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祇園さんの龍穴、その妖艶さ

敬慕の念厚く、賑わい常の八坂神社さん。
八坂造に始まる歴史、ヘブル語ヤッサカーなど諸説彩られます。
ヘブライ語。それはアブラハム、イサク、ヤコブの血統、本来の古代イスラエルの民の話す言語ではない説も。ヘブライとは、川の向こうの者。国を追われたカザールの民、テュルク系支配者層が、ユダヤ教、古代イスラエルに扶けを求め、続々と川の向こうに集まったことをいう説も。

祭神の佐美良姫と龍穴が陽炎のように重なり合って謎めきます。

祭神イナタ姫。スサノウ神から寵愛され、8柱をもうけ、
ヤマタノオロチ(氷川に結集した反体制勢力)退治の際は
佐久佐神社奥の院でツルメソの庇護を受けたり、アマテル神の姉
ヒルコ神から八雲琴を教わったりとエピソード万民知るところ、
輪郭も見えてきます。

祭神佐美良姫。魅惑的な神名。
八坂神社さん本殿下の龍穴。
神泉苑さん法成就池に繋がるとも。その京の地下の巨大水脈、貴船神社さんの龍穴にも繋がるのでは。
貴船神社ゆいのやしろに祀られるイワナガ姫。エピソード豊富な方。
因みに奈良、大和神社さん摂社に、丹生川上神社の元宮、水神、龍神の総本社とされる高靇神社鎮まるところ新泉町と仰います。
番地もそれぞれ166と306シンクロか否か。

ヤマタノオロチと化し、結局スサノウ神に退治されるハヤサスラヒ・ハヤコ姫。そのハヤコ姫をスサノウ神は、連り天引のヤスカタ神として祀ったため、のちにイワナガ姫としてその姿を現わした。だとか、ふた心のニニギ神もお返しされた。とか、いろいろありますが、その存在が先進過ぎてまわりを凌駕し、数歩未来を行った半身半霊の生命体だったので、”醜い”ではなく、見えにくい、”見にくい”姫君だったのでは。とする説も。

本当は肌も透き通る過ぎるほどの美しい姫だったと想像します。サクラウチ神筋は美人筋。セオリツ姫ホノコ神、ワカサクラ姫ハナコ神、コノハナサクヤ姫アシツ神。そしてイワナガ姫神。
次の千年紀の”みはしらのうずのみこ”の三柱、一柱はイワナガ姫神、彼女ではないでしょうか。
悪い側のかぶりやを引き受けたイワナガ姫を上の龍穴から見守るタカオカミ豊玉姫神。

こうなると、祇園さんの龍穴にはやはり、ホノコ神にぐつぐつと憎悪の念を煮えたぎらせ、氷川でオロチと化し、当社御祭神スサノウ神にハヤコ姫とともに退治されたモチサスラヒ・モチコ姫、ハヤコ姫モチコ姫セットのお二人を佐美良姫として祀られているのではと想像します。

キサガイ姫、ウムギ姫もおふたりのことではと考えます。
明治に描かれたという青木繁氏・作、有名なおふたりの絵がありますが、その妖艶さはすべてを語っているような。
カンムスビ・ヤソキネ神の御子や関係を持つ話などありますが、おふたりの親神クラキネ神をヤソキネ神に置き換えた暗喩ではと想像します。

アマテル神の第一子、アメノホヒ・タナヒト神を産んだモチコ姫。当然、第一子なのでタナヒトさんは皇位継承者。ところがホノコ姫が現れるや自ら階段を降りてまで手を取ったというアマテル神。

同第八子、ホノコ神の子オシホミミ・オシヒト神が皇位に。そらモチコ姫、おもしろくないですわな。
でもそのホヒさん、カシマ治ちの使者として出雲へ送られましたが、そのまま出雲側に付き、戻らなかったそうで、この件で相殺ですな。

ホヒさんその後は杵築宮初代宮司となられたそうなので、大社には、母、叔母もお祀りされているのでは。
モチコ姫もハヤコ姫も元はお美しい方々のはず。アマテル神十二后のおふたりですから。ハヤコ姫はイトウの三つ子姫、のちの宗像三女神のお母さんですしね。

何らかの契機、タイトロープに吹くちょっとした風ひとつで善にも悪にもころがる。気づかぬ間に憎悪に生き、邪念を助長させ、根を張り巡らせる。
一方で、禊の風が吹けば、やがて根は枯れ、改心できれば善側に戻ってこられる。そんな二姫の教えですかね。
のち、モチコ姫ハヤコ姫は、セオリツ姫ホノコ神の御心により、ホノコ神への怨念を溶解。改心し、祓戸四神ハヤサスラヒメ神として神上がった模様。
ホノコ神の御心は恢々とし、その慈悲は宇宙よりも深いですね。

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