OZRO SAURUSと俺かな

 OZRO SAURUS、横浜アリーナライブお疲れ様でした。そして自分たち<サイプレス上野とロベルト吉野>をあの大舞台に呼んで頂き本当にありがとうございます。
 いつもは酔っ払って“マッチョ!マジやべ〜!!”とか呼び捨てしてしまいゲンコツ喰らう俺ですが今回ばかりはちょっと書かせて頂きます。まあ、俺個人の文章だからどうでも良いんだけど。

 昨日のアリーナの感動はみんなわかってるけど、それよりもくらったことが多すぎる。長くなるけど俺とオジロの話を書いて行きます。
 
 オジロというかマッチョ君と出会ったのは多分14歳かな?マッチョ君は2個上で武相高校を既に辞めてたかも知れないけど“東京ストリートニュース”とかで取り上げられている新世代スターだった。勇気を振り絞って遊びに行った横浜の小さなクラブで「マッチョ君でしょ?俺はドリームランドの上千代だよ!マジやばいよね、ライムダーツ!」とかほざいてたら「なんだ、お前?」って感じに怒られた。その後、17歳で迎えたBAY HALLでのライブコンテストのゲストライブがオジロでオレ達は名前を売るためにエントリーしてた。なんだかんだ2位になった。周りは歳上ばっかだからイラついてたけど俺たちは調子こいてた。したらライブ終わって楽屋を歩いてるマッチョ君がいた。お世辞にもお客さん居なかったし怒ってるかな〜って思いつつ“仕掛け”たら「お前、上千代じゃん!まだ生きてんのかよ!」とか色々言われながら爆笑してくれて繋がりが生まれました。その当時マッチョ君と繋がりがあるのは高校生のステータスだったけど、俺は放棄して応援指導部の活動に全力を注ぎました(高校生として当たり前)。結果、通っていた横浜高校が春夏連覇して最高でした。

 んで大学も推薦合格(何もしてない、ズブズブ)しちゃって何もやることない18歳の冬が到来した時に“鬼だまり”に行きました。そこでもマッチョくんが居て「何してんだよ!上千代!」って言ってくれて「俺、サイプレス上野に変わったんすよ!間違えないで!」「は?サイプレスかよ!笑」って言ってくれたのを覚えています。その後もなんとか自分達の活動を続けつつオジロは当然幅を拡げまくります。

 そうして活動を続けているとLafayetteという一蓮托生のブランドと出会い、「上ちょ、マッチョ君と仲いいっしょ?」と言われ「ま、まあ仲良いっすよ!!」とか適当に返したら周年ライブ呼ぶって話になりびっくりして「た、多分仲良いっすよ!」と言い直しました。
 当日、サイプレス上野とロベルト吉野からOZRO SAURUS。はっきり言って横浜のシーンでこれは出来ません。それでも俺たちは俺たちなりにライブをぶっかましたらマッチョ君、SN-Z君が“お前ら超えるから”って言ってあっさり超えられてぶっ殺したくなりました。ただ、その後はずっと会話してて、日を明けてからも何故かオジロのライブの楽屋にもヘラヘラいる存在になってました。マッチョ君から「お前今から来れない?」って連絡きて「今仙台だよ!行くよ!」って爆笑しながら袖でライブ見てました。ぶっちゃけ俺を嫌がる怖い先輩方もいましたが、俺はヘラヘラしながらなんとか生き残った。オジロはそんな俺を友達として付き合ってくれた。先輩とか後輩じゃなくて友達。

 想い出が長すぎるから端折るけど、名物A&Rのトヨさんの結婚パーティーがあってそこで“Area Area”を俺が歌うって話になって、「そりゃ歌えるけどソラではエグいっしょ!しかもマッチョ君いるし!!」ってぐちゃぐちゃゴネまくってたけど結局撃沈。“お前オジロ全然好きじゃねーじゃん!“って先輩方に詰められて泣いた。凄く悔しかったけど、オジロを盾に自分を偉そうにする先輩ラッパーが本当にダサいと思った。お前らだよ?な。もう先輩ヅラで連絡しないでくれ。俺が思うオジロはこんな事で笑わない。現実的に帰りはDJ SNーZ君がドリームまで車で送ってくれた。「お前も大変だな、よくやってるよ!」って言ってくれて。したら速攻で電話きて「俺のMIX CDでVILI VILI ダブやんね〜?マッチョもお前なら良いって!」って言われて。ビリビリすぎて死ぬだろ、そんな電話。シンゴさん、勘弁してよって。

 で、ヤサでプリプロしたり色々した後にリリパがagehaであって、その時俺は女性口説きMCバトルもあった。リハに来ていた元Mighty CrownのSuper Gさんに「てめえ、横浜背負ってバトルで負けたら殺すからな」「ガクさん、そういうバトルではありませ!ちゃんとわかってください!!」「知らねえよ、舐めてんのかよ。バトルだろ?勝てよ…」と言われ本番に臨み決勝戦に臨みました。相手は盟友・NONKEY。お互いマッパで闘いました。デブ2人です。なんとか俺は優勝しましたが“横浜的には全部終了だ…これから説教大会だしもうライブもできね〜”と凹んでいました。ですが、周りの出演者達にメチャクチャ祝われて賞金を酒に溶かしましたが口説いた女の子たちはSKYーHIんとこに行ってて誰1人居ませんでした。まあ、その後に一緒にナンパ行きましたが。

 そのナンパ失敗の後、朝日が登り始めた外のバーカンにマッチョ君と Supur G先輩が居てぶっ殺されると思いつつ話をすると「すげーな!やべーー!!」「お前、見直したよ!!」と意味がわからない賞賛を受け、「お前は最高だよ!」とマッチョ君に言ってもらえました。

 ここしかない。

 そう思った俺はマッチョ君に「一緒に曲やりましょう!今しかない!」と優勝と酔いの勢いも重ねてぶっかましました。横浜の人間がOZRO SAURUSに何かを頼むということはマジで恐竜になんか話すのと一緒です。だから俺はマッチョ君が誰かと簡単に曲をやる事が大嫌い。これは譲れない。

 「良いよ〜!だってウケんじゃん、お前ら!」

 あっさりオッケー頂きました。
 
 そこからも色々あるんでまた書きますで良いですかね?長いし面倒く臭いし。

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