✨くん

マッチングアプリを初めて、2週間。

少し離れた町に住む✨くん。

一人暮らしをしていて、
生活費を稼ぐために
本業と副業3個掛け持ちして、
常に忙しいご様子。

一度、アプリ内で電話したら、
ギャグセンも高くて感じもいいし、
とりあえずlineを交換した。

数回電話をして、
突然、『明日の夜何してる?』のline。

あ、これは電話のお誘いか?と思い、
『明日の夜は寝てます。』
と返信。

『仕事19時に終わるから、
会えないかと思ってたんだけど、
寝てるならやめとくかー』とのこと。

あーいるよね?こういう人。
急に誘ってくる人。

でも、ノリが悪い女と思われたくなくて、
私が住んでる場所から待ち合わせに指定された場所の所要時間を
送り付けた。

『こんなにかかるらしいよ。
でも会いたいと思ってしまっている自分もいる。』と返信した。

次の日。
日中用事があったので、あまり返信もしなかった。

18:00頃
『何時ごろそっちでる?』のlineが。

私『え、ほんとに行っていいの?』
✨『いいよ。気を付けてきてね』

自分がちょろすぎて、
向かってしまった。

彼には、昔遊んでいたことも話してある。
今はもう遊んでいないことも。

道中、電話しよ?と誘った。
『俺からかけるから待ってて』

電話が来なかったら引き返そうとおもった。
こんなすぐ会おうなんて言ってくる男は、
大体遊んでいる。

一人暮らしはじめたてなんて、
女の子連れ込み放題だし。

でも、かかってきた。
『もしもし?今どのあたり?』

一時間くらい電話した。
どんな人が好き?
異性に求める最低条件は?
たわいもない会話。
楽しかった。

で、無事待ち合わせ場所に到着。
会ってみたら割と好きなタイプの顔。
身長がめちゃめちゃ高い。
近くにいたら、私のコトが見えないくらいの身長差。

結局、彼の家へ。
私も実際受け入れるつもりで、
コンタクトケースと必要最低限のコスメを持って行って。

コンビニで買ったお酒を飲みながら、
YouTubeを見て談笑。

距離はやたら近くて、
案の定、した。

流された。
ほんと、私って最低。

もう遊ばないって決めたのに。
相手が自分の好みだと、受け入れてしまう。

翌日。
9時から彼は仕事だったので、
出勤の時間に合わせて解散。

またね~!なんてルンルンで別れた。

距離は少し遠いけど、
私が会いに行けばなんとかなるよね!なんて思いながら。

車を走らせ、帰宅。

彼のインスタを教えてもらったので、
とりあえず確認。
教えてくれたのはフォロー数10数人の小規模垢。

『俺、あんまりインスタやらないんだよね』
と、言っていたけど、あんなおしゃれな人が、
インスタ過疎ってることあるか?と思い、
彼の本名で検索をした。

キタ。
本名、フルネームで登録されているじゃないか。

まあ、見るよね。

600人越えのフォロワー数。

投稿を確認。

はい、きたこれ。

黒。

ばっちり彼女との投稿があるじゃないか。

3年記念日で花束をもって、幸せな投稿。


あー浮気相手になってしまったと思った。
もう遊ばないと決めていたのに、
悪いのは私だけ。

彼女は、✨くんがこんなことをしているのは
きっと知らない。
✨くんもきっと結婚資金のために必死で働いているんだろう。

全てどうでも良くなった。

✨くんにlineした。
『ごめんね、インスタ見ちゃった。
置いてきた歯ブラシとコンタクトケースは捨てておいて。
楽しかったよ!ありがとう
ばいばい。』


インスタもマッチングアプリもブロックした。
その他DMで話した男もlineで話していた男もみんなブロックした。

マッチングアプリも退会した。

一応、✨くんからどんな返事がくるのか待ってみた。

『じゃあ、またね~👋』とのこと。

はい、ブロ削。


私のマッチングアプリ話は完。





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