3Dプリンターを用いてオリジナルのバイクパーツを制作

画像1 今回はフュージョン360で設計デザインしたバイクのヒールガードを3Dプリンターで制作した工程を紹介したいと思います。
画像2 フュージョン360で設計したデータをSTLデータに変換。 そのデータをスライサーソフトにインポートし印刷設定していきます。
画像3 今回使用したフィラメントはQIDI純正のPA12CFというカーボンが添加されたフィラメントです。 強度もあり耐候性にも優れている点で選びましたが、高価な材料なので素材変更を考えております。 さほど大きいサイズでは有りませんが、積層ピッチを0.2mmインフィル密度40%印刷スピード50%でトライしたので、1つ印刷するのに3時間以上かかりました。
画像4 何度か失敗も有りました。印刷途中でプレートから印刷物が剥がれ、残りがズレて印刷され材料と時間が無駄に。 PA12CFはプレートとの密着が悪いので、スティックのりをプレートに塗り解消しました。 完成した印刷物にプライマーを塗りカーボンファイバークロスを貼って真空パックに入れ、カーボンファイバークロスと印刷物が密着するまで数時間待ちます。
画像5 カーボンファイバークロスが密着した後、カーボン用のレジンを塗り、完全硬化まで10時間ほど放置します。 完全硬化したら200程度からヤスリ初め1000番程度までひたすらヤスリかけ。 表面がある程度ツルツルに仕上がったらアクリル系のクリアー塗装を施して完成。 完成まで2日以上かかったかも知れませんが、結構綺麗に完成しました。 プライマーなどのレジン系は人体に有害だし、ヤスリかけも数時間かかるので体力も必要でした。
画像6 実際に自分でカーボンパーツを制作してみると、売られている物が信じられないほど安値なのに気付かされました。

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