去年の8月。15歳なりたて。不眠なりたて。

誰かがいる気がして、シングルベッドの端に寝る。私は誰かと寝ている。
毎日2時間以上暗闇でブルーライトを浴びる生活をしてたら慢性的な頭痛と目の霞に悩まされるようになったよ、君不足だよ。
「人は人に忘れられた時に本当に死ぬの」と今更使い古されすぎた言葉は、君の口癖だった。その死に方って加害者いるのかなあとか考え出すくらいには日常的に君が口にした言葉だった。いつかそれで誰かを殺してやりたいとも、思った。

闇があるから光が産まれるの、君が太陽だったから僕は北風になれたの、君を神様にして僕は生きてるの
僕の信仰心はいつもきっと過激で、爆発的何かを抱えている、ずっととか 永遠 とか起爆剤だよ、殺すよ。
あの頃の君は、僕は優しかったのだと思う、しね、で済んでいたからね。最近は殺す、殺す、丑の刻参りをしに神社へ駆ける日々。君がぼくを遺したっていう呪いだよ、なにより大きなものでしょう?
君が生き続けることで、年齢を重ね続けてくれることで、才能のある種は早くつまれるんだ なんて話を否定できるでしょう?生きていたって神様はできるんだよ、やめないで、といつまでも縋る、ねえいま嫌になった?ああ、だからみんな死んじゃうのかなあ、全部僕のせいなのかなあ。フェイク、僕の余生。もうだめなんだ、なにもかも。やり直せないよ、次死にたくなったら次こそ君を殺すね、だから僕のことも殺して、2人で1緒に川を渡ろう、一緒にお星様になろう、
そして神秘の世界へ

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