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サービスできないドイツ人、主張できない日本人

ドイツ人はお世辞笑いはしない。

日本では女の人が男の人にコートを着せたり、お酒を注いだりするが、ドイツではそれらは全て男性の仕事。

ドイツ人はロマンチスト。自宅でも夕食時にはライトを落とし、テーブルの上にキャンドルを灯す。

ドイツ人は衣食住のどれにお金をかけるかというと、まず住で、次に衣、最後に食。
住は後々まで残るから。

日本人は食べることが好きだ。
宵越しの金は持たないタイプが多いか。

ドイツでの食は歴史的な背景もあり、寒く食材不足である土地柄からや農耕民でなく、狩猟民族であることも影響しているか。

ドイツ人は保守的でレストランに行っても知らないものは頼まない。

物に囲まれ、整理・整頓ができない日本人。
ドイツ人は住に1番興味があり、センスも良ければ、お金もかかっている。家だけでなく、庭も美しい。

ケアヴォッヘはケアは掃く、ヴォッヘは週でお掃除当番の週のこと。
集合住宅に住んでいれば、これが回ってきて、隅々まで掃除をする。

一軒家でも家の前の道路の清掃と雪かきはしなくてはならない。

シュヴァーベン地方が特に清潔で、整然としている。

資源リサイクルなど、ゴミに関してはドイツは間違いなく先進国。

日本人が水がタダだと思っているように、ドイツ人は駐車がタダだと思っている。(家にガレージがない人はその辺に路上駐車してもよい)

ドイツ人は元々が狩猟や採集で生きてきた森の民なので、森が呼ぶ。
ドイツ人の休日は歩くことを目的とすることが多い。

ドイツ人は酷く罵り合っても、その後コロリと忘れ後腐れがない。

ドイツにはサービスという観念がない。
サービス業は尊敬されない職業。

州により家の前の歩道の除雪義務を課す条例もある。

サッカーでは、2009年にイラクで観客がライフルで選手を撃ち殺す。

阪神淡路の震災時、真っ先に被災者に水を配ったのは神戸山口組だったという。

日本人がいつも漫然とした信頼感の中で生きているのは、大昔から外的に生存を脅かされた経験がないから。

日本人は猥褻、淫乱のイメージ。
漫画のセックスシーンが多いことでも。

日本人男性は頼られたい。
そうなると、若くて頭の悪そうな女の子に行き着く。

モテる男は、姿勢と身だしなみが良く、色気がある。会話の話題は豊富、知的、ユーモアがある。また、尊敬の念を抱かせる力がある。そして、まめ、気風がよい。


結婚制度は、生まれてきた子供の所属を特定、財産の行方を決定するために発達した便宜的な制度。

二重モラルの反映する国で、ラブホテルが繁盛する。

ドイツでの離婚は、両者が同意していても、サイン一つとは行かず、少なくとも1人の弁護士が必要となる。

ドイツはラブホテルがなく、その代わりとなっているのが、小さなレストランの階上にあるホテル。

ドイツ人には躓いて恥ずかしいと言う概念はない、恥ずかしいは軽くは使えず、良心や人間性に関係している。(例:ヒトラーがドイツ人で恥ずかしい)

日本はもともと裸の文化、キリスト教文化との決定的な違い。日本では明治期の半ばまで、銭湯や温泉は男女混浴。キリスト教は性は罪で裸体は誘惑とする倫理であるが、日本はその未知の文化に強制され、裸は恥であると、強いられた。そのキリスト教権威が綻び、日本と欧米の常識が入れ替わってしまった。
しかし、欧米人の頭の中では裸体と欲情はいまだに密接に繋がっているが、繋がっていないような振りをしている。

スカンジナビアなど冬の長い土地では、日光の降り注ぐ時間を最大限に活用するため、全裸で日光浴する習慣がある。

日本の文化は恥の文化、西欧の文化は罪の文化

ルースベネディクト(菊と刀の著者)

菊と刀
日本人を分析し、占領後の統治に役立てるもの(ベネディクトは日本を一度も訪れないままこの日本文化論を書いた)

欧米女性と暮らすには騎士精神が必要。レディファーストでお姫様の前で騎士はひざまずかなければいけない。

欧米女性は口論で相手をやっつけることが生きがいに感じているのでは、と思うことも。
そんなわけで、我がはっきりとNOを言わずに意思を通す能力は男性において、発達した。

小学校教師は学校の休暇中に就業の義務はない。
林間学校やプール教室もない。
休暇日数は他のどの職種よりも多い、夢のような職業。

ドイツの公立の小学校は4年までで、その後進路が3つに分かれる。
その決定は四年生の後半の国語と算数の成績だけで。
①ギムナジウム
大学までの9年制の学校。
②実業学校
6年制
警官、看護師、公務員、銀行員
③基幹学校
5年制
職業訓練が付随

小学校の頃に訓練されないせいで、ドイツ人は概して飲み込みが悪い。

ドイツは中世以降職人の文化。
ドイツ国の屋台骨はアカデミック(科学者、哲学者など)と職人の二本柱。

たかだか進路を10歳で分けられ、基幹学校へ進んだ生徒は、悲観し、勉強を投げ出してしまう。
そもそもそうなってしまうのは、親のサポートが受けられない(家庭崩壊、外国人労働者)ケースが断然多い。
そのため、教師が殴られるなどの不祥事も。

ギナジウムも能力がそれほどない子が入学し、程度が下がり、教材が増え、教師にも生徒にも不満やストレスが蔓延。

ギナジウムはアビトゥア(卒業試験)に受かれば、高校卒業と大学入試が叶うが、年に一回のそれにしても2回落ちると一巻の終わり。身の振り方が宙に浮き、飲み屋の店主か政治家になるしかなくなる。

ギナジウムも職業学校も行事も少なく、部活もなく、教師と生徒同士の繋がりも希薄。

実業学校ではやる気のある生徒とない生徒が二分している。
やる気のない生徒の就職支援などの救済はない。

日本が素晴らしいのは小学校で生徒と教師が給食を一緒に食べること、生徒が学校の掃除をすること。
ドイツでは生徒と教師のつながりはほとんどなく、掃除は清掃業者。

生徒の生活指導もない。プライベートには干渉しない。
タバコを吸っても注意しない(ドイツは18歳から吸える)、車で通学も(18歳から運転免許)、居酒屋でビールを飲んでも(ビールは16歳から飲める)。

生徒と教師にはしばしば確執が。つながりは勉強だけで、成績表を武器にしているから教師は負けない。

日本は初等教育がしっかりしていることに、日本人はまるで気づいていない。

ドイツは教育途上で脱落していく人間を産むシステム。

貧富の差は人間の能力の差でなく、教育の差から。
満足な教育を受けられない人が職に就けず、貧困層になる。
2005、2007年には仏で不満が爆発した。

日本ほど社会に溝のない国はない。
それは早期エリート教育がないことも一因。

日本語、フィンランド語は他の言葉と関連性が希薄。
※日本語と韓国語は唯一例外。

日本人が英語下手なのは子音が聞き取れないことも大きい。日本語はほとんど全部最後が母音。
例)k、lが最後に来ると聞こえない。
  唯一sとnは聞こえる。ですをdesと、u
  を省略して言うから。

日本人が外国語を習得できないのは、何千年もの間、外国人との交流会がほとんどなかったという、地理的、歴史的理由がある。
また、漢文や洋書を読むための手段で机に向かって黙って学ぶものだった。なので、スムーズな会話に行きつかない。

外国では言葉は手段を超え、武器である。
不手際に巻き込まれた時に、事情の説明ができ、誤解を受けた時に弁明ができ、喧嘩に巻き込まれた時、一方的に負けない程度に語学力がないと人間らしく生活は送れない。

英語教育で大切なのはただ一つ、会話を成立させること。

ドイツでは何を聞いても、読んでもそのまま鵜呑みにすることはない。懐疑的であれ、と徹底的に教え込まれているから。ヒトラーを妄信し、破滅へ進んだ反省から。

ドイツ人はおそらく日本人の10倍くらい疑り深く、主張の強い人々だ。

日本から一歩出ると、意見のない人間は頭が悪いと決めつけられ、主張のない人間はこれ幸いと利用されるのは常識だ。

国際社会で国益を失わないためにも、必要なのは学校教育の転換。
自己の利益を損なわないために、自身の理論を構築し、できれば和やかに、主張すべき意見は主張できるよう、議論の仕方を学校で訓練すべき。
そのためには論文の作成が重要だということも忘れてはならない。

国の信用は、パスポートの強さに比例。日本のそれはとても強い。ドイツと比べて違うところは北朝鮮(🇰🇵)に入国できないこと。

ドイツ人口8200万人のうち、十分の一が外国人(4分の1がトルコ人)、また十分の一が元外国人(帰化)。

ドイツで外国人問題というとトルコ人問題。トルコの人は豚を食べない。

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