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先輩の良い話

ヘッダーは、私の好きな画家の1人
ジェームス・リジーのタクシー🚕です。

リジーの作品の良さはまた別の機会に…

ウチの会社は副業O.Kな会社でして、週末だけ薬局で働いている人とか、私も前はそれで週に1〜2日、ラブホのフロントのバイトを掛け持ちしたりしていたのですが、持病の尋常性乾癬が悪化した為2ヶ月で辞めてしまった。

40代だけど先輩の女性は、二種の免許を取得してこの1年くらいタクシードライバーと兼業で働いている。

今日はその先輩のちょっといい話。
(先週から重い記事を書き出していて、前に進まなくて未完成なまま下書きに…で、つぶやいてばかりな週でした。アハハ^^;  )

彼女がとある日に乗せたお客様は、南の島から来たサラリーマン3人組。40代、50代、70代。

その日の商談を終え、宿泊先のホテルまで乗せた。ホテルに着く頃、チェックインを済ませたら、3人でラーメンを食べに行きたい!となり、『運転手のお姉さん!この後どこか旨いラーメン屋に連れてってよ』と、言われて、ホテルから今度はラーメン屋さんまで3人を運んだ。

ラーメン屋に着いたら、『食べ終わったらまたホテルまで送って欲しいから、どうせならお姉さんも一緒にラーメン食べようよ!ご馳走するから!』と、誘われ、「いや、仕事中ですから」と、一旦、お断りしたけど『そんな固い事、言わず!』と3対1で、押し切られ彼女も一緒にラーメンを食べた。

そして、無事にさっきのホテルに送り届け、降りる際、70代の社長さんが何かを探していた。
「何かお探しですか?」と彼女が聞いたら『あ、いや、別に…大丈夫』と、降りて行ったらしい。

彼女もその後、車内を見渡してみたけど、忘れ物は特になく、その日の仕事を終えた。

翌朝、タクシーの清掃を…と、後ろのドアを開けたらセカンドバッグがドアとシートの隙間にあった。

あ!昨夜の70代の社長さんが探していたのはこのバッグだったんだ!と、思い いただいた名刺に電話してみたけど出なかった。念の為に中を確認したら、やはりその社長さんの物で、財布や飛行機のチケットも入っていた。

その日は大阪で商談だと聞いていたから多分もう3人は大阪で、商談中なんだ…と。

大阪の商談を終えたら夕方の便で南の島に帰ると言っていたから、このチケットが無かったら困るだろう…と、彼女が取った行動は、仕事を休み自家用車で大阪に向かう!だった。

午前中、今から向かえば高速で3時間くらいで大阪だ!とりあえず商談場所は聞いてないけど梅田に行こう!と、すぐに車を走らせた彼女。

昼前になって、ようやく相手から電話があり、商談場所は、まさに梅田だった!(彼女の勘✨凄い)

待ち合わせて、無事に昼過ぎにバッグを渡す事ができた。社長はとても喜び、ガソリン代、高速代、食事代、お礼も含めて4万円をくれたらしい。

そして『お姉さん、南の島に来る時は必ず連絡して!食事もご馳走様するし、良い所を案内するから!』と、別れた。

彼女はスキューバーの免許もあり、たまに行くから、これは来年あたり実現するんじゃないかと思っている。

往復5〜6時間かけて、バッグを運んだ話。

良い話じゃないです?私、そんなにすぐに動けるかな?大阪のどこに向かえばいいかもわからないまま…と、言ったら『*sora*さんも多分、気づいたら高速に乗ってるタイプでしょ』と、先輩から笑われた。

間違いない、私も全く同類だった。
宅急便じゃ間に合わない、財布とチケットは相手が困っているだろう、そもそもあの時に一緒にもっと探せば良かった…そう思ったら、居ても立っても居られなくなり車を走らせるだろう。(ただ、梅田じゃなくて大阪駅に向かってしまうかも)

わ、1,500文字に 文章力不足を痛感…。短くまとめれず、長文になってしまった。読んでいただきありがとうございました。

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