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チンドン屋と長崎原爆

チンドン屋と長崎原爆

北マリアナ諸島のテニアン島は、太平洋戦争末期まで約30年間日本の統治下にありました。その島の商店街にあった映画館の日本人経営者が、チンドン屋のような格好をしてよく「美しき天然」を演奏しながら宣伝をしていたそうです。

太平洋戦争末期にはテニアン島をアメリカ軍が占領し、長崎に投下された原子爆弾を搭載したB29爆撃機の出撃基地となりました。日本が降伏した後、島に潜伏していた日本軍兵士への投降の呼びかけに、米軍は「美しき天然」の曲を流したといいます。

この「美しき天然」は佐世保で生まれた名曲で、サーカスの宣伝やチンドン屋さんが練り歩く際によく演奏されています。


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