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ビビる理由


私が27歳の時、父方の祖母が、地元のJAの自動ドアに挟まれて転倒して腰の骨を折った。

救急車で運ばれ、数日後に全身麻酔で手術をした。 その後、1度も目を覚ます事なく、植物人間になり、1ヶ月後に亡くなった。

75歳だったけど、全身麻酔が強すぎて脳死みたいになったのだろう…と、両親が話していた。

医療ミスで病院を訴えないのか?と、何人からか聞かれましたが、田舎に他に大きな病院はないので、父も母も何かあれば、将来お世話になるのは、この病院しかない。

だから、訴えたりはしなかった。

その代わり、1ヶ月間、ナースステーションに1番近い個室で有難いくらいの完全看護だった。

身内にそんな事があったせいで、私は全身麻酔が実は怖い。

看護師になりたかったくらいだから、血や肉や骨を見る事は何も恐怖を感じない。

幼い頃から注射も泣かなかったし、今も針を直視している(笑) 上手かった看護師さんには必ず言葉で「全く痛くなかった!いつ針が入ったか、わからないくらい上手ですね!」と、感想を伝える事にしている。

『わぁ、そんな風に言ってもらえると嬉しい☺️』と、喜んでくれる。

頸椎(けいつい)に電撃痛が走る中のMRIとか、病理検査の為、麻酔なしで肉を少し削り取られたり、胃カメラとか、何時間もかかる長い点滴を切れ間なく連続で丸2日とか、大抵の医療行為は、辛い検査でも治療でも耐えれる。痛みにも多分、強い方。


ただ、この祖母の件があってから全身麻酔だけは怖くてビビりまくっている。(おばあちゃんみたいに目覚めなかったらどうしよう🥺)と….。


サザンを聴きながら眠った…と、次は、誰にしようかな?と、今回も楽しく麻酔で眠ろうとしてはいますが、前回、左半身の麻酔が効きすぎて、翌朝の6時まで違和感で一睡も出来なかったので、今回は朝までぐっすり眠れたらいいな…と。


そんなこんなで、私が麻酔にビビる理由を書いてみました。


ちなみに、今回のプレート1枚が全く役目を果たしていなかった事は、私からしたらある意味、医療ミスだっのではないか?と、思います。

だから、急きょ再手術になった訳で、最新のレントゲン写真は、なんならプレートが斜めにズレて端が骨に少し食い込んでいるようにも見える。


でも労災認定の医療機関だし、今更、病院を変えるのは、また書類がややこしくなるし、今はこの病院を頼るしかないので、医療ミスだったのでは?などと、口には出していない。

実際に訴えても、医療裁判は、因果関係の追求などが長引いた挙げ句、一個人は間違いなく負けるケースがほとんどな気がします。

今回は、手首だし、治療費も自腹が痛んでいないし、労災だから、このまま同じ病院でいいや!と、流れに任せてしまう私がいますが、自腹なら文句のひとつも言うかも…。

1,000文字を超えてしまった(汗)

読んでいただき、ありがとうございました。






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