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自己紹介

日本で10数年、心臓血管外科医として臨床一筋でがむしゃらに働いて来ました。

外科専門医、心臓血管外科専門医など各種資格を取得し、大学院も卒業して医学博士(PhD)をとったときには30後半になっていました。

多くはない症例数ではあったものの、執刀医として一通りの開心術を経験し、後輩を第一助手に手術をすることも増えていたため、地方で働く心臓血管外科医としては満足のいく(満足すべき)人生を送っていたと思います。

そういった中、その先の自分の人生がどうなっていくのか、概ねイメージが湧くようになって来たので、せっかくなら一度メスを置き、家族で渡米し、したことのなかった基礎研究をじっくり2-3年経験するのもいい勉強になると、たまたま良い出会いがあったこともあり研究留学を決意しました。

いろいろあり研究者生活は2-3年では終わらず、現在も同じラボで研究を続けています。研究内容は心不全について、そして心不全を外科治療で治す方法や、新しいカテーテルの治療デバイスの開発にたずさわっています。他施設で開発中のデバイスのテストを手伝ったりもしています。最近は羊の胎児を使って先天性心疾患と言われる、生まれながらの心臓病の研究も始めました。

動物実験を中心に行なっており、ラットは300匹以上、ブタを中心とした大型動物も300頭近く経験しています(過去6年間で)。最近、始めた羊の胎児の実験は20頭くらいになりました。動物の貴重な命を使い実験を行うことが仕事の大半を占めるため、実験結果が少しでも心臓疾患に苦しむ人たちの役に立てばいいなと思い日々生活を送っています。

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