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見よ!サイバー流は進化した!烙印型【サイバー・ドラゴン】

皆さんどうも、しゃあです。

ここ数ヶ月某ウイルスのせいで長らく自粛生活をしておりました。仕事も忙しく、なかなか趣味の時間を作れない状態が続いており、遊戯王とは無縁の生活をしていました。そんな中、今月に入り少し仕事も落ち着いたタイミングでチーム戦のお誘いを受け、約半年振りのCSに足を運ぶ事となりました。久しぶりのCSで緊張しまくり、ミスしまくりでしたが、なんと、、まさかの、、、『優勝』してしまいました。

これをいい機会と捉え、使用した構築に関する自分なりの考えをまとめようと思いこの度筆を執った次第です。稚拙な文で読みづらい点多々あるかとは思いますが、何卒よろしくお願いします。

はじめに

今回は2022年3/13日(日)に開催されたプルガトリオ杯3人チーム戦で使用した【烙印型サイバー・ドラゴン】通称【烙印サイバー】について解説していきたいと思います。

【烙印サイバー】って何?

・普通の[サイバー・ドラゴン]と何が違うの?

[サイバー・ドラゴン][烙印]要素を入れるメリットは何?

【烙印サイバー】の強みって何?

・どうやって展開するの?

本記事では上記の疑問に答えつつ、各カードの採用理由や、展開方法、デッキの強みなどご紹介出来ればと思います。※4月から環境が変わるので今回はサイドデッキに関しては割愛させていただきます。

使いたいけど回し方が分からない人や、純の[サイバー・ドラゴン]に飽きてきた。【烙印サイバー】に興味がある。など、少しでも気になっている方には是非読んでいただけると幸いです。

1.構築


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今回使用した構築がこちらになります。

戦績は個人6-1  チーム6-1で優勝

大会を少し振り返ると、選択権がある時は全試合〈後攻〉を選択、ほとんどが後攻ワンキルでした。チームメイトもメインの内容が少し違う【烙印サイバー】を使用し、結果は4-2-1だったのでデッキ自体のスペックは非常に高いと思います。

構築経緯としては去年の11月頃から回し始め、サイバー流有識者と意見を交換しながら発案・実戦・改良を行い構築の最適化を図りました。かなり尖った構築となっており、最初はなかなか実戦で勝てずにいましたが、段々と回し方が分かるようになりプレイングも追いついてきたという流れです。構築の基盤を作って下さった有識者には感謝しております。


2.デッキ概要

【烙印サイバー】とは名前の通り[サイバー・ドラゴン][烙印]を組み合わせたもので、簡単に言えば《烙印融合》を出張させた融合特化型の[サイバー・ドラゴン]です。その為[サイバー・ドラゴン]要素が多く採用されており、逆に[烙印]は《烙印融合》が3枚《アルバスの落胤》が2枚と最小限の採用となっています。構築を見ての通り、あくまでも[サイバー・ドラゴン]を主軸としているので、選択権がある場合はメイン戦から〈後攻〉を選択します。豊富な捲り札と手数で盤面を荒らし、後攻1ターンキルを狙うというのがデッキコンセプトです。

デッキパワーが非常に高く、実戦では烙印エルド以外メイン戦は全勝。毎試合引きが良かったのは否めないですが、それを加味してもほとんど後攻ワンキルを決めているので相手によってはイージーウィンという流れでした。《烙印融合》による強力なデッキ融合と、《パワー・ボンド》を使った圧倒的なパワーで全てを破壊します。

烙印型は従来の[サイバー・ドラゴン]とはまた型が異なり、非常に面白い動きが出来るので個人的にオススメのデッキです。『鬼にならねば見えぬ地平がある』という名言がありますが、環境デッキのパワーを取り入れて勝利をリスペクトした結果でもあり、これもまた新しい[サイバー・ドラゴン]の形としてご理解頂けますと幸いです。

3.純構築との違いについて

【烙印サイバー】の強みを説明する前に純の[サイバー・ドラゴン]について少し触れたいと思います。

・純[サイバー・ドラゴン]はエクシーズ召喚が中心

従来のテンプレ型の[サイバー・ドラゴン]はエクシーズを展開の基盤とし、《機械複製術》や《銀河戦士》を使ってランク5に繋げて展開していきます。《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》や《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》を経由し、複数体モンスターを展開した後に《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》→《オーバーロード・フュージョン》からの1ターンキルという流れです。融合・エクシーズ・リンク全てを使いながらワンキルを狙う、ある意味後攻型の展開系とも言えます。では、【烙印型】はどの辺が純の[サイバー・ドラゴン]と違うのか?

・【烙印サイバー】は融合が展開の軸

端的に言うと【烙印サイバー】と純の[サイバー・ドラゴン]の明確な違いはエクシーズを捨て融合に特化している、という点です。そもそも《烙印融合》の制約で融合縛りがついてしまいエクシーズ召喚ができないというのもありますが、融合に特化する事でよりパワーが増しています。

それに伴って構築も大幅に変わっております。今までのエクシーズ軸の構築だと特定の2枚の組み合わせ(下級+複製や銀河戦士+ヘルツ)で成立していた初動を《烙印融合》や《サイバー・ドラゴン・コア》+《サイバー・ダーク・キメラ》の融合ルートの2つに絞る事で"汎用カードを入れる枠の確保"+"手札事故の緩和"を両立させています。故に《機械複製術》は採用せず、それに付随して《サイバー・ドラゴン》の枚数も減っています。(3枚→1枚)初手に2枚以上手札に来てしまう裏目を消せるのはある意味メリットだと考えています。また、エクシーズに繋げる初動は枠を多く取りがちで、例えば《機械複製術》を使用する場合対象となる《下級サイバー》を複数枚採用し、そこからリクルートする為の《サイバー・ドラゴン》が3枚必要になってきます。

これらのエクシーズに必要なパーツを取り除き、展開パターンを融合のみに絞ったという点が純の[サイバー・ドラゴン]との明確な違いとなります。


4.《烙印融合》の強み

《烙印融合》を採用する事で得られるメリットは大きく分けて3つあります。

①《烙印融合》一枚のみでワンキルが可能

周知の事実とは思いますが《烙印融合》1枚でワンキルが成立します。相手の場にモンスターがいない事が条件となりますが、より少ない手札で、より最低限の動きでワンキルする事が可能となったのは大きなメリットだと考えています。また、ワンキルルートを簡素化した結果、召喚・特殊召喚を4回以内で抑える事ができる為、《増殖するG》や《原始生命体ニビル》に対しても強気に動けるのもメリットだと考えています。

②《烙印融合》で《サイバー・ドラゴン》にアクセスできる

[サイバー・ドラゴン]というテーマは二枚初動であるが故に手札事故がよく起きるテーマです。初動の組み合わせの悪さや《サイバー・ドラゴン》モンスターに触れる札を1枚も引けず何も展開出来ない、ということが頻繁に起きます。その為、いかにして事故率を下げるかが永遠の課題でした。

それらを解決したのが《烙印融合》であり、初動を安定させるメリットがあります。《烙印融合》1枚で手札と墓地に《サイバー・ドラゴン》を揃える事ができ、加えて[サイバー]ギミックさえあれば更なる展開へと繋がります。

③先攻時の妨害、リソースの確保ができる

先攻においては《氷剣竜ミラジェイド》の存在が偉大です。妨害を立てつつ次のターン以降の初動を確保する動きができます。この構築では採用しにくい《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》の穴を埋めてくれる役割があり、[サイバー・ドラゴン]が苦手とする先攻を補完しています。《烙印融合》1枚のみで強力な妨害を用意でき、手札消費が少ない割にリターンが大きいので先攻においても隙がありません。先攻時にリソース切れしやすい[サイバー・ドラゴン]にとっては大きなメリットだと考えています。

5.各カードの採用理由と解説

メインデッキ42枚

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各カードの採用理由を掘り下げて解説していきます。

・《サイバー・ドラゴン》×1

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テーマの代名詞モンスターであり、《パワー・ボンド》の融合素材です。従来のテンプレ型の[サイバー・ドラゴン]とは異なり、《機械複製術》を抜いている点、《烙印融合》でデッキ内から落とした《サイバー・ドラゴン・ヘルツ》のサーチ先として必要、という理由から1枚のみの採用となっています。

・《サイバー・ドラゴン・コア》×3

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ワンキルする際に必須であり、[サイバー]ギミックの「核」となるカードです。②効果を積極的に使う為、召喚権はほとんどこのカードに使います。コスト含めた2枚初動(コストに魔法・罠カード一枚必要)で、②の効果で《サイバーダーク・ワールド》をサーチしてワンキルを狙います。③の効果は墓地リソースとして使え、下級サイバー達もリクルート可能です。このカードがあるか無いかで勝敗を左右すると言っても過言では無いので、最大数の3枚採用となっています。

・《サイバー・ドラゴン・ヘルツ》×2

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主に《烙印融合》のコストで落としデッキ内から《サイバー・ドラゴン》をサーチし、融合素材を確保する役割を担っています。③効果のお陰で貴重なリソース源となります。

素引きした際は《パワー・ボンド》の融合素材にするのはもちろん、《禁じられた一滴》や《アルバスの落胤》《サイバネティック・ホライゾン》のコストとしても使用します。また、手札にある場合《烙印融合》と組み合わせる事で面白い動きができるので2枚の採用となっています。(展開は後程紹介します)

・《サイバー・ドラゴン・ネクステア》×1

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墓地の攻撃力または守備力が2100の機械族モンスターを蘇生できます。《サイバネティック・ホライゾン》のコストとして一度墓地に行ってしまった《サイバー・ダーク・キメラ》を蘇生する際に使用します。他にも《サイバー・ツイン・ドラゴン》や《キメラテック・ランページ・ドラゴン》などの融合体を蘇生できる為、展開しきった後の貫通札として優秀です。

使用する場面が限られており、《エマージェンシー・サイバー》で必要な時に持って来れる、という理由から1枚のみの採用となっております。

・《サイバー・ダーク・キメラ》×1

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[サイバー]ギミックでワンキルする時の必須カードです。《サイバーダーク・ワールド》からサーチ可能で、①効果を使って《パワー・ボンド》サーチと融合範囲拡大(墓地融合)を行います。《パワー・ボンド》サーチ後は《サイバー》名称のモンスターしか融合素材にできない制限が付きます。

召喚権の兼ね合いで2枚素引きは弱く、墓地に行っても《サイバー・ドラゴン・ネクステア》で蘇生できるので1枚のみの採用となっております。

・《サイバー・ダーク・クロー》×2

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《サイバーダーク》魔法・罠をサーチでき、《サイバーダーク・ワールド》か《サイバネティック・ホライゾン》がサーチ可能です。《烙印竜アルビオン》や《サイバー・ドラゴン・コア》に無効系を食らってしまった際の貫通札として非常に優秀です。打点に関しても1600あるので[ふわんだりぃず]の《烈風の結界像》を戦闘破壊できたりします。

また、《神炎竜ルベリオン》の融合素材となる闇属性枠としても役割があります。例えば《ディメンション・アトラクター》下で《烙印融合》を発動した場合、このカードと《アルバスの落胤》を素材に《神炎竜ルベリオン》を特殊召喚。除外された2枚を戻して《氷剣竜ミラジェイド》と繋げることができます。

2枚素引きした場合も1枚で《サイバネティック・ホライゾン》をサーチし、もう1枚はコストとして使用すれば初動になる為、2枚の採用です。

・《アルバスの落胤》×2

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《烙印融合》の素材です。場合によってはこのカードに召喚権を使う時もあります。ちなみにこのカードのおかげで[サイバー・ドラゴン]が苦手とする《超雷竜サンダードラゴン》《エルシャドール・ミドラーシュ》《M・HEROダークロウ》などの突破が楽になりました。(環境にいるかどうかはさておいて)

《烙印竜アルビオン》や《神炎竜ルベリオン》に無効系を当てられた時や、《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》から《氷剣竜ミラジェイド》を出した時に2枚目以降の《烙印融合》が打てなくなってしまう為、2枚は必須と思っています。

・《壊星壊獣ジズキエル》×1

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相手の妨害モンスターを処理するのに貢献します。投げつけた後は《サイバー・ドラゴン》を使い、《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》に変換して処理します。《烙印融合》や《サイバネティック・ホライゾン》の制約下でも使えるギミックなので使い易いです。《サイバー・リペア・プラント》でサーチ可能なので1枚の採用です。

・《増殖するG》×3

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[サイバー・ドラゴン]が苦手な展開系に対して有効であり、[ふわんだりぃず]以外のあらゆるデッキに刺さります。現代遊戯王において最も効果が通りにくい手札誘発ではありますが、効果が通った時のリターンがある程度担保されているカードだと考えています。一度通れば勝ちに近づくカードなので最大数の3枚採用しています。また、相手の《灰流うらら》を消費させるという狙いもあり特に抜く理由はなかったです。

・《灰流うらら》×2

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新制限では[勇者]ギミックが弱体化し、《流離のグリフォンライダー》などに妨害される頻度も減った為、質の高い1:1交換が狙えるカードとして採用しました。

[勇者デスピア]の《烙印融合》や[天威勇者]に対して有効です。しかし、現環境ではデッキトップで引いた時の役割が薄く、《サイバー・ダーク・キメラ》の手札コストとして使用できないという理由でこの枚数ですが、枠があるなら普通に3枚の採用でも良いと思います。

・《エマージェンシー・サイバー》×3

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《サイバー・ドラゴン》モンスターならなんでもサーチ可能です。基本的には《サイバー・ドラゴン・コア》をサーチします。名称ターン1で手札にダブつくと嫌なカードではありますが[サイバー]ギミックの初動であり、2枚目以降は《サイバー・ダーク・キメラ》のコストとして使用できる為、3枚の採用となっています。

ちなみに②の効果は《灰流うらら》で無効化された場合は使用できないので注意が必要です。

・《サイバー・リペア・プラント》×1

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墓地に《サイバー・ドラゴン》が存在する場合のみデッキ内の全ての光属性・機械族をサーチ可能です。サーチ範囲が非常に広く、《エマージェンシー・サイバー》ではサーチできない《壊星壊獣ジズキエル》のサーチや、融合素材の確保と臨機応変に使えるのが利点です。しかしながら、完全な初動とはならない為1枚のみの採用となっております。

・《サイバーダーク・ワールド》×2

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《サイバー・ダーク》モンスターをサーチする効果と、サイバー・ダーク》モンスターを召喚する起動効果を持っています。《サイバー・ドラゴン・コア》からサーチ可能です。《エマージェンシー・サイバー》→《サイバー・ドラゴン・コア》→《サイバーダーク・ワールド》→《サイバー・ダーク・キメラ》と繋げて展開していきます。

素引きが非常に強く、このカード+《サイバー・ドラゴン》モンスターでワンキルが可能(魔法・罠コストは必要)です。《サイバー・ダーク・クロー》と同様の理由で《サイバー・ドラゴン・コア》に妨害を当てられたり、《烙印竜アルビオン》に無効系を当てられた際は優秀な貫通札になる為2枚採用しています。

・《サイバネティック・ホライゾン》×1

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サイバネティック名称なので《サイバー・ドラゴン・コア》からサーチ可能です。また、ルール効果で《サイバーダーク》カードとしても扱えるので、《サイバー・ダーク・クロー》からもサーチ可能な少し特殊なカードです。

手札の「サイバー・ダーク」モンスターを《サイバー・ドラゴン》モンスターに還元出来る点、[サイバー]ギミックの初動を増やしたいという点から採用しています。《パワー・ボンド》を素引きした際に強く打て、EXデッキから《サイバー・エタニティ・ドラゴン》を墓地に送る事で融合体に破壊耐性と対象耐性を付与できます。手札コストを《サイバー・ダーク》モンスターにすればデッキからコストで《サイバー・ドラゴン・ヘルツ》を墓地に送れることができ、仮に効果を《灰流うらら》で止められたとしても《サイバー・ドラゴン》は供給可能なのも魅力的です。

制約として使用ターンはEXデッキから機械族しか出せなくなるので《烙印融合》と同時に引いてる場合はどちらかしか発動できません。

・《パワー・ボンド》×2

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[サイバー・ドラゴン]を象徴とするカードで、《リミッター解除》を内蔵した機械族専用の融合魔法です。《サイバー・ダーク・キメラ》からサーチ可能です。サーチした場合のみ融合範囲が広がるので素引きした時は普通の《融合》と変わりません。

基本的にはサーチしての運用を優先したい為、素引きしてしまった時用に2枚採用してます。《パワー・ボンド》を捨てて《パワー・ボンド》をサーチしてください。

・《烙印融合》×3

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このデッキの完全な1枚初動です。《サイバー・ドラゴン》モンスター+《アルバスの落胤》を素材に《烙印竜アルビオン》→《キメラテック・ランページ・ドラゴン》を出す事で8000LP削り切れます。後攻時はワンキル、先攻時は《氷剣竜ミラジェイド》で妨害を構えます。後先どちらでも強く打て、[サイバー]ギミックと合わせて手数で相手の盤面を越えていくスペックを持っています。

このカード1枚で《サイバー・ドラゴン》を供給でき、初手に必ず欲しい1枚である為、3枚採用です。

・《禁じられた一滴》×3

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相手の盤面に触れる捲り札としては申し分無い性能であり、妨害モンスターをまとめて無効化できるので3枚の採用としています。後攻を取る性質上デッキトップの質を高めたいという意図もあります。

先攻でも後攻でも強く打て、盤面を解決するのに大きく貢献します。コストに関しては同一チェーンで発動した魔法・罠、ダブついたターン1魔法や手札の《サイバー・ドラゴン・ヘルツ》、場に残った使用済みの《サイバーダーク・ワールド》などを使用します。

また能動的に《サイバーダーク・ワールド》を墓地に送れるので、後に《ライトニング・ストーム》が打てなくなるなどの裏目を無くす意味でも必要だと考えています。

・《墓穴の指名者》×2

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《烙印融合》や[サイバー]ギミックに打たれる《灰流うらら》が非常に重く、こちらのやりたい事を通す為に2枚採用しています。特に、初動が細い時などは重宝します。基本的に盤面を捲る時に使うカードではありませんが、[勇者デスピア]の《赫の烙印》や[ドライトロン]の《朱光の宣告者》などに有効です。環境的に《エフェクト・ヴェーラー》が増えているという点でも抜けないカードです。

・《ライトニング・ストーム》×3

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《無限泡影》や《墓穴の指名者》《虚無空間》などを除去してから展開を始めたいので、バック破壊で一番パワーの高いものを採用しています。モンスター・魔法罠どちらもにも対応しており、状況によっては1:1交換以上が期待できるカードなので3枚の採用です。

・《ハーピィの羽根帚》×1

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環境的に《無限泡影》が多く採用されており、それらを一掃する為に採用しています。《ライトニング・ストーム》と異なり魔法・罠しか除去できませんが、無条件で打てるという点で十分に差別化は出来てると思います。自分の盤面が広がったデュエル中盤以降でも打てるのは《ライトニング・ストーム》には無い強みだと思います。

・《無限泡影》×3

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デッキトップで引いても使え、罠カードである事から《サイバー・ダーク・キメラ》のコストとしても活用できます。モンスター以外の手札誘発という点で評価高めです。

環境的に強く[勇者デスピア][ふわんだりぃず][天威勇者]その他幅広く見れます。実際にこのカードのおかげで勝った試合が多く、《墓穴の指名者》で無効にされない点においても評価は高めです。ターン1が無いのも3枚採用の理由の一つとなっています。

以上がメインデッキの解説となります。次にエクストラデッキです。

エクストラデッキ15枚

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・《サイバー・エンド・ドラゴン》×1

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貫通効果持ちのサイバー融合体です。《パワー・ボンド》で出す事で攻撃力8000になります。素材が《サイバー・ドラゴン》×3体と重いですが、《サイバー・ダーク・キメラ》の①効果を使えば容易に出せます。モンスターを複数体守備で出された時に《サイバー・ドラゴン・ズィーガー》と並べて貫通ダメージを狙います。誘発の受けも良く、メジャーな手札誘発に滅法強いのも良い点です。

・《サイバー・ツイン・ドラゴン》×1

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2回攻撃が出来ます。モンスターに対してではなく、直接攻撃もできるのでシンプル且つ強力です。《灰流うらら》をケアする際に出します。《パワー・ボンド》以外にも《烙印竜アルビオン》の効果で出せるので《キメラテック・ランページ・ドラゴン》との選択になります。ちなみに《パワー・ボンド》で出せば《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》と合わせて丁度8000LP削れ、無効系をケアしつつワンキル可能です。

・《サイバー・エタニティ・ドラゴン》×1

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《サイバネティック・ホライゾン》で墓地へ送り、②の効果を使用する為に採用しています。発動ターン中のみ融合体は効果の対象にならず、効果で破壊されなくなります。ワンキルの障壁となる《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》などからフィニッシャーである融合体を守る事ができます。墓地効果を主に使用する為ほとんど場に出る事はありませんが、①効果のおかげである程度の耐性はあるので場持ちはかなり良いです。

・《キメラテック・ランページ・ドラゴン》×2

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フィニッシャーとして1番よく使う融合体です。《パワー・ボンド》や《烙印融合》→《烙印竜アルビオン》効果を経由して出せます。①効果で相手の魔法・罠に触れる事ができ、②の効果を使用後は3回攻撃が可能で単体で6300LP削る事ができます。②の効果で《サイバー・ドラゴン・ヘルツ》+《下級サイバー》を落とせば擬似的なサーチが可能です。

バック破壊、展開補助、フィニッシャーと役割が多く、《烙印融合》→《烙印竜アルビオン》効果で一体目を出した後に[サイバー]ギミックで二体目を出すルートが存在するので2枚必須となっております。

・《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》×1

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マスタールール変更後はあまり活躍が見込めないカードですが、EXゾーンモンスターを楽に処理できるので1枚のみ採用してます。[閃刀姫]リンクモンスター、[@イグニスター]の《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》、他にも《召命の神弓アポロウーサ》《双穹の騎士アストラム》《ヴァレルエンド・ドラゴン》等耐性持ちのモンスターを処理するのに便利です。裏側守備表示でも融合召喚可能なので《下級サイバー》をセットから入れば《増殖するG》を牽制できます。

・《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》×1

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言わずと知れた機械族キラーです。自分で投げつけた《壊星壊獣ジズキエル》を処理する際に必要なので必須です。また、[閃刀姫]リンクモンスターや《召喚獣メルカバー》《天霆號アーゼウス》《セリオンズ"キング"レギュラス》など環境にいる機械族は割と多いので1枚は入れておいて損は無いと思います。

・《氷剣竜ミラジェイド》×2

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先攻時やメイン2で蓋をする際に使います。《烙印融合》からの《烙印竜アルビオン》と《神炎竜ルベリオン》効果で融合召喚し、先攻での妨害と、盤面処理、後続の確保と幅広く活躍します。対象を取らない除外効果を持っているので先攻での妨害だけでなく、後攻時にワンキルの邪魔になる高打点モンスターを除去するのにも貢献します。

手札が下振れた時は《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》からこのカードを出しお茶を濁すので、処理される前提で考えた場合2枚目が必要と考え2枚の採用となっています。※新制限ではアナコンダは禁止です。

・《烙印竜アルビオン》×2

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《烙印融合》を打った際に光属性モンスター(サイバー・ドラゴンモンスター)を墓地に送りたいので必須となっております。

《サイバー・ドラゴン・ヘルツ》を墓地へ送り「烙印竜アルビオン」①効果チェーン1《サイバー・ドラゴン・ヘルツ》③効果チェーン2で組む事で《サイバー・ツイン・ドラゴン》や《キメラテック・ランページ・ドラゴン》を融合召喚できます。また、ターンを跨いだ場合相手ターンに《禁じられた一滴》で墓地へ送る事で②効果を能動的に発動可能です。

《氷剣竜ミラジェイド》のコストで1枚は必須。2枚目以降の《烙印融合》を打った際に2枚目の《烙印竜アルビオン》が無いと《サイバー》融合体を出してワンキルができなくなる為、合計2枚の採用となっています。

・《神炎竜ルベリオン》×1

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主に《烙印竜アルビオン》をデッキに戻す為に使用します。《烙印竜アルビオン》を経由し除外ゾーンの《アルバスの落胤》と《烙印竜アルビオン》をデッキに戻し、EXデッキに《烙印竜アルビオン》が2枚残った状態を維持しつつ《氷剣竜ミラジェイド》を着地させます。

こうする事で《氷剣竜ミラジェイド》のコスト(アルビオン)を1枚確保。そして、エンドフェイズにコストとなった《烙印竜アルビオン》②効果でサーチした《烙印融合》で2体目の《烙印竜アルビオン》を特殊召喚し《サイバー》融合体へと繋げる事が可能になります。

この動きはデュエル中やっても一回なので1枚のみの採用となっております。

・《サイバー・ドラゴン・ズィーガー》×1

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《烙印融合》を使用しない時のワンキルルートで使用します。《サイバー・ドラゴン》+機械族でリンク召喚できるので《サイバー・ドラゴン・コア》+《サイバー・ダーク・キメラ》で出す事が多いです。場と墓地で《サイバー・ドラゴン》として扱うので融合素材として使えます。

パンプUP効果を持ち、自身か《サイバー》融合体の打点を上昇する役割もあります。融合素材を別で確保できた場合は盤面にこのカードが残り、《サイバー》融合体の攻撃力を2100上乗せしてバトルを行えます。展開途中で1枚あれば事足りるので1枚のみの採用となっています。

・《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》×1

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先攻時や手札が下振れた時に《氷剣竜ミラジェイド》を出す為に使用します。使用頻度はそこまで高く無いですが、これがあるだけで妨害を構えられるので必須です。

ちなみに《サイバー・ドラゴン・コア》1枚で《氷剣竜ミラジェイド》に繋げる事ができます。《サイバーダーク・ワールド》サーチ→《サイバー・ドラゴン・クロー》サーチ→追加召喚し、コア+クローでアナコンダ。※新制限からは禁止カードです

・《転生炎獣アルミラージ》×1

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基本的に《サイバー・リペア・プラント》を素引きしてしまった時に《下級サイバー》を能動的に墓地に送りたい時に必要です。

また《下級サイバー》をこのカードに変換した後に相手のEXゾーンモンスターを含めた3体で《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》を出せば攻撃力3600の打点要員を用意できます。必ずしも必須というわけでは無いのでこの枠は別のカードに変えてもいいかもしれません。

6."初動"と"捲り札"について

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初動について解説していきます。初動はこの9枚でどれも《サイバー》融合体に繋がるカードとなっています。他にも《サイバネティック・ホライゾン》+《サイバー》モンスターや、《パワー・ボンド》+《サイバー・ドラゴン》モンスター×2という複合パターンが存在しますが、上記9枚と比較すると要求値はやや高めです。《サイバー・ドラゴン・コア》や《エマージェンシー・サイバー》が無い時は《サイバー・ダーク・クロー》+《サイバードラゴン》モンスターでも初動になったり、例外として《アルバスの落胤》の効果で《氷剣竜ミラジェイド》に繋げる時もあります。

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次に捲り札ですが、モンスターに触れるカードが7枚、バック破壊が4枚、計11枚相手の盤面に触れるカードが採用されています。《無限泡影》は手札誘発兼捲り札として使用でき、《ライトニング・ストーム》はモンスター除去としても使えるので、その時の相手の盤面で判断して使用します。この中で最もパワーが高いのは《禁じられた一滴》であり、コストさえ確保出来ればモンスターでの妨害に偏った相手の盤面をこれ一枚で解決する事ができます。

7.[サイバー]ギミックを使った展開ルート

次に、ワンキルの展開ルートを紹介します。そこまで複雑では無いので、ある程度パターンを覚えればすぐに慣れると思います。

①《サイバー・ドラゴン・コア》or《エマージェンシー・サイバー》+魔法or罠コスト1枚

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これが基本的なワンキルルートです。以下[キメラ]ルートと呼ぶことにします。必要な札は《サイバー・ドラゴン・コア》1枚と魔法罠コスト1枚だけなので要求値も低く再現性も高いです。

ただし、展開途中でリンク召喚を挟むので《烙印融合》を発動してしまった際は手札か墓地に《サイバー・ドラゴン》モンスター1枚が必要になります。仮に手札に《サイバー・ドラゴン》モンスターがいない状態で《烙印融合》に《灰流うらら》を当てられてしまった時は《サイバー・ドラゴン・ズィーガー》を出さなくなる為、素材が足りなくなります。その点は要注意です。

《烙印融合》が通っていた場合だとコストで《サイバー・ドラゴン・ヘルツ》を墓地へ送り、デッキから《サイバー・ドラゴン》をサーチしているので素材問題は解決します。


②《サイバー・ダーク・クロー》or《サイバー・ダーク・ワールド》+《下級サイバー》+魔法or罠コスト1枚

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《サイバー・ダーク》を素引きした際のルートです。《サイバー・ドラゴン・コア》を引いていなくても《サイバー・ダーク》+《下級サイバー》の組み合わせで①ルートと同様の盤面が作れます。※通常の《サイバー・ドラゴン》の場合だと相手の場にモンスターがいれば可能

《サイバー・ドラゴン・ヘルツ》の場合だけ少し特殊で、《サイバー・ドラゴン・ズィーガー》では無く《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》を出しても大丈夫です。

《サイバー・ダーク・キメラ》+《サイバー・ドラゴン・ヘルツ》で《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》を特殊召喚し、《サイバー・ドラゴン・ヘルツ》③効果→デッキから《サイバー・ドラゴン》をサーチ→融合素材確保、と繋がります。《烙印融合》を《灰流うらら》で止められ融合縛りがついてしまった時などに使えるケアルートです。

また、《サイバー・ドラゴン・ズィーガー》を経由した場合だとパンプUP効果で攻撃力6300ランページor攻撃力7700ツインが生まれるので打点がお化けになります。


③《サイバネティック・ホライゾン》+《サイバー・ドラゴン》モンスター+魔法or罠コスト1枚

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《サイバネティック・ホライゾン》使用した際のルートです。《サイバー・ドラゴン・コア》サーチ後は①ルートと同じです。《サイバネティック・ホライゾン》は強力なカードですが、使用ターンはEXデッキから機械族しか出せなくなるので《烙印融合》は打てません。基本的に《烙印融合》を引いていないor《パワー・ボンド》を素引きしている時に使用するという認識でいて頂ければ良いと思います。

手札消費が激しく《烙印融合》を打てなくなるデメリットはありますが、手札補充と墓地肥やしを同時に行えるので《パワー・ボンド》とは相性抜群です。


8.[烙印]ギミックを使った展開ルート

①《烙印融合》一枚初動

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相手の場にモンスターがいない場合ワンキルです。ワンキルが1枚で完結しており、特殊召喚も2回しか行わないので《増殖するG》や《原始生命体ニビル》に対して耐性のあるルートです。《増殖するG》適用下で《灰流うらら》をケアする必要がある時は《サイバー・ツイン・ドラゴン》を出します。召喚権を使わずこの盤面が作れるので《烙印融合》のパワーの高さを感じます。


②《烙印融合》+《サイバー・ドラゴン・コア》+魔法or罠コスト1枚

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この構築で1番火力が出るルートです。特に《キメラテック・ランページ・ドラゴン》が2体並ぶパターンは最大23400LP削る事が可能です。《金満で謙虚な壺》を発動したターンに16000LP削らないといけない時などに使います。

ルートの流れとしては《烙印竜アルビオン》から《キメラテック・ランページ・ドラゴン》までは同じです。一体目の《キメラテック・ランページ・ドラゴン》で墓地を肥やし素材確保をした後、[キメラ]ルートに入り、二体目の《キメラテック・ランページ・ドラゴン》を出すという認識です。最終着地の融合体は何をケアするかで選択してください。


③《烙印融合》+《サイバー・ドラゴン・ヘルツ》+魔法or罠コスト1枚

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このルートは手札に《サイバー・ドラゴン・ヘルツ》がいると間接的に《サイバー・ドラゴン・コア》にアクセスできるというものです。ならびに《サイバー・ドラゴン・ヘルツ》を2枚採用している理由でもあります。《烙印融合》のコストで墓地へ送った《サイバー・ドラゴン・コア》を、《神炎竜ルベリオン》のコストで手札から墓地へ送った《サイバー・ドラゴン・ヘルツ》で回収します。この手順を使えば手札に《サイバー・ドラゴン・コア》や《サイバー・ダーク》関連が無くても[キメラ]ルートへ移行可能です。

②ルートとの明確な違いは、展開途中に《氷剣竜ミラジェイド》が出せるという点です。その為、相手の盤面を除去しながら展開するなど器用な立ち回りが可能です。残念ながら《原始生命体ニビル》はケアできないのでサイドチェンジ後は注意が必要です。※《炎竜ルベリオン》はこのターン攻撃宣言ができません。


④《烙印融合》+《サイバー・ダーク・クロー》+魔法or罠コスト1枚

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《サイバー・ダーク》を素引きした際のルートです。他のルートと異なる点は《氷剣竜ミラジェイド》を出しつつ《原始生命体ニビル》をケア出来ているという事です。この場合《サイバー・ドラゴン・コア》を経由せず[キメラ]ルートへ入り融合体を出すので、NSとSSを4回以内に抑える事ができます。《烙印融合》に《増殖するG》が直撃した時などの分岐ルートとしておススメです。

9.基本的な立ち回り

①立ち回りと目指す盤面

主な立ち回りですが展開する際はキル力が最も高い《サイバー》融合体(打点4200ランページor5600ツイン)を目指します。理由としては《烙印融合》だけでは相手に壁モンスターが一体でも居ると8000LP削り切れない事が多く、また《烙印竜アルビオン》+《キメラテック・ランページ・ドラゴン》の並びだと最高打点が2500(烙印竜アルビオン)となるので高打点のモンスターが居てもワンキルは成立しません。

つまり、最優先すべきは[キメラ]ルートからの《パワー・ボンド》のサーチであり、それをいかに通すかを考えて動きます。双方の初動がある場合は《烙印融合》で妨害を踏み、本命の[キメラ]ルートを通してワンキルするという択を取ります。捲り札と[烙印]ギミックで盤面を整えた後、[キメラ]ルートでワンキルするというのが理想的な動きとなります。

②手札誘発を貫通する前提で立ち回る

手札を見た時どこに《灰流うらら》を貰うと1番キツいかを考えながらプレイする事が肝心です。遊戯王において手札誘発をケアするのは当たり前ですが、このデッキに関しては《烙印融合》や《エマージェンシー・サイバー》と打たれどころによってはマストカウンターになりやすいのが弱みでもあります。その為、手札誘発の中でも《灰流うらら》を真っ先に意識します。また、《灰流うらら》に限らず、使用率が高い《エフェクト・ヴェーラー》も場合によっては致命傷となります。その辺の手札誘発をどうケアするか、どう貫通するかを常に考えながらプレイする事が大切です。初動が複数ある場合は問題ありませんが、初動が細い時の札の切り方は非常に重要になってきます。

ちなみに、《増殖するG》の受けは良いです。基本ワンキルパターンが特殊召喚を2回に抑えており《増殖するG》を打たれても追加で手札誘発を引かれるリスクを最小限に抑える事が可能です。また、《原始生命体ニビル》においても基本展開では4回以内の召喚・特殊召喚に抑えワンキルできます。

③カードを使う順番を考える

このデッキは攻め手が《烙印融合》と《パワー・ボンド》の二つに絞られているので、カードを打つ順番が重要となってきます。というのも使用する効果によってはキツい縛りがついてしまうものが複数存在し、カードを使う順番を間違うと自分の首を絞める結果になってしまいます。具体的には《烙印融合》による融合縛り、《サイバネティック・ホライゾン》による機械族縛り、《サイバー・ダーク・キメラ》による素材縛りなど。

それを踏まえた上で、注意すべき点は《烙印融合》と[サイバー]ギミックが両方初手にある場合は必ず《烙印融合》から入るという事です。《烙印融合》発動後は融合縛りが付きますが[サイバー]ギミックでは融合召喚しか行わない為問題ありません。逆に[サイバー]ギミックから回し始め、一度《サイバー・ドラゴン・ズィーガー》を出してしまうと《烙印融合》は打てなくなってしまう為手札の《烙印融合》が腐ってしまいます。

制約に気をつけながらプレイするのは慣れるまで少し大変ですが、適切な順序で使えばそれだけ貫通力が上がるので練度を上げて使いこなせるようにしましょう。

10.相性の良いカード

今回は採用しなかった相性の良いカードを紹介します。

・《サイバー・エルタニン》

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《エマージェンシー・サイバー》や《サイバー・リペア・プラント》でサーチ可能です。対象を取らずに墓地へ送る効果が非常に強力で、ワンキルの壁になる厄介な耐性持ちモンスターをまとめて処理可能です。また、《サイバー》モンスターである事から《サイバネティック・ホライゾン》のコストとして使用できる点も素晴らしいです。召喚条件にさえ気を付ければ今後使えるカードだと思います。

・《デスピアの導化アルベル》

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[烙印]の初動を増す場合におススメです。《サイバー・ドラゴン・コア》と召喚権が被りますが、《烙印融合》に触れるカードが増えるのは単純に強力です。《神炎竜ルベリオン》の素材としても使えるので《サイバー・ダーク・クロー》+《サイバネティック・ホライゾン》のセットを抜いた時の闇属性枠として入れると良いと思います。

・《金満で謙虚な壺》

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初動・貫通札・盤面処理、その場面で欲しいカードを持ってこれる強みがあります。このカードを採用するだけで、手札の質を高めつつ安定性を増す事ができます。コストカードの選択が難しく、相手が受けるダメージが半減するというデメリットがありますが《烙印融合》+[サイバー]ギミックが通れば16000LP削り切れるので立ち回りでカバーできます。また、先攻時には強力な罠カードを引き込んだりできるのでオススメです。

・《サンダー・ボルト》

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4月から準制限になり2枚使えます。単純かつ強力であり、捲り札として選択肢に入ると思います。《烙印融合》初動のワンキルだと相手の場にモンスターが居ないと成立しない為、非常に噛み合いが良いです。環境によっては今後採用も視野に入ると思います。

・《発禁令》

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理論上全てのカードをケアできます。《烙印融合》発動前に《灰流うらら》を宣言したり、盤面の妨害モンスターを踏んだりと可能性は無限大です。相手のテーマに対する知識と状況に応じた的確な判断力が求められます。

・《大熱波》

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サイドデッキでの候補になります。先攻時に打つ事で相手を実質ターンスキップさせる拘束力があります。下手な妨害を立てるよりも、このカード1枚で相手にターンを返す事で、次ターンに動く為のリソースを温存できます。先攻が苦手な構築だからこそ光るカードです。

最後に

現代遊戯王で〈後攻〉を選択する事は茨の道です。ただでさえ不利対面が多く、環境デッキのインフレが進む中安定して勝ち続ける事は困難を極めます。しかしながら、〈後攻〉からの1ターンキルは美学であり、ロマンであり、快感そのものです。私が[サイバー・ドラゴン]を使う理由はここにあると思います。

4月からは新制限が適用されますが、今後の[サイバー・ドラゴン]の活躍に期待です。ここまで読んで頂きありがとうございました。



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