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内外テック 3374(2021年1月29日)

半導体部品装置の部品の仕入れ販売、受託事業が2本柱。東京エレクトロンへの依存度が高い。

内外テックは事業として半導体商社としての機能と、受託事業の2つを行なっています。

中期計画を見る限りではメインは半導体商社としての販売事業になるようです。ライバルとしては伯東、トーメンデバイス、丸文あたりになるのでしょうか?
よくよく調べてみると中期計画に

『半導体製造装置の"高真空分野のNo.1プロバイダー"になる』

とあります。
各商社でそれぞれ棲み分けがされているのかもしれません。

ところで半導体製造装置の高真空分野って?

調べてみると、すべての半導体装置で真空が必要なわけではなく、プラズマを用いる装置で真空が必要となることがわかりました。
専門家ではないのでよくわからなかったのですが、半導体の6割ほどでドライエッチングという方法で半導体が製造されるとのことで、その工程で真空にする必要があるようです。
内外テックこの真空にする装置において、販売シェアを拡げていこうという戦略のようですね。

真空装置以外にも様々な製品を扱っているようです。

売り上げ高としては販売事業が大きいですが、利益としては営業利益率で言うと受託製造事業の方がかなり良くて、
販売事業が2.6%に対し、受託製造事業は7.5%とかなり差があります。利益を伸ばすためには受託製造事業が重要であると考えられます。

では受託製造事業は何やってんの?

受託製造事業は子会社である内外エレクトロニクスが主であるようです。
内外エレクトロニクスでは主に半導体装置の組み立てや保守メンテナンス等を行っています。

流れとして、内外テックにおいて半導体関連装置を販売→子会社である内外エレクトロニクスで販売した半導体装置の組立やメンテナンス等を行うと言う両輪を回しているようですね。

中期計画は年平均で12.9%とかなり強気の計画となっています。実際、2021年度の第二四半期決算においても上方修正をするなど、事業は好調のようです。

PERも割安で、時価総額も低く、さらには高配当と、かなりいい銘柄のように思えるのですが、いかんせん地合いが悪く、売り叩かれています。

高成長、高配当銘柄ということもあり、見直し買いが入ればかなり株価は上がると個人的には思います。

中長期で5000円は硬いように思うのですが、問題はどこで入るかですね。

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