九官鳥は本当に喋れるんだ
こんばんわ。
今日も一日お疲れ様でした。
20年ほど前の話しになります。
仕事で伺ったお宅での出来事です。
そのお宅は民宿をしていて、玄関がとっても広い。
扉は全て開いていて、広い玄関内には大きな熱帯魚の水槽が置かれていました。
「こんにちわー」と私。
すると奥の方から「こんにちわー」と聞こえた。
そのまま出てきてくれると思い待った。
しかし誰も出てこない。
もう一度「こんにちわー」と言い待つ。
すると「こんにちわー」とまた聞こえる。
なんだ居るのなら出てきてよ!
少しイライラしながら「これで最後だぞ」となぜかムキになって、「こんにちわー」そしてもう一言「まさおさん(仮名です)いらっしゃいませんか?」
すると長い廊下の奥から「まさお、まさお」「あーははは」
はー!と私は思わず、靴を片方だけ脱いで、廊下の奥を覗き込む。
すると、大きめのカゴに入った九官鳥だ!
「お前かー」
「ふざけるなよ」
しかし、こっけいなのは私だ。
恥ずかしいからもう帰ろう。
「お前日本語上手いな」
と少し上から褒めてあげた。
結局用事はなんだったんだろう?
おやすみなさい。
明日もきっといい日です。
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