第五福竜丸見学

仲間たちと第五福竜丸を見に行きました。
もちろん自転車で。

今日もいろいろな自転車で

第五福竜丸展示館。大きさがわかりにくいけど巨大です。

中に入ると…
巨大な木造船がある。

第五福竜丸は1954年(昭和29年)にマグロ漁を行ったいたマーシャル諸島のビキニ環礁で、アメリカが行った水爆実験で被爆し、1名の方が亡くなられた。
ここで初めて知ったことは、当時近くに多くの日本のマグロ漁船が出ていて、第五福竜丸の近くにもたくさんいたことだ。そして、日本近海から太平洋の広い地域に出ていた漁船の魚から放射能が検出され多くの魚が廃棄されたことだ。また、マーシャル諸島の住人も被爆している。さらにアメリカは多数の被爆者を出しながら水爆の実験を続けた。

こういうことは行ってみないと分からなかったことだ。
第五福竜丸の乗組員たちには少額ながら補償金が出た。
このことで他の漁船から、また、関係ない市民からも妬まれたらしく、乗組員のその後の人生も大変だったそうだ。

死の灰。

外には引き上げられたエンジンがある。

第五福竜丸は被爆後に東京水産大学の練習船になり、1972年(昭和47年)に廃船になった後、第五福竜丸展示館のある夢の島に捨てられていたものを1976年(昭和51年)に展示することになった。

近くの目立たないところにマグロ塚があった。本来マグロが廃棄されたのは築地らしいが、今はここにある。

被爆してから70年経っているけど、もっと知られてもいいのではないだろうか。

帰りに東京ゲートブリッジに寄る。
若洲側から橋の上を歩いてもいいらしいので歩く。

反対側は降りれないようになっている。

海の森競技場。
強風のため誰もいない。
もったいない施設だ。


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