慶應文系入試難易度徹底比較

こんにちは、仮面です。

今回は、慶應文系の入試難易度を幾つかの観点から比較していきたいと思います。

まず始めに、比較をする上で必要になる観点を整理しておきたいと思います。

①偏差値(ここでは、河合塾のボーダー偏差値を使用)
②受験者層のレベル(河合塾の合格者平均偏差値・受験科目・併願校から比較)
③倍率

※なお、優先順位としては①>②>③という形にしたいと思います。(②は定量化するのが難しく、③は①・②に左右されるため。)

それでは本題に入りましょう。
結論から申し上げますと、以下の通りの難易度順となると考えました。

経済A>商A≧法=経済B=商B≧SFC>文

このような結論に至った理由について、先述した①〜③の観点から説明していきたいと思います。

① 偏差値
河合塾のボーダー偏差値における、慶應文系の偏差値の序列は以下の通りになります。

総合政策=環境情報(70.0)>法=経済=商B(偏差値67.5)>商A=文(65.0)

しかし、②でも説明しますが、数学の有無・国立併願者の寡多によってボーダー偏差値は変動することを留意した上でこの序列を評価すべきと考えます。(逆に言えば、そうした背景を有する学部と私立文系型の学部が同じ偏差値の場合は、前者の方が序列としては高いと考えられます。

② 受験者層のレベル

河合塾の合格者平均偏差値は以下の通りになります。
法(法律)67.0
法(政治)66.3
経済 66.7
商 66.6
文 64.9
総合政策 60.9
環境情報 60.5

また、受験科目・併願校についてですが、大きく国立第一志望型と私立文系第一志望型に分けられると考えます。
前者に該当するのが、経済A・商A、その他全てが後者に該当するという次第です。(数学の有無、東京一工の併願校として受験されるか否かを考慮)

以上の内容から、受験者層のレベルについては
経済A≧商A>その他 と結論付けられるでしょう。(経済A≧商Aとしたのは、経済の方が理系受験者がより多いためです。)

③ 倍率

倍率については、以下の通りの序列となります。
商B(6.7)>環境情報(5.5)>総合政策(5.3)>法法(4.3)>経済B(4.1)>法政(4.0)>文(3.2)>経済A(3.1)>商A(2.3)

ただ、先述の通り倍率は①,②の影響を大きく受ける要素であるため、然程重要視はしないこととします。(少なくともそれ単体では評価しません、どっかの◯田塾みたいには…笑)

以上の内容を踏まえ、先述した結論に至りました。

※なお、個人的に評価することが難しかった論点と致しましては、私立文系最上位学部の法・経済Bと、商Aのどちらの方が難易度が高いのかというものでした。
これにつきましては、商Bと法・経済Bの難易度が殆ど変わらないこと、東京一工等の難関国立受験者は商Aをより受験校として選択することを踏まえた結果、商A≧法・経済B・商Bとしました。



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