約10年目の菊地真Pが初の現地を浴びた話。菊地真・萩原雪歩twinLive 〜はんげつであえたら〜 感想 悲藍編
はじめに
こんにちは!ライノセラスと申します。
前回に引き続き読んでくださっている方も、初めて読んでくださる方も、ありがとうございます!
今回は3月17日に行われた悲藍の感想です。
自分が現地参加できたのは3月16日と17日に開催された友藍と悲藍までになります。(純藍はアーカイブで後日見ました。)
厳密には最初の友藍を見終わったのだから、2回目の悲藍はもう『初』ではなくないか?という疑問も出てきたのですが。…それに気づいたのはアーカイブを何回か見直して、自分なりに補完しつつもあらかた書き終わってしまった後でした。
前回と同じく、怪文書+オタク構文+自分語りも全開な文章となるのですが。温かい目で読んでくださると幸いです。それではどうぞ!
曲ごとの感想 悲藍編
relations
始まる前は前日の友藍の興奮をそのまま持ってきたようなテンションで席に座りました。ドキドキしすぎてあまり寝られなかったけど、不思議と眠気を感じることはなく。会場内が暗転して曲が始まるまで、本当にワクワクしていたのを覚えています。
昨日と違い、なにかと不穏だった朗読パートの後。(雪歩と真のナレーションともに画面が暗転するとき、所々が赤く染まる演出が挟まれたときはゾッとした。)
なにから始まるのかと思いきや。
これは…最初からクライマックスだぁ!
美希と千早のイメージが強いこの楽曲。
まさか雪歩と真の二人で披露されるとは!
会場限定CDになかったので、油断していた。友藍のように、キミはメロディのような優しめの曲から始まるものだと勝手に思っていたのもあり。
出鼻をくじかれた気分になりつつ。
うお〜!いきなりスッゲーの来ちまったぞ!
アッハッハッハ!!アーハッハッハッハー!
とのっけから興奮しつつマスクの下の口が思いっきりニヤけてしまっていたことを覚えています。
…絶対人に見せられない顔してた気がする。
…うん…このときが一番…元気だったよね…
Inferno
序盤にして、個人的には悲藍一番の問題曲。
ゆきまこInfernoやばかった。色々と。溶けた。本当に…。。2曲目の出す火力ではない!
特に雪歩→真の口上聴いたときから崩れ落ちそうになりました。序盤からこれはアカンよ!だってさぁ!オリジナルは千早と雪歩だし、さっきもそうだけど、会場CDにもなかったんだよ!?…とんでもない不意打ちでした。ここらへんから脳は混乱しつつもどうにか目の前の事象に対応しようとはするのですが。…結果から申しますとムダな抵抗でした。
記憶がないのでアーカイブで確認しようと思ったのですが、この曲を確認しようとすると、あの崩れ落ちそうな感覚が蘇って思考がまとまらなくなり、文字を書けなくなってしまって。それにつられて他の曲の感想すらも書けなくなりました。おかげで書く際に見返すときはこの曲だけ飛ばさなければならなくなりました。
書き上げるまで時間がかかってしまった原因の半分はこの曲のせいです。
なんてことしてくれたんだよぉ!
書き終わったら存分に観てやるんだからね!
迷走Mind
圧巻の真ソロ。序盤で切る札ではない。
周りの方に合わせ、コールをしつつも。
ねーーぇーーーー!あまりにも強いんだよ!
なぁ!ねえ!ライブ続行する気あるんですか!?
終わるんですか!?確か3曲目だよね!?…なぁ!ねぇ!
…この時点でかなり精神的ダメージを負っていた。この疲労感。まるで子供の頃の。春一番という強風に煽られ続けるも必死に踏ん張って歩き続けていた。まさしくあの感覚であった。というかこの時点で何故か足が重たい。実際に踏ん張ったかのような。そんな疲労が。おかしい。普通に立っていただけのはずだったのに。
一応、真が歌い終わった後。
…終わった、のか…?良かった…生き残れた…と安心していたのですが。
序盤にして真Pの自分にとってはクリティカルヒットだったのは言うまでもなく。
…え?あと何回か会心喰らうの確定してますけど?
この時点でこの後、もっともっーーーーっとあかん目に合うことになるのは、もう確定事項だった。
MCパート①
昨日は雪歩と一緒に真ちゃんを呼んだけど、今回はその逆。真と一緒に雪歩を呼んだ!
ゆーーーきほーーーーーー!!!
今回は一回で来てくれて、すんなりと進んだ。
真の『〜少し激しい曲が並んでたね』
という言葉に絶対に少しではなかったよね…と心の中で独りごちる。
そして次の曲が始まっていくのですが。
Halftone
ここで使うの早くないですか!?
だって新曲だよ!?このあとどうするの!?まだまだあるんだよ!?
イヤ…でも…楽しい!なんなら2回目だから最初よりも慣れてきて考えなくてもコールがすっと出て楽しい…!サビのうおっうぉっうぉっうぉー×2がスルッと出てくる…!楽しいけども!どうする?どうするのー!?と混乱しながら、サイリウムを振っていた記憶がある。
ここらへんからかなり記憶が曖昧になってくる。
アーカイブを観ても、自分が現地でどんな感情だったか補完できなくなっている曲が何個もあるに気づいた。友藍のときにもあったものの、明らかに増えている。
なんなら2曲目のゆきまこInfernoあたりから記憶が朧げのようだ。いつもなら配信なので最悪、落ち着くまで席を外せばこんなことにならずにマイペースに見られるのだが。現地ゆえの数少ないデメリットかもしれぬ。自分には刺激が強すぎたのだろうか…おそらくあまりの事象に脳がショートしたらしい。人は許容の限界を超えると、記憶がトぶのだ。…おそらく初めての経験である。…少なくとも次のMCまでの4曲分は飛んでいたようだった。
申し訳ない。ここから4曲は共通曲なのもあるので、省略させて欲しい。本当に記憶がないのだ。思い出そうとしてもどう補完しようとしても無理だった。次のMCパート途中まで、この状態が続くので勘弁して欲しい。
待ち受けプリンス
アマテラス
The world is all one!!
first stage
MCパート②
最初の方の記憶が無い。
…しばらくは呆然と二人の会話を聞いていたようで。どうやら真の『びっくりしました?』あたりからが覚えている範囲らしかった。
ビックリしたどころじゃないよ!なんてことを!
聞いていると時間帯的にお昼ご飯だよね!皆さん食べました?それとも公演後に行くんですか?という話題。真と雪歩はライブ前に焼きまんじゅうを食べたという話に。実は自分も昨日の友藍前に物珍しさから、駅前のキッチンカーで焼きまんじゅうを食べていた。美味しかったものの指と服を(ちなみに帽子と靴、カバン以外は黒一色だったものの)少々汚してしまい、ライブ前なのに慌てたことを思い出す。その後必死に服の汚れを拭き取った。
焼きまんじゅうでお口を汚すまこりん、カワイイネ…!真が慌ててメイク直してもらうさまを想像するだけでご飯が進みます…!会場は飲食禁止だったけども。空想の力にて大盛りの白飯を頭の中でかきこむことにする。うまい!美味い!
ここらへんでどうにか脳が機能を取り戻し始めたのを自覚する。個人的には準備万端、気力も満タン!を真の口から聴けて嬉しかった。好きなセリフ。ミリシタで聞いたやつだ!よし、自分もだ!どうにかついていってみせる!と心の中で気合を入れ直すも。
…数曲後には同じような、イヤ。もっとひどい状況に陥ってしまうことを自分はまだ知らずにいた。
おもいでのはじまり
えぇ!?昨日は結構最後の方の曲だったじゃないですか!なんでや!?もう終わりだったっけかな!?
とまた脳が混乱し始める。
…でも何回聴いても、良いな…。やっぱり何度聴いてもしんみりくる。
舞台上のライトもオレンジ色に光っていてとてもキレイだった。
9:02pm
落ち着いた曲で良かった…先程の一時的な混乱はここで一度おさまる。昨日も素晴らしかったのでこれまたもう一度聴けて良かった。
いいなぁ…今度、深夜に家でゆっくり味わってみたい。酒は苦手なので、代わりに熱い緑茶かブラックのコーヒーかな?なんてことを考えながら聴いていたのを覚えている。
静かな夜に願いを
…これがあかんかった。
雪歩が歌い出した途端、構えた肩からひじ、手首から力が抜け、ほぼ動かせなくなってしまった。
?なにが…?起こった…?
サイリウムはどうにか指の間で保持したままで済んだ。構えこそ解かなかったものの、そのせいでサイリウムをしばらく振れなくなってしまう。
声は出る。首も動く。足も座ろうと思えば曲がる。一応、肩も下ろせる。でも肩から先は何度リトライしようが頭で再起動しようが駄目だった。(この状態はアンコールのキミはメロディの終わりまで続く。つまり最後まで。)
現地のステージ演出も暗闇の中。スポットライトが彼女とその周囲のみを切り取り、かすかに雪が降りはじめ…。というものだったような気がする(記憶違いかもだが。)その光景は、屋内のステージの上だと言いきるにはあまりに悲しく、幻想的であった。さらに雪歩さんの持つウィスパーボイスに胸を締めつけられそうになる悲しさや寂しさ切なさなどが乗り、とんでもない化学反応を起こしていたように思う。確かライブでほとんど歌われたことも無い?のもあり、よく知った曲が2つ続いたあとの奇襲としてはこれ以上無く効果テキメンであった!…ショックでサイリウムを振れなくなるほどに。
そのせいかもしれないが。
腕が動かなくなりながらも、この曲を聴いている最中。ぼんやりとある記憶が浮かんできた。
ちなみに自分は雪国在住であるのだか。
あれはある真冬の日。数時間に渡って降り続ける大雪。まだ除雪もろくにされていなかった歩道。静かに降り積もっていく大粒の雪によって覆われた視界。その中を一人、必死に家に向かって歩いていた。あのとき。
膝あたりまで積もった雪の中に。冷たすぎて感覚のおかしくなり始めた脚を突っ込んでは引き上げて必死に家まで足を動かしていた、あのとき。
冬特有の冷たく乾いた、しかし雪のせいで湿ったようにも感じるあの空気。呼吸を繰り返すことで湿る口元のネックウォーマー。重くなる身体。道は同じはずなのに、家に着くまでの時間がいつもの倍はかかった、あのときのことを。
…何故か季節外れのはずなのにそんなことを朧げに思い出してしまっている自分がいた。
…アイドルのステージ…ですよね?
流行りの領域展開とか…してない?…ハイ。
アーカイブ見たらわかるね、うん。
多分、自分しかこんな目にあってはいない。
今まで現地に行かなかったことで気が付かなかったのだが、自分には感受性つよつよ人間の才能があるらしかった。ある程度生きてたが、こんな素質があるとは思ってなかった。
先程の大雪の記憶も経験に基づいたただの妄想に近いのだろう。我ながらとんでもないことを書いている自覚はあるが。
…全身に広がる疲労感は、そのときの感覚に似ていた。恐ろしい話である。
歌を聴いてこんなことになったのは生まれて初めてだった。
上記のこともありアーカイブで純藍を見た後でもなお、雪歩ソロで一番印象に残ったのはこの曲である。
…身体が動かなくなるなんて嘘だ大げさだと言われたら、そうかな…そうかも…。というしかない。自分も未だに信じられない。
書いていてあまりにも創作じみた内容になりそうだったため、Xでアンケートを1日取った。こちらはその結果のスクショである。
参加してくれた方、ありがとう!
…良かった…自分だけどこかの回路がおかしいのかと思っていたので、とりあえずは安心した。
なので遠慮なく書かせてもらうことにする。
ウソじゃないもん!ホントだもん!
MCパート③
アイドル達が互いを褒め合っていたような気がするのだが…先程の衝撃のせいもあり、現地ではあまり印象に残っていない。まだ腕が動かなくてそれどころではなかった。
edeN
友藍のときはシャイニーフェスタのアニメーションが脳内に流れてきたのだが、2回目披露のこのときはそんなこともなく、ステージに集中できた。おかげで真と雪歩の動きをしっかり見られた。これも何度聴いても良い。
LOST
…実はこの曲、知らなかった。曲名を知ったのも悲藍が終わって、会場を離れた後にTLをたどっていた時である。
DREAMは過去にゲームで歌われていたので知っている。the愛も担当曲だったので聴いたことはあったのに。この曲だけ全く知らなかった。
…現地で聴いていて新曲ではないことだけはわかった。周囲の反応もそうだが、なにより聴いていて懐かしく感じたからだ。とにかくじんわりと聴けた。最後、客席からありがとう!という声が聴こえたのもかろうじて記憶に残っている。
tear
イントロとともに真の声が聴こえた瞬間、口から悲鳴が出た。なんなら周りのPからも。遠くの席からも聞こえてくる。そりゃそうだ!
…結論から言うと、菊地真のソロであるこの曲すらも自分の現地の記憶にはわずかしか残らなかった。
頭はもう最初の段階で焼き切れていたから。回復したとしても一時的なものだったし。
昨日が初現地だった人間に浴びせて良い範囲なんてとっくに超えていたのだ。仕方ない。不可抗力とはいえ、覚えてない自分を少しだけ恨んだ。
覚えているのは、ただひたすら切なくて精神が削れた(聴いている間、脳内ではお願いだから幸せになってよぉ…まこりん…うぅ…まこりん…!うぅ…とひたすら祈らずにはいられなかった。)ということと。
担当のソロ曲という絶好の機会にも関わらず、未だに腕は動かないままで。どうにか手首から先のみでどうにか振り続けたことのみである。
MCパート④
イメトレからの不意打ち
『キュッピピピピピーン♡皆のラブリーアイドル♡♡菊地真でーーーす♡♡♡』
…最高すぎた。
tearで焼けた脳が一時的とはいえ回復する。後日のアーカイブでもここだけ何回も繰り返した。
これまた悲鳴が出た。
世界一可愛いよ!
嬉しかった。
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
会場の皆さんとひとしきり叫んだあと、カワイイ…カワイイ…と自分の口の中から小さくこぼれたのを覚えている。
今思うと、厄介だと思われようがさらにカワイイーーーーー!って上乗せして叫んでも良かったかもしれない。(ここで瞬時に叫べた人、うらやましい…)。
アーカイブだとそこそこ抑えているようだが、現地ではこの数倍の結構な大歓声が上がっていた。
大なり小なり声出なかったヤツ、いる?
いねぇよなぁ!
以下、賛否両論の自分語り。スキップ推奨。
真のこういうキャピるん成分ってギャグとして捉えられがちなんですけども、真面目に捉えてしまうと悲しくなることがあって。ゲームだと、真のキャピるん(原因は省略。)って明らかに可愛いの出力の仕方がおかしくてドン引きされる、受け入れられにくい部分として描かれがちで。(そうじゃないとあまりにも欠点がなさすぎるのだけど)。ゲームやドラマCD中のアイドル達やPも割とドン引きすることが多く。
真がカワイさを自分からアピールしようとすると、どうしても王子様に比べてファンにウケが悪かったり。しまいには求めてないとか、こんなの真じゃないまで言われてしまったりする描写が多かった気がする。
(どうもプラチナスターズあたりから、そこの描写は少しずつ変わっていったようなのだが。様々な理由もあり、未だプレイする覚悟はできていない。…そろそろ、触れても良いタイミングかもしれない。)
…かくいう自分も最初こそ驚きはしたものの。(ちなみに初めてそれを味わったのはアニマス14話の菊地真改造計画。なんでや!可愛いやろ!)
そういう少しズレた所も含めて、彼女の魅力であると自分は考えています。
だから他の人達と同じようにただドン引きするなんて、少なくとも自分はしたくなくて。
なんなら
俺は好きだよ?
なんなら一緒にやろうよ!
せぇーの、
まっこまっこりーん!
もう一回!
まっこ!まっこ!りーーーーん!
リピート!
まっこ!まっこ!りーーーーーん!
もう一丁!
まっこ!まっこ!ry(
と、ひたすら繰り返し一緒にやるなどしたかったほどである。
…その後の真がどんな顔をしているかは、読んでいるPさんの想像に任せるが…。とにかく。
菊地真の
『性別関係なく伝わる、カッコよさ』
という能力と引き換えに手にしたかのような、外すのが難しい、いわば呪いの装備(表現に賛否があるのは認める)である『キャピるん成分』だが…(菊地真という一人の少女をプロデュースする際、必ず向き合わなければならない部分でもある)
そう、出力がおかしいだけなのだ。
王子様を求められている時と同じように、仕事として求められていることに対して真摯に向かい合うことさえできるなら。
カワイさをアピールしようとする際、力まず、もっと自然に振る舞えるようになれれば。そもそもわざわざアピールしようとしなくとも、自然体が一番可愛いのは周知の事実である。
ミリオンライブのアイドルの一人であり、
セクシーの伝道師。菊地真の師匠でもある
馬場このみ先生の言葉をお借りするなら
『セクシーは出すものではなく、出るものなのよ!』である。
そこさえ、そこさえどうにかなるのなら。
…そのキャピるんの出力をうまいこと『ナチュラルな可愛さ』として雪歩、伊織、美希、マスターこのりお、プロデューサーで誘導→着地→少女、開花!できたのがXsのラビットファーだったわけで。これだけでミリシタには頭が上がらない。自分が望んだ、真のキャピるんな部分を肯定し自然体の可愛さを引き出せた展開の一つだったから。ミリシタでは真が主役のメインコミュ61話辺りから真の自然体の可愛さを匂わせていたものの、それまでのゲームだとあまりない方向性の展開だった気がする。(自分はアイマスシリーズでプレイしたゲームに偏りがあるため、そう感じただけかもしれないが。)それまで、真のキャピるん成分はあまりアイドルの仕事で表に出さないほうが良いものとして扱われがちだった。ように記憶していたので。
あのとき、自分の想像の上を超えたものを公式からお出しされたことに驚きを隠せなかった。いつもなら、そこの部分は不完全燃焼になりやすかったのに…。
ミリシタP、あのときのお前の采配、ホントに見事だったよ…。思わず、つい嫉妬してしまうぐらいには。
一時期。
パーフェクトサンをクリアした頃だった気がする。
ゲームの中のPの言葉と自分がPとして話したい言葉であまりにもズレがあって。真に自分の言葉を直接伝えられないことを辛く感じていた時期があった。(よく考えれば当たり前のことではあるのだか。ゲームなんですよ、ゲーム!)
真のカワイさはPだけがわかっていれば良い、真はファンを含めた皆の王子様になるんだから、Pが真にとっての王子様になれば良い。だから真は王子様の仮面を被ったまま1年間トップまで突っ走れ!
…SPを最後までクリアして、公式から叩きつけられたのはこんな答えだった気がする。(求む有識者)確かにタイムリミットなどの問題もあり、トップアイドルを期限内に育てるというのなら、仕方なくはあるのだが。
その答えを受け入れるのは、ありのままの菊地真を否定するようで辛かった。
できれば王子様と平行しつつ、真の自然体のカワイさを少しずつでも布教、アピールし、世間に受け入れられるようにしたかったのが本音だった。…しかし、これは1年では絶対に出来ない。
…前回触れたプレイ遍歴。ミリシタ→SP→スタマス(菊地真のカワイさがある程度下地として、受け入れられている世界)というあまりにすっ飛んでいる歪んだプレイ遍歴はそういった事情もあった気がする。(詳細は省くがゲーム実況等でプレイできてないアイマスシリーズも軽くあさってはいたので、大筋はわかるが…いずれ自分でもプレイしていきたいとは思っている。)
…今まで意識こそしてこなかったものの。菊地真のカワイさに対して、現実的に厳しくNOを突きつけられるような展開をあまり見たくなかったのかもしれない。
菊地真のプロデュースに関して、少しは考えたこともある。どういう風にすれば、真が可愛い服を着ても、可愛い仕事をしても、世間に『見たくない!』『求めてない!』とか言われないようにするにはどうするべき、とか。
真のキャピるん成分をひた隠しにさせたまま王子様を演じ続けさせるのか、それとも王子様を演じさせつつ、スキあらば荒削りのカワイさも表に出しながら磨いていき、世間に少しずつ認められるようにアピールしていくのか。
甘やかしていると言われれば否定できない部分はある。それが一般的に欠点だったとしても。自分はそれを欠点だと認めたくはなかった。(適切な表現が見つからなかっただけで、できれば欠点とも言いたくない。)
まぁ、そんなことでグダグダと悩み続けたことがあったのだ。
だからこそ。あの場で(事故のようなものだったとはいえ)キャピるんなまこりんに思い切り歓声をあげられたという事実が。彼女のそういったアンバランスな部分をもあの場で肯定し、それを舞台上の彼女に伝えることができたということが。(細かく言っちゃうと言葉ですらない叫びだけども。)本当に嬉しかった。
(その後のAPかっしーさんの終了後感想配信にて。カワイイ真を全肯定できた、というワードが出たが、まさしくその通りだったと思う。)
しかも自分だけでない、
大勢のPのみなさんとも一緒に。
もしかして少しでも自分と同じこと考えてる人が他にもいたのだろうか?勘違いかもしれないけれど。そうだとするなら。
…こんなに嬉しいことはない!
…ありがとう、ありがとう!
なお、その後何秒間かフリーズするも、どうにか場を立て直そうとする雪歩。(よく頑張ったな…!)おかげでどうにか我に返ることのできた真だったが…
雪歩がフリーズした原因はそのウルトラカワイイキュートさを不意に大爆発させた我らが菊地真なのか。それとも、まこりんの超新星爆発ともおぼしき絶対無敵完璧最強の必殺スーパーラブリーアピールにこれまた大爆発で応えた自分やPさんたちなのか。
…その答えは諸説あるだろう、きっと。
Little Match Girl
友藍では披露されてない曲だったにも関わらず。これも現地での記憶がない。あまりに素晴らしい出来栄えだったのは間違いなかったのだが。
ここまで焼けたり回復したり。ただでさえ忙しかった脳がノルマでも設けているのかというぐらいにまたまた焼けてしまい。
もうダメだ。もう無理だった。
アーカイブで見直すと、二人の専用曲かな?というレベルまで仕上がっているように感じた。しばらくはこの二人以外が歌う所は想像できそうにないぐらいに。
ここまで見返すとrelationsといい、Infernoといい、悲藍はちょこちょこ千早さんの影がちらつくリストであった気がする。(過去のCD参照+勝手なイメージ。)もしかして雪歩も真もこの公演に望む際、千早からなんらかのアドバイスを受けたりしていたんだろうか。
もしくは裏設定で影の王、光の王以外の第3の登場人物でもいたりして…例えば友藍で光の王が嫁ぐことになった、ということだったが、その相手(どこか別の国の王様?)が千早さん演じる第3の人物だったとか…
…まぁ、考えるだけならいくらでもタダである。流石に飛躍しすぎた。
しかしただの空想ではあるものの…そのもしもを想像するだけで以前と比べて、随分とその味わいに変化があった曲になったと思う。
アンコール
キミはメロディ
今回のライブの共通曲。まさかアンコールであるここで共通曲だとは。予想外にも程がある。
ここで流れたせいで色々と複雑なイメージというか、妙な文脈がついた。ライブ前の知らなかったあの頃には戻れない。
やってくれたな!
あの最後の朗読パートからのこの曲はダメでしょ!
たしか昨日の最初の曲だったような…?
なんというか、最後の朗読劇の内容的に心中してませんかこれ!?
ハッピーエンドっぽい雰囲気でええんか?!
人の心はどこ…?どこ…?ここ…?
…どんな気持ちで…聞けば良いの…?
おかしい…こんなに明るい曲のはずなのに…情緒が…ココロが…かき乱される…
と激しく動揺した。
…そしてエンドロール後。(このときには拍手はかろうじてできるようになったのだが。)波音とともに出された一枚絵でトドメを刺された。昨日はこんなのあったっけかなぁ?
最後の二人はどこに着いたのか。本当に月に行けたのか、それとも海の底のそのまた向こう?(ここらへんの解釈はXであさるだけでもかなり楽しい)
…昨日は朗読劇なんてほとんど気にしなかったのになー!あー!あー!
昨日の充実した気分とはまた違い、ひたすら情緒がかき乱され続けた公演だったと思う。配信であればもっと落ち着いて見られたと思うのだが、やはりこれが現地ならではの味なのだろう。同じアイドルが歌っていても、曲の選出や順番等でこんなに味わいが変わるとは、新鮮な体験だった。
終演後
予想外の疲労で重たくなった身体をどうにか引きずりながらも退場する。お見送り会で
一瞬ながらも、アイドルたちを堪能した後。(まこりんが両手で指ハート×2していた、またもや可愛い!)
飛行機の時間もあったので名残惜しくはありつつも、前橋駅にて昼ご飯をいただき、早々に前橋を後にした。
しばらくしてからたどり着いた空港でライブのエゴサ(純藍終了後だったと思う)をしていると、純藍もかなり強いセットリストだったことを知った。キミ*チャンネル真ソロやチアリングレター、あの二人で歌うVOY@GERを現地で聴けたPさんたちをうらやましくも思ったのだが。
もし実際に現地にいたら、その後1日は放心してしまって仕事どころでなくなるのが容易に想像できた。…できてしまった。
…うん、逆にいなくて良かったかも!
それに家に帰ったあとの楽しみも増えるというもの。初の現地を味わったのだ。しかも2公演も。一つぐらいは今まで通り、家でのんびりアーカイブで見てもバチは当たらない。
その後は飛行機で海を超え、車でどうにか帰宅したのだが。興奮で寝られなかったせいもあり、この時点では誰に見せるかもわからなかった、友藍の感想を深夜テンションで書き始め…。
そうして、自分の初のライブ遠征が幕を閉じました。
本当に楽しかったなぁ…!
1年後ぐらいにでもまた行きたいかも!
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。最初は3人読んでくれればいっか!の精神で書いていたのですが、思ったより多くの方に読んでいただけてとても嬉しかったです!
なんとなくの観測範囲ですが。読んでる方の年齢層や性別、遍歴も幅が広いように感じました。やはり良いものはそういったもの関係なく愛されるのだなぁと改めて実感できました。
またまだ書きたいことはあるのですが…
現地の感想という意味では今回で一段落としようと思います。
本当にありがとうございました。
こっちも寝かせてたアンケ書かなくちゃ!
機会があればまたお会いしましょう!
またね!