ECに関する顧客課題の全てを、パートナーとしてワンストップで解決し続ける ー ヴェスタ株式会社 代表取締役社長 工藤 武尊
こんにちは、ヴェスタ株式会社(以下、Vesta)の採用担当です!
今回は、CROOZに新卒で入社し、営業やPM、子会社の代表などを経て、現在は自らも顧客課題に向き合いながら会社全体を引っ張る代表取締役の工藤さんにフォーカスし、工藤さんのビジネスに対する姿勢や、Vestaにかける思いなどを詳しくお伺いさせていただきます。
CROOZに入社~CROOZ EC Partnersの代表に就任するまでの経緯
───本日はお時間いただきありがとうございます。工藤さんの決意や今後の思いが存分に出たインタビューにできればと思いますので、よろしくお願いします。
工藤:
よろしくお願い致します。
───では、まず工藤さんの簡単なご経歴から教えていただけますでしょうか?
工藤:
はい、大学卒業後、2017年に新卒でCROOZに入社しました。入社後は、SHOPLISTのMD事業部(SHOPLIST USED)のフリマサイトのPMを経験したのち、CROOZ EC Partnersの立ち上げメンバーとして参画しました。そこでは、某ECモールの物流センターの立ち上げや新規法人営業などを経験し、2020年から部長として事業を幅広く管掌させていただいていました。その後、翌2021年にはCROOZ EC Partnersの代表取締役社長に就任し、昨年2023年にVestaHDをCROOZ EC Partnersを売却する形で、CROOZグループからスピンアウトし、現在も引き続きVestaの代表取締役として、経営全般を担っています。
───ご説明ありがとうございます。同い年とは思えないほど、様々なご経験をされていて、驚いています(笑)そんな工藤さんが新卒で数ある会社の中から、「CROOZ」を選ばれた理由は何だったのでしょうか?
工藤:
CROOZを選んだ理由は、昔から持っている「将来経営者になりたい!」を叶えられる環境であり、早期に経営層に近いところで仕事ができるチャンスのある会社だったためです。自分の思いを叶えられる企業を様々な角度で探している中で、当時のCROOZの現場や人事の方々が若くしてチャンスを掴み、活躍しているのを間近で感じたことで、「ここであれば自身も結果次第でチャンスをつかむことができるのではないか」と当時強く感じました。
───なるほど。僕も同じ時期に就職活動をしていましたが、当時のCROOZは非常に勢いがあり、優秀な学生が多く入社されていた印象があったので、工藤さんのような方が入社されていたんですね。CROOZに入社後、最初は、CROOZでご活躍されていたかと思いますが、その後、どのようなきっかけで子会社であるCROOZ EC Partnersに参画されることになったのでしょうか?
工藤:
CROOZの配属決定の際に、「自身の適性に合った部署で、会社の機会を最大限活かしてほしい」という会社の方針から、のちにCROOZ EC Partnersへとつながる新規事業関連の部署に配属になりました。
───そうだったんですね。ここでもすでに、ご自身が感じられていた早期からチャンスを掴み、経営層に近いところでお仕事がしたいという思いは実現できていますね。では、CROOZ EC Partnersへの参画から、部長を経て代表に就任されたきた中で、苦難や大変に感じることはありましたでしょうか?
工藤:
振り返れば大変なことのほうが多かったように思います。ただ、そういった様々な経験も今の自分の糧になっており、大変な状況でも支えてくれた周りに感謝しています。大変なことは多かったのですが、その中でも常に感じていたのは、「若くして代表に就任したことで、自身として非常にストレッチしなければいけないことが多かった」ということでした。当時は、右も左もわからない状態で弱冠26歳での社長就任ということもあった一方で、「社長」という肩書がある以上、常に迅速かつ的確な意思決定を求められる立場になっており、自分の意思に自信を持てず、組織やメンバーには不安や懸念を抱かせてしまったことも多くあったように思います。そして、その結果、社長の自分と、メンバーとの距離感が生まれてしまうこともあり、事業運営の障壁となることもしばしばありました。課題は次から次へと発生しましたが、そうした状況を少しでも打開するために、全メンバーと対話する時間を設け、改めてお互いの距離間や役割を理解しあう時間を作ることで、徐々にメンバーとの距離を詰めながら、組織の土台を固め直すことに注力しました。
Vestaという企業の誕生
───経験や機会が多いからこそ、大変なことも人一倍多かったのかもしれないですね。そういった中でも、若くからご活躍されていたかと思いますが、今回CROOZグループからスピンアウトすることを決めたのには、どのような思いや決意であったのでしょうか?
工藤:
最も大きい決断材料としては、「良い出会いをもらえたこと」が挙げられます。数ある会社様とお話をさせていただきましたが、今後我々が目指していく方向性や自分自身が会社経営をしていく中で目指していく方向性と、Vesta HDが突き進んでいく方向が大きく一致すると感じ、ご一緒させていただきたいと強く思いました。それと同時に、新卒の頃から思っている「経営者になりたい!」という思いをさらに加速させていけると感じ、決意しました。
───そうだったんですね。CROOZ EC Partnersと一緒に経営を進めていきたいと思う企業は多くあったかと思っていたのですが、最後はVestaHDとの共感が後押ししたんですね。とはいえ、CROOZという上場企業のグループを離れ、Vestaとして再スタートを切る際はご自身の不安や、奥様をはじめとした周囲の心配はなかったのでしょうか?
工藤:
自身の想いをきちんと話したことで、後押しをしてくれました。家族を含めた周囲は、もちろん不安や心配はあったかと思いますが、冒頭で述べた通り、自身の以前からの思いである「経営者になりたい」という思いを知ってくれていたこともあり、私の思いを尊重し、背中を押してくれました。
───ご家族の後押しは何よりも心強いですね。現在、Vestaとして再スタートを切って、約半年が経過しますが、CROOZ EC PartnersとVestaで、会社経営や事業を拡大していくにあたっての違いやギャップは何かありますでしょうか?
工藤:
やはり、CROOZグループというネームバリューで営業活動やその他事業活動が円滑に回っていたことをグループを離れて初めて感じました。CROOZという企業母体があることが、いかに我々にとってメリットを享受させてくれていたかを感じ、改めてCROOZには感謝の気持ちが芽生えました。一方で、Vestaとして再スタートを切るタイミングで、既存社員の退職や顧客の離脱等のリスクは想定していましたが、現時点では大きな問題やトラブルは発生していないことが良い意味でのギャップだと思います。
───改めてCROOZという存在の大きさを感じながらも、Vestaとしてはリスクを最小限に留められているということは良いギャップですね。再スタートを切ったVestaの他社様にはない強み・特長は何かありますでしょうか?
工藤:
EC事業とSES事業でそれぞれで強みや特長があります。
まずEC事業については、「お客様のECサイトを創ること」から「お客様のECサイトを運用支援すること」までワンストップで幅広く対応できることです。さらに、我々は「お客様のECサイトを創ること」や「お客様のECサイトを運用支援すること」だけではなく、「ECサイトを通じて、お客様の商品・サービスを持続的に”売れる状態”まで高めていくために顧客に伴走する」という価値提供を最も大切にしており、お客様からもそういった点で非常に高いご評価いただいています。他社様では、部分的な課題解決に留まってしまう中、VestaではEC関連の課題は全て対応できることが何よりも強みだと思います。
次に、SES事業ですが、「お客様から直接ご依頼をいただき、8割以上の案件が直商流(1次請け)サービスをご提供させていただいていること」が挙げられます。直接お客様とお取引を行うことで、お客様のご意見やご状況を迅速にサービスに反映し、柔軟な対応が可能となっています。そのため、SES事業を立ち上げてから、現在に至るまで数年間継続してご依頼をいただき、弊社からご提供しているエンジニアが多くいるという現状にもつながっているかと思います。
Vestaが今後目指す姿
───お客様のことを誰よりも最優先に考える工藤さんだからこその思いや信念がVestaの強みには表れているような気がしますね。Vestaとして、今後も事業成長を目指していくかと思いますが、どのような事業展望をお考えでしょうか?
工藤:
まず、会社として目指すゴールとしては、「数年後にIPOを狙える会社の規模感を目指すこと」です。IPOはゴールではないですが、1つの目標として、既存事業である2つの事業(EC事業・SES事業)を持続的に拡大させ、早期にIPOを目指せるように進めていくことはもちろんのこと、既存事業に加えて、新たに事業成長を担えるような事業創出や、既存事業に付随する新しいサービス・プロダクトの開発にも今後は取り組んでいきたいと考えております。
───IPOは社会に対して、Vestaが掲げているメッセージを大きく発信することにもつながることで、Vestaに関わってくれている方々への恩返しの1つになりますよね。では、それら中長期的な目標を達成するために、直近はどのようなことにまず力を入れていきますでしょうか?
工藤:
何よりも、既にお取引をさせていただいている既存のお客様のECサイト経由での売上の拡大や、今後弊社のSESサービスをご利用いただける直商流の新規顧客数の増加に最も注力していきたいと考えております。そのためには、これまで以上に戦略的に事業を推進していくだけではなく、組織としてはこれまで以上に様々なバックグラウンドや経験を保有しているメンバーを受け入れながら、組織拡大も同時に進めていきたいと考えています。
───お客様に向き合いながら、Vestaのことを新しく知っていただける機会をさらに増やしていくというお考えですね。では、事業を今後さらに拡大していくことに伴って、組織も拡大していく必要があるとおっしゃっておりましたが、工藤さんが組織作りに対して意識していることは何かありますでしょうか?
工藤:
私が、組織作りに対して意識していることは、「全ての社員が、活躍する機会を最大化すること」と「当たり前のことを、当たり前にやり続けること」の2つです。
1つ目の「全ての社員が、活躍する機会を最大化すること」は、自分自身の経験から醸成された価値観です。私は、新卒から現在に至るまでCROOZで、様々な機会・チャンスを与えてもらいながら、それを形にしていくことで今までやってきました。そうしたことも踏まえ、人は誰しも、機会によって成長できると私は強く感じているので、全てのメンバーが、活躍機会を最大化できるように意識をしています。
2つ目の「当たり前のことを、当たり前にやり続けること」は、ビジネス上での信頼・信用の醸成に関わるものだと思い、組織作りの際に重要視しているものになります。どのようなビジネスも、「人対人」でできており、より円滑に、より気持ちよくビジネスを進めていく上では、人としての信頼・信用は必要不可欠な要素であると考えています。組織作りをする際は、当たり前のことを自らも徹底することで、メンバーに対して背中で見せていることも心掛けています。
───当たり前を当たり前にやり続けることって簡単そうですごく難しいですよね。共感できることばかりでした。Vestaの今後の組織拡大には、企業としての文化も影響しするかと思いますが、Vestaの企業文化、組織風土の特徴は何かありますでしょうか?
工藤:
Vestaの組織の特徴は、「自身のことだけではなく、組織全体や周囲に対するフォローの精神が強いメンバーが多いこと」と「仕事に対するメリハリをしっかりとつけられていること」だと思います。これらの特徴は、まさに弊社のVALUEである「チームだから出せる最大の成果を追求する」を体現している温かい心を持ったメンバーが多く在籍しているからこそだと思います。一方で、そういった利他的な精神だけではなく、1つ1つの仕事の質を高めるためには、互いにリスペクトを持ちながらも、時には指摘や注意をすることもあり、きちんと仕事に向き合う際にはメリハリをつけられている組織だと感じています。
───単なる”仲良し”というだけではなく、合理的に仕事を進めていくために切磋琢磨できるメンバーが多いということですね。では、今後組織拡大を図るうえで、Vestaではどのような方をお迎えしたいと考えておりますでしょうか?
工藤:
やはり、現在の組織の特徴でもある「仕事に対して”情熱”を持っていて、自身の成長も重要としながらも、組織やチームメンバーのために動けるような利他的な志向性をお持ちの方」をお迎えしたいと考えています。
未来のVestaの仲間になってくれる人へのメッセージ
───色々とご説明ありがとうございます。工藤さんのこれまでがぎゅっと詰まったインタビューになった気がします!それでは、最後に、Vestaの未来の仲間になってくれる方へのメッセージをお願い致します!
工藤:
こちらこそ、ありがとうございます。
今後の弊社は、数年をかけて会社をさらに大きく成長させていくというフェーズに入ります。そういった状況であるがゆえ、難解な課題に直面したり、大きな壁にぶつかることも多くと思いますが、それらに対して、私は情熱を持ちながら楽しみ、組織やチーム全体で乗り越えていけるようにしていきたいと考えています。多くの挑戦を後押しする文化もあります。弊社のような成長フェーズの企業で自身の成長と会社の成長をリンクさせながら、やりがいを感じていきたいと思われる方は、ぜひ一度お話をするだけでも良いので弊社に遊びに来てください!よろしくお願い致します!
採用担当より
Vestaでは、今後さらなる事業成長・組織拡大を目指しています。
この投稿をご覧いただき、Vestaに興味を持っていただけた方や、もっと詳しく知りたいと思っていただけた方はお気軽にお声がけください!
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