特別編「ゼイリブ解説」での設定やキャラ紹介や後書き

動画に出せない部分が多かったのでこちらで設定を晒しておきます。
また後書きなんかも一応のせておきます。

設定


アルファの住む街【夕中部市(ゆなかべし)】

大都市の郊外に存在する人口4万人規模の市
住宅街と工場地区が大半だったが、駅前周辺に大型ショッピングモールや市立病院などもできている。
しかし元々貧困層が多い地区であり、治安が悪いことで有名。全国の住みたい街ランキングでは毎回最下位。
また不景気により失業者も多いため、近頃は様々な事件がよく起きる。
なお、近頃ここがインターネット内に作られた架空の街であり人々は操られるデータだと陰謀論を主張する団体がデモを行い警察と衝突している。

市立病院

市内の古い病院。心療内科もあるが、イカレSFオタクのアルファへの治療は困難としてトラベルライト心療所を紹介した。

トラベルライト心療内科

アルファの住む町にある心療内科。
廃墟にあるため不法侵入しないと辿り着けない。
電気は近所の集合住宅から盗んでおり他家賃もない完全な違法診療所。
さらに病院内外に怪しげなポスターやアルミホイルがある。
ただ、通常の精神医療では治療困難な患者、または病院でトラブルを起こした患者を受け入れるため、市内外の精神科医の間からは「最後の手段」として知られる。(なお医師達の間では診療所の存在を口外してはならないルールがある)

惑星J-PAX

印理恵が生まれ故郷と主張する惑星。
地球から1800光年離れたスカリベイト第二惑星の名称。
1980年代に地球に飛来した印一族の一人が「遊星からの物体X」を星に持ち込んで以来銀河有数の映画惑星となる。
しかし現在は地球産の映画は古いものとされ、惑星内の超高クオリティ大作映画が主流。
その映画技術力は地球より遥かに高くスターウォーズは全エピソード1万円(地球換算)で制作可能。
なおマトリックスの撮影技術はJ-PAX星人が密かに伝えたもの。
現在でも地球の最新映画技術はJ-PAXの古い技術が伝わり作られているという。

スペース金曜ロードショー

惑星J-PAXが同惑星系にて放送している映画放送。
毎週金曜に行われており、J-PAXをはじめ多くの惑星で始めてみる映画はこのロードショーと言われている。
ちなみに今でもジブリのパクリ映画が人気。
なおスペース木曜劇場もあるが、こちらはB級専門だと印理恵は主張する。

映画:耳をすませばトレマーズ

J-PAXで地球産映画主流時代に作られたB級パクリ映画
地球産のアニメ映画とモンスター映画を足したら最強の映画が出来ると信じた監督が生んだ超青春娯楽音楽モンスターパニックムービー。
カルト的人気を博しており、全三部作が作られスペース金曜ロードーショーでもたまに放送されている。
なおスペース木曜劇場では月2回放送されていると印理恵は主張する。

キャラクター

印 理恵

トラベルライト診療所の医院長で自称宇宙人。
藤田以外からは「印先生」と呼ばれる

不思議な力(宇宙精神医学)を使い様々な病を薬無しで治療できる。
しかし代償として患者はおすすめのモンスター系映画を見せられる。
口数は多いが感情的抑揚が極端に乏しい。
また、自分が宇宙人であると誰にでも言ってしまうため、大半の人間から怖がられている。
地球の日差しが強いので薄暗い所を好んでおり、院内が薄暗い理由の半分がこれ。日中の外出時はサングラスを掛けて移動することが多い。
地球にやってきた直後、精神科に入院させられた際に人間を治療してから精神科医になることを決意したと主張する。

【ネタバレ】

過去に原因不明の事故により病院に運ばれ記憶喪失になり市立病院に運ばれた。身元を示すものは一切ない。
しかし、そのご自らを宇宙人だと名乗りだし、精神病棟に入り藤田ど出会う。
病院に運ばれた時バッグの中に入っていた映画「K-PAX~光の旅人~」によく似た宇宙人と名乗りはじめたが、人間なのか、宇宙人なのかわからない。
また、医師免許をもっておらず、自身は医者と名乗るが、事実上の医者ではない。
しかし、その特殊な能力と奇妙な言動と性格により、社会になじめない患者達から「先生」と愛されている。

好きな食べ物はバナナ(皮ごと食べる)
好きな映画は「遊星からの物体X」「ザ・グリード」など
好きな音楽は「平沢進」「スレイヤー」「スリップノット」など

藤田まこ

トラベルライト心療内科の看護師。
通称『藤田さん』
診療所の業務全般をこなすデキる人。他者から怖がられる印の対外折衝役をこなしている。
患者に長年接しすぎたのと元の性格ゆえに、どのような患者の前でも異様なほど明るくしゃべる。
腕力が強く暴れた患者を取り押さえるのが得意。格闘技の経験もある。

【ネタバレ】

元は印を担当していた精神科医であり、現在でも医師免許を所持しているため、事実上彼女がトラベルライト心療内科の医院長。印は患者である。

藤田は元市立病院の精神科医。
病棟で治療困難であった患者達を次々と癒す印の特殊な能力を最初に発見した人間である。

しかし、印の荷物にあった映画とまったく同じ言動をとることから、映画のせいで偽の宇宙人と名乗るのか、それとも本当の宇宙人なのか判断できずにいた。

しかし病院は印が宇宙人であるこどころか、その能力すらも認めず藤田を宇宙人を信じる陰謀論者扱いした。

だが、周囲に否定され続けたことにより、藤田はより強固に印とその能力を信じるようになる。

その結果、精神科医として患者やその家族など人々の不幸を救える印こそが本物の医者だと思いはじめ、居場所のなくなった病院をクビ同然で辞めると、トラベルライト心療内科を開き、印を偽の医者とし、自らを看護師とした。

好きな食べ物:ビックリドンキーのハンバーグ
好きな映画:カッコーの巣の上で など
好きな音楽:カート・コバーン

先生A



市立病院の医師。
藤田の後輩であるが、なぜ彼女が病院を辞めたのか知らない。
アルファの状態を見て、最後の手段と言われるトラベルライト心療内科をすすめた。

急患の斎藤さん

統合失調症の入院患者だったが市内の病院で暴れて警察沙汰を起こした結果、最後の手段でトラベルライト心療内科に運ばれてきた。
印の能力により一時的に統合失調の症状が緩和され自宅に戻り、処方された映画を見ることになる。
しかしザ・グリードの良さがさっぱりわからないうえ、滅茶苦茶怖いので来週の病院でどう感想を言おうか悩んでいる。

おばあさん

詳細不明。

使用BGM

イカレたオタクのテーマ

心療内科のキャロル

印先生の治療タイム


藤田の告白


エンドー想像の結末ー



あとがき

今回はゼイリブ編ということで、一見してバカ映画、だけど見る人間によっては陰謀、もしくは大量消費主義への批判、社会風刺、そして格差社会への怒り、などなど本当にいかようにも見える話です。

とても多面的な見方が出来る映画なのは、これ自体がとても神話的な作りになっているから。昔話みたいなもんですね、シンプルで、寓話的。ほんとは怖いグリム童話みたいな。実はアレな・・・っていう感じ。

そこで、そのゼイリブを紹介する動画でも、色々な見方が出来るものをやったらどうか?たとえば「映画解説の中で、実は別の映画が紹介されてたらどうする?」という思い付きで、解説はゼイリブを、ストーリー上ではK-paxを同時に展開していくことにしました。ようは実験です。

ちなみに印先生がずっと映画のセリフを引用しているので、ぜひK-PAXを見て探してみてください。

また、この動画3部作は、どこまで見るのかで感想が変わるようにしたりとか、最後までみても、出来る限り結末という答えがない感じにしたかったです。

そういうことする人間なんで、世の中わからないことが多い方がワクワクするタイプなんですが、どうもそんなことを気軽に言えなくなってきました。

世界じゃ本物の戦争なんで起きていないとか、そうじゃない国じゃワクチンとマスクで想像の戦争をしてるし。

おかげで陰謀論すら楽しめなくなりましたが、それだけ世の中荒れてる証拠かも。

オタク同士みたいに、作品の解釈でプロレスやるなら、大歓迎なんですけどね。










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