大家さんが敷金を返してくれなかった話
(専門家ではないので、単語の間違いなどがあったらすみません!!)
敷金は原則全額返金され、特別損耗(傷つけちゃった、タバコで黄ばんじゃったなど)の現状回復のみ引かれて戻ってくるものです。
経年劣化分(通常損耗、普通に生きてたら出るもの。冷蔵庫裏の焼けとか)は、大家さん負担になります。普段の家賃でその分は払っているからです。クロスの張り替えですと、6年で1円になるよう割合で、価値が下がっていきます。
現状回復義務のある特別損耗分も経年劣化により、全額負担ではありません。3年住んだら半額になります。
今回、壁紙のクロス張り替え一式が私負担になっていることで大家さんともめました。
まず一式という点がおかしい。壁紙は最大で一面ごとの負担になります。1㎡あたりの負担分割が正しいけれど、張り替える範囲もあるし?一面までは負担させていいということになっています。なのに一式まるまる。
立ち合い(と言えるほどのものはしてくれなかったけど)の時に注意されたのは、冷蔵庫の焼け跡のみなのに!そもそも焼け跡は経年劣化だから、大家さん負担だし!
また負担額が敷金を越えたから、さらに振り込めとのこと。その旨の書類を1月1日にポストに投函するところも非常識では!!
流石にお正月は消費生活センターは空いていなかったので、あいてすぐ連絡しました。やはり、大家さんがおかしいとのこと。
なお入居時の傷チェックをちゃんとしていなかったことを注意されました。気をつけます…。
消費者センターの方はすごく優しくて、とても親身になって対応してくださりました。本当に助かりました。
その上で、国土交通省が出しているガイドラインを引用しながら、文書を作成して大家さんに書留でおくりました。
すると、「そんなことわかってるけど、払え(要約)」との返信…。コノヤロウ。
もう一度丁寧に説明すると、特別損耗分がいくらか張り替え会社に聞いて明細を作り直してくれると言われました。
書類がポストに送られてきました。見てみると、特別損耗の割合がだいぶ大きい。確実におかしいです。しかし、そんなことが気にならないくらいおかしい部分がありました。「特別損耗の半分(三年すんだから)」のみの負担のはずなのに、「特別損耗まるまる」と「経年劣化分の半分」を負担することになっていたのです。なんでやねん。
とてもおかしいので、再度ガイドラインの説明をし、計算し直してくださいと連絡しました。
それに対して、あってるから計算はしなおさないとのこと。
なんで!!説明してください、どこにそう書いてあるんですか?と聞くと!!!
「自分で調べてください」と言われました!!!!
だめだ…と思い、大学の弁護士相談に行きました。大学によるかもしれませんが、無料で相談できます。弁護士の方が大変優しくお話を聞いてくださり、私の主張がただしいと言ってくださいました。弁護士の方もすごくお優しく、親身に話を聞いてくださいました。
その後、「少額訴訟」が「調停」をするべきと教えてくださりました。
少額訴訟とは、あまり大きくない金額について争う際に使われる訴訟です。1日で終わり、費用も10000円かかりません。普通の裁判よりも格段に負担が少ないです。
それでもやはり裁判はちょっと…という場合は調停になるそうです。雰囲気は少額訴訟よりも優しくなります。でも強制力がありません。
弁護士の方に背中を押してもらい、少額訴訟をすることにしました。
その旨を大家さんに伝えると、、
「ガイドラインを見直したらこちらの間違いがあった。そちらが正しいので再度明細を送る」
とのこと…。弁護士の方から、送られてきた見積書の特別損耗の半分の負担でも多い、全額大家さん負担で主張できると言われていました。張り替えてしまったから、傷の証明ができないので一面くらい負担しようかなと思っていると言ったところ、傷の証明は大家さん側だから大丈夫と。
しかし、少額訴訟でこちらにまったく非がないと結論出ても、話し合いになるのでいくらかは払わなくてはいけないことが多い。そう考えると、負担額は少ししか違いません。また、裁判になるまで一ヶ月半はかかります。その上3月中旬から4月中旬あたりは、裁判所の組織組み替え?などで裁判がお休みになってしまうそう。そうなると、だいぶ後になってしまいます。
そのため、今回は残念ですが、今回はこの金額で折れることにしました。その条件として、今後退去する方々にはガイドラインに沿った正しい対応をすることとしました。
現在その連絡を大家さんにしたところです。今後またこじれるかもしれませんが、一旦落ち着いて本当によかったです。
今回の経験は、今後の人生に大きく生きると思います!!前向きに!!
長い文章を最後まで読んでくださってありがとうございました。
今回書いただけでも、だいぶ省略していて、もっと色々ゴタゴタしました…。
少額訴訟は想像よりも簡単にできる!ということだけでも知っていただけるとうれしいです。
あと、週一の学生アルバイトでも有給は出るよという話も…。バイト先のオーナーさんも知らないことが多かったので、一度掛け合って見るといいと思います。法律で決まってますよ!と伝えれば今回みたいにこじれることはそうないと思います。完全に今回の話題とは関係ないですが。
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