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【データ分析】2023年を振り返る ー曽根海成内野手ー

どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。

昨年はブログでデータ分析記事を上げていたのですが、今年はnoteの方で上げていきたいと思います。

今日は曽根海成内野手です。


選手詳細

曽根 海成(そね かいせい) 内野手 28歳 175cm72kg 右投左打 2013育成ドラフト3位

基本成績

一軍

二軍

寸評

チームトップクラスの俊足と、投手以外の全ポジションをこなせる器用さでチームを支える究極のユーティリティープレイヤー。今季は一軍で3年ぶりに安打を放つなど、限られた出場機会でバットでも結果を残した。来季も走守での活躍が期待される。

分析

※昨季の打撃成績は一二軍ともにサンプル不足のため割愛させていただきます。

Pitch Value

※100球当たりの換算は行っていません。

 一軍では0.0のカットボールのみ、二軍では2シーム・カーブ・チェンジアップがプラスとなりました。サンプルが少ないために分析は難しいですが、二軍では2シームが1.7とプラスが大きくなっており得意としていた可能性が考えられます。

Plate Discipline

 一軍でのコンタクト率・空振り率・Whiff%は平均とあまり差がなく、空振りはそこまで多くなかったようです。ボールゾーンスイング率が19%とかなり低くなっており、ボール球を見極められていたことが大きな要因となっていることが推測されます。
 一方で、二軍ではコンタクト率・空振り率・Whiff%がいずれも平均より悪くなっています。こちらはボールゾーンスイング率が41.2%と高くなっており、一軍とは違いボール球を見極められていなかったようです。

Batted Ball

 一軍ではフライボールヒッター、二軍ではグラウンドボールヒッターとなっています。打球方向は一軍ではセンター、二軍では引っ張りが最も多く、打球の強さは一二軍ともにHard%が平均以下となっています。ただ、特に一軍はサンプルが少ないため、あまり参考にはなりません。二軍は多少参考にはなりそうですが、Hard%が20.0とかなり低くなっており、パワー不足感は否めません。

Advanced

 一二軍ともにBB/Kは0.33とそこまで低くはなく、ある程度選球眼はあるようです。打率~ISOの数字はいずれも低く、打撃にはかなり課題があることが改めて分かります。走塁面は一二軍ともにSPDは平均以上、UBRはプラスとなっており、やはり足ではしっかりと結果を残せているようです。

Fielding Standard

一軍

二軍

 一軍ではセカンド・サード・外野の5ポジションに就きました。最も出場機会の多かったライトでエラーが1つありましたが、基本的には無難にこなせていたようです。
 二軍ではバッテリー以外の7ポジションに就きました。サードとショートで1つずつエラーがあり、守備率(FP%)がかなり低くなってしまいました。

Fielding Advanced

一軍

二軍

 一軍では良化したスタッツが多くなっていました。特にライトではARM(送球による貢献)が2.2とチームトップの数字をマークしており、少ない守備機会でかなり強肩をアピールしていたことが推測されます。
 一方で、二軍ではマイナスのスタッツが多くなっていました。ただ、セカンドではUZRが0.5となっており、守備固めとして問題ない程度に守れていたことが推測されます。

Win Probability

 こちらの項目は一軍の数字のみを掲載します。
 全てのスタッツがマイナスとなっています。打席数が少なかったこともあり、数字を伸ばすことはできませんでした。

Value

 こちらの項目も一軍の数字のみを掲載します。
 打撃(Batting)でのマイナスを走塁(Base Runnning)と守備(Fielding)でカバーし、WARは0.3とキャリアハイの数字を残しました。これは上本と同じ数字となっており、限られた出場機会で自身の役割をしっかりと果たしてチームに貢献していたことが分かります。

まとめ

 打撃では苦しみながらも走守、特に守備で結果を残し、WARはキャリアハイとなりました。勝負どころで代走起用ができ、その後はどのポジションにも入ることができるというユーティリティー性は唯一無二のため、来季も基本的に一軍に帯同することとなるでしょう。

画像引用

データ参照


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