフェニックスリーグでは課題が多く出たようなので、来年も引き続き体力をつけていくことも必要となってきそうです。

画像引用

データ参照


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