【RUINER】主人公パピーとボスの正体【考察】

パピーの正体

パピーとボスは生体適合性を有すると語られているため、兄弟もしくはクローン人間であると考えたと思います。
実はパピーの正体は公式の設定集で答えが出ており、「クローン人間」であると書かれています。
パピーがクローン人間にも関わらず「弟」だと作中で言われている謎について考察していきたいと思います。

「お前は私を助けたい一心で…いや、感動したよ」

このシーンはRUINERをプレイしていてボスが兄弟なのではないかと一番に疑うシーンです。

RUINERの物語をボスの視点から見てみれば、パピーがHERに作られた記憶である「ポッドに入った存在しない兄」を助けに行くように見えます。
それなのにポッドの兄を助けるパピーを見て「私を助けたい一心で…」というのは違和感を持ちます。

つまりこの発言は兄を助けるパピーの行動を、ボスは私を助けたいという行動だと捉えて発言していることになります。
まるでポッドの中の兄がボス自身であるかのように。
これはパピーとボスが兄弟だと思えるシーンではないでしょうか。

「私の唯一の弱点」

ちなみにボスの「私の唯一の弱点」という発言から、パピーが追っていたポッドの中身が確実に兄ではないということがわかります。

データベース

生体適合者たる「弟」を利用して

ボスのデータベースには「弟」だとしっかり書いてあります。
HERはパピーにクローン人間だと言いたくないんでしょうか。

当たらずとも遠からず

兄さんのデータベースには、ボスが兄かどうか「当たらずとも遠からず」と書かれています。

謎の兄の映像

パピーはHERに存在しないはずの偽物の兄を追わされて、そもそもパピーは疑問に思わなかったのでしょうか。

謎の映像

HERがパピーに見せる記憶少し変です。登場する兄と弟なぜか幼い姿になっています。
そしてもう一つ記憶にかかわるシーンがあります。

過去にHERがパピーのことを知っているのではないかと思われるシーン

ハンザ貨物庫に来た時のセリフ
「子供のころにあった、廃墟を覚えてる？よくあの原っぱで、かくれんぼしたでしょ？驚くかもしれないけどここがあの場所なの。こんな化け物に様変わりしちゃって」

パピーがよくわからないポッドの兄を信じ込まされていたのは、実はこの話が本当の記憶だからではないでしょうか。

見せられる記憶が幼い理由

作中でパピーは「骨董品並みに古い」とか「しょぼいウェットウェア」などと言われていて、昔から地下に閉じ込められていたことが示唆されています。
つまりスペアパーツとして保管庫に入れられていた間は記憶がないため、パピーを騙すために保管庫以前の幼い記憶を利用するしかなかったからだと考えられます。

結論

兄のクローンとしてパピーが生まれ弟として扱われながら時が進んだのでしょう。
過去の映像では兄弟仲が良さそうな（データベースにも仲が良かったと書かれている）記憶だったので、弟に対してこんなひどい仕打ちはパピーがかわいそうですね。サイバーパンクの世界で権力に溺れて兄の人格は変わってしまったのでしょうか。
パピーは選択の余地もなく騙された形になりましたが、HERはパピーのかわいそうな姿、ボスの非道さを目の当たりにしてパピーを救うことにしたのでしょう。