「人生がつまらない」と思うなら、それはあなた自身がつまらなくしているんだぜってことぐらいわかってんだよ。

久しぶりに2連休だった。「会議でオリオンのこと議題に上がってたよ。残業時間のことで。」








( ´_ゝ`)


なんか心配してくれてるのは嬉しいけど、もっと他に話すことあるんじゃないの…?今はやるべきこともあるし、やりたいこともある。ゴールデンウィークが明けたら現場に出ずっぱりだから、会社に戻らないで残業なしで帰るから許してくれと伝えておいた。ゴールデンウイーク中に身辺整理しておこうかな。残業時間ヤバいって認識してる割には、「お客さんが来た時に壁のホワイトボードを隠せるように、カーテンレールとカーテン調達して取り付けてくれないか?」っていうお願いもある。カーテンを選ぶセンス死んでるけどいいかと聞いたら、「俺もカーテンを選ぶのが大変で、お願いしたのさ。まぁ、任せるよ。」とのことだったから、自信はないけど善処しようか。周りを見て自分より適任な人は…。…自分かな。社用車もあるしなぁ。センスがないと自覚してる人に自分しかいないって思わせるのはなかなかだな。期限は上半期が終わるまでとのことだったから、ゴールデンウィークが終わってバタバタしてたらすぐだから、やるなら今しかない。カーテンのデザインについて会議したほうがよっぽど有意義だったんじゃないかな。ちょっとそれたけど、上司たちのほうが俺よりも休みのことについては喜んでたような気がする。


早朝にバスケに行った。雪解けもはやいし、外で出来そうな気がした。出発予定時刻に目が覚めた。行くのを諦めようかとも思ったけど、滅多に休みなんてないだろうから、とりあえずコートに向かった。バスケをしたのは、去年のお盆休み以来だった。この日はシュートタッチを取り戻して、隠し玉の用意をすることにした。近々集まってバスケをする予定もあった。似たようなメンバーでやるとなんとなくお互いの手の内がわかって、誰かが変化を起こさないとマンネリ化してしまう。今回は自分が変化を起こそう。もうノンシューター扱いはゴメンだからね。ディフェンスがドロップで守るなら、そこからシュートを打ってしまおう。そういう隠し玉を用意したかったが、まぁ4時間程度じゃ完全に自分のものにはならない。そんな簡単ではない。まぁ、時間をかけて後々は自分のものにできたらいいぐらいには思っている。

川の流れる音。風で揺れる木の音。鳥の鳴き声。地面に跳ねるボールの音。ネットが揺れる音…が聞こえたらいいのに、ボールがリングに当たって聞こえる鈍い音。バスケをしている時は、なぜ今のシュートが外れたのか、ということしか考えていない。行き詰まってベンチに座って少し休憩をしている時は、頭は空っぽ。周りの音に耳をすまして、何も考えていない。頭の中がリセットされてスッキリしていた。当時中学生の自分の悩みを思い出せないけど、悩みがなかったんじゃなくて、考える隙を与えてなかったんだろうな。あっという間に4時間経っていたし、集中力が完全に切れて、帰ることにした。

人の時間は過去、今、未来と流れていくけど、脳は未来が定まるまでは時間が動かないらしい。未来のビジョンが明確になって初めて、それに向かってできることから行動を起こそうとして時間が動き始めるんだとか。「こういうプレイヤーになりたい」とか「こういうプレーをしたい」って明確なビジョンがあるから、どんなに早起きでもバスケしたくなるんだろうな。バスケをしてる時のように生きてみたい。「プレイ中だけは」って区切りをつけることができるから成せる部分はあるだろうけど、人格が変わってると言われても納得してしまう。(あくまで自分のイメージの部分もあるけど。)どこから来るのかわからないけど、誰にも負ける気はしなくて。自分の背中あたりから発する光は淡くて、でもどこかギラギラしていて。内心はすごくワクワクしていて、実は負けている時のほうがニコニコ笑ってて。自分の熱量は誰の邪魔にもならなくて。学校祭は嫌いだけど、誰かと何かをするのが好きで、とにかくチームプレイができるのが嬉しくて。誰かのいいプレーは自分のことのように嬉しいし、誰かのミスは自分のミスで、誰よりもはやく「悪りぃ」って謝って。チームメイトは年上だろうが年下だろうが対等で、勝つためならどんなことも言って、限られた時間でみんなに伝えてなければいけないから、短い言葉で端的に伝えようとすると言い方がキツくなるのは良くないところで。相手であっても倒れてたら起こしに行って、試合で勝とうが負けようがお互いの健闘を讃えるあうのことが先で。まぁ、たまにちょっとやるぐらいじゃここまではいかないんだけど。とにかく日常はスイッチがオフになってることもあって、こんな風にはならないんだけど。でも、自分のバックヤードの蓋を開けっぱなしにしてると、仕事中に似たような感覚にはなってきている。特に口が悪くなるところとか。1番出てほしくないんだけどね。この時の自分が1番好きで、会いに行きたくなるからバスケしたくなるんだろうね。なんか自分の悩みとか不安とか色んなものを一瞬で吹き飛ばしてくれそうで。久々に運動したこともあって、結構スッキリした。


「18時にご飯食べに行くから予定空けておいて」と職人さんから誘われていた。相変わらず、誰とどこに行くかは教えてもらえない。車で迎えに来てくれた職人さんと車内で、「俺もめっちゃ働いてるのに全然給料上がらなくて、社長に仕事辞めるって言ったことあるんだよね。そこで給料上がったからよかったけど、めっちゃ我慢したんだよね」と言っていた。なんか、休みの日ってそんな酷い顔してるのかな。心配してくれてるんだったら嬉しいんだけど、なんか不安になる。給料以外のことで仕事を辞めたいと思ったことあるか聞いてみたら、ないと言っていた。なぜか嬉しくなってしまった。

着いたところは韓国料理店だった。辛い食べ物が苦手という理由で今まで避けてきたから、いい経験だと思って入った。お店に入ったら、職人さんの知り合いが6人ぐらいいて、人見知りを発揮してしまった。「こいつは優秀で、必ず偉くなるから今のうちにゴマすっておいたほうがいいぞ」と言ってくれて嬉しかったのはもちろんなんだけど、恥ずかしさが勝ってしまった。料理の感想が思ったより辛くないんだなってことぐらいしか残っていなかった。なんか職人さんとご飯に行ったらこんなんばっかりだな。いやでもお肉は美味しかった気はするし、海鮮チジミは美味しかったのは覚えてる。もしそれが本当で心の底からそう思ってもらえているなら、絶対に裏切りたくないと思った。その帰りにラーメン屋に寄ったのが悪かった。みんなと同じペースで食べてはいけないと気づくのが遅かった。チャーハンまでは無理だけど、ラーメンだけならと思ってしまった。食べ過ぎて、次の日のお腹の調子は最悪だった。


大切にしたものから、大切にされる…らしい。思い通りにいかないのは思いもよらなかった良いことが起こる予兆…らしい。「どんな人にもそうならざるを得なかった状況と、そう判断せざるを得ない過去があった」と思うと相手を許せる…らしい。「幸せだ」というと、脳が幸せなほうに進んでいく…らしい。なんか100%信じられない。

Amazonプライムに入っていれば無料で読める期間に、アプリのライブラリに入れて読んでいなかった。「自分がこうだったからあなたもそうだよ」って言われても、自分はあなたじゃないと思う。「いつかこうなるよ」と言われても、それはいつか知りたくなる。それらは信じてみなければそうならないというのも事実だと思う。自分の精神状態を確認するにはいいタイミングで読めたと思う。少し信じてみることにした。すると、姿は見えないけどものすごく遠くのほうから「幸せオーラで邪気を寄せ付けないようにするんやで」ってアンミカの声がほんの微かに聞こえる。ちょっとだけ憧れる。嫌なことは起こらないに限るし、自分の中に入る前にオーラで寄せ付けないっていうのは羨ましい。

自己啓発本ばかり読んで小説を読まないのは、本を読みたいと思った時にそういう気分になれない時が多いから。これは完全に偏見だけど、小説は最後は丸く収まったり、ハッピーエンドで終わるのがほとんどだと思う。もちろんそうなるのが望ましい。だけど、フィクションならバッドエンドだっていいはず。例えば選ばれる人と選ばれない人がいたとする。選ばれなかった人がもがいて苦しんで、結果選ばれた。その瞬間に冷めてしまう。(あくまで小説が読みたくなった気分の時だけ)何をしてもどうにもならなくて、救いようがなってもいいはず。どうしてもいい終わりに向かってしまうのか。生きていれば必ず丸く収まるようにできているからと言いたいのか。このnoteだってバッドエンドだったことはないじゃないかと言われてしまうかもしれないけど、noteや人生はノンフィクションだから丸く収まってもらわないと困る。もしかしてそういうこと?フィクションであれ、せめて自分の生み出した主人公には幸せになってほしいってこと?そうか、なるほどね。

それなら、1人でいながら他の人の考え方に触れられて、ちょっと面白いと思えるテーマで書かれている自己啓発本を読んでしまう。エッセイでもいいかもしれないけど、作者の顔が思い浮かんだ時に、どういうわけか読む気がなくなってしまう時がある。自分でもよくわからない。だからできるだけ作者が浮かばないものを読みたい。



いきなり何もないに幸せだって言ったら気恥ずかしい時もあるし虚しくなる時もある。後々はそう言えるようにはなりたい。「最高の人生にしようぜ」なら言えそうな気がした。「幸せだったことは?」と聞かれた時より、「心に残っていることは?」と聞かれた時のほうが話やすいように。遠くの方で人っぽいものは見えるようになって、アンミカかどうかはわからないけど、早口で捲し立てる感じはアンミカかもしれない。あとは、眠くなったり、心が折れる以外でスイッチを切るための合言葉も見つけていかないと。


事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。


上手いこと言う人もいるもんだね。最高の人生にしようぜ。

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