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晴れた日には落ち葉で工作でも

そこらへんに転がっている落ち葉でもよく観察するといろいろな発見がある。
それらを使って自分のきれいだと思うものやあったらいいなと思うものを作ってみるととても楽しい。
日常に未知のものや、面白いものが転がっている。

落ち葉拾いの楽しさ

この1週間程度軽井沢に滞在している。
珍しく晴れた日が続き、娘と公園に2度ほど遊びに行った。
滑り台などで一通り遊んだ後、周りを見渡すととてもきれいなイチョウやカエデの葉が落ちていた。

ふと、落ち葉を集めるとブーケのようにできるのではないかと思い、娘に話を持ち掛けてみた。
工作好きの娘は、快諾してくれた。
「ちびちゃんだね~」「これおしゃれ~」「はっぱっていい匂い~」といいながら2人で20分ほど、地面に落ちたイチョウの葉をポケット一杯に拾った。

彩やかな山吹色のもの、薄緑のもの、ところどころ斑点があるもの、筋状のむらがあるもの、大きいもの、小さいもの、虫に食われたもの、大きく裂けたもの。

普段は全く注目しないが、葉一枚一枚に個性がある。
そして拾ってみると、改めてとてもきれいな色だということに気が付く。

イチョウブーケ作り(超簡単)

家に帰り、昼食、1時間だけ仕事のWebミーティングをした。
3時過ぎに、昼寝から目覚めた娘とおやつのクッキーとさつまいもを食べた。
それから、拾った落ち葉、木工用ボンドを準備した。
前日に柴拾いをしたときに見つけた、どんぐりの帽子と松ぼっくりも机に出して、どんなものができそうか話し合った。
話し合いつつも、なんとなく手を動かしてみると、葉の方向を整えるだけでカーネーションのようなものができることに気が付き、2人でひたすらに集めてみた。
葉の付け根を木工用ボンドで止め、仮止めとして輪ゴムや針金を使えば、あら簡単、イチョウブーケができた。

次に松ぼっくりの傘の隙間やどんぐりの帽子に、付け根を切ってボンドを付けたイチョウの葉を取り付けた。これだけでポピー花のようなものが出来上がる。
それらをコップにさすとこんな感じ。

我々は大満足、妻と祖母に一通り自慢をして、そのあとまた作品を愛でた。

自分を喜ばせるためのものづくり
今回作ったものが完全な創作であるとは言えない。もしかしたらほぼ同じものを過去に見て、それを思い出して作ったのかもしれない。
でもその点はあまり重要ではない。
今回の要点は、自分の心に響くものを集めて、それをどう組み合わせたらさらに自分を驚かせてあげられるもの・喜ばせてあげられるものを作れるか、を試行錯誤して作り上げたということ。
自分がときめくものをつくりあげることは、最大級の喜びをうむ。

自分はどんなものに心が動かされるのか、それをもっとよくするにはどんなことができるかは、なかなか考えない。
仕事中は、自分でないどこかの誰かのために企画したりしている。
これが悪いわけではないが、あと何十年か付き合う予定の自分を喜ばせてあげるのは忘れてはならない。

一からの創作はとても難しい。(心に響く絵なんてなかなか難しい)
一方で、自然界にあるものはそれ自体でとても美しい。それらを組み合わせたり加工するのは創作の近道となる。
日々刻々と変わる木々や生き物に驚きや感動を感じられるのはとても幸せ。
街路樹の前でもときどき立ち止まってみようと思う。

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