これから「モノ」が売れるのか?

今年の2月ごろから新型コロナウィルス感染が拡大し

人々は動かなくなり(動けなくなりかな?)

景気は低迷しています。


人が移動しないとこんなにも景気が悪くなるのかと

実感しています。


有田焼が不景気なのはなぜ?

観光地でもない有田がなぜ今不景気なのか?

有田は確かに観光地ではありません。

とはいえ、中国や台湾、韓国やヨーロッパのお客様も

多くいらしていたことは確かです。

その方々が有田にお越しにならなくなったから不景気なのか?

そうではないですよね?

そのくらいで不景気になるような産業構造ならヤバイです。


観光地にある温泉旅館、割烹料亭、レストランなど

休業やお客様が少なくなっています。

そうなると焼物を使う機会が減ります。

使わないと割れない

割れないと追加注文が来ない。

そして、発注元である旅館などが不景気だと

器にお金をかけれなくなってしまいます。


バブルが崩壊して有田が影響を受けたのは

高級割烹料亭などでの接待が減り

そこからのご注文が減ってしまったから。


そして最近では個人のお客様用に焼物を作っているところも多くなりました。

波佐見焼を真似するような、手を減らすような焼物が増えました。

でも、販売していた百貨店や雑貨店も入店者数が減っています。

展示会も中止になったり

展示会場への入場制限があったりと

そこでの販売金額も減っているようです。

業務用、一般用どちらにしても

ものすごく世の中の景気に影響を受ける業界だと思います。


今回のコロナ禍の影響はいつまで続くのか?

多分、2~3年はかかるでしょう。

そこまでどれだけの窯元、商社が持つでしょうか?


友人の絵付師は会社で絵付けの仕事はしていないといいます。

成形の仕事をしているそうです。

成形とは焼物の形を作る過程。

ものすごく力を使うのでほとんどが男性がする仕事です。

それを今までずっと座って絵付けをしていた女性がする。

能力の無駄遣いとしか言いようがありません。


この状況をどうしたらいいのでしょうか?


考え込んでしまいます。

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