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ジュペロストの可能性

こんにちは、だんでぃです。
皆様ポケモンカード楽しんでおられますでしょうか。

今回は私が直近で参加した100人規模の自主大会(ハチ兄ぃ杯)とシティリーグに持ち込んだ「ジュペッタ採用型ロストバレット」デッキを紹介します。

どちらの大会も予選20位台で大会結果こそ振るいませんでしたが、敗戦理由が練度不足故のマッチも多く、このままお蔵入りにするには少しもったいないと思い、キーカードやデッキリストの紹介を記事にさせていただこうと思います。

「ハチ兄ぃ杯」は奈良県で活動されるハチ兄ぃさん【@KouseiPAPA_poke】が主催してくださる自主大会で、今年はなんと奈良県初の100人規模での開催を達成されています。
奈良県民だけでなく大阪でポケカをされてる参加者の方も多く、県内では規模もレベルも最も高い大会であると言えます。
毎週金曜日の夕方にイベント「ポケカの時間」も開催していただいており、お時間の許す方はぜひ遊びに来てください。
ハチ兄ぃ杯、ポケカの時間に興味のある方は、ハチ兄ぃさんのTwitterまで詳細をご確認ください。【KouseiPAPA_poke】

本来なら最低限トーナメント進出くらいの箔はつけておきたかったですが、自分の中ではかなり満足感のあるデッキでした。
ロスバレなんて今までほとんど触ってこなかった自分でも戦いやすいなと感じたため、ロスト使うの苦手だよーって方にもおすすめです。
逆に、ロスバレの達人みたいな人がこのアーキタイプのロストを使うとどのくらい戦績がついてくるのかも興味があったりします。

1.忘れ去られた「にんぎょうくよう」

今回私が採用したのがこのポケモン


デデーン!!特性「にんぎょうくよう」のジュペッタ

さて皆さん、このジュペッタの存在ちゃんと覚えていましたか?
ロストゾーンの復活弾「ロストアビス」でギラティナVSTARやキュワワーと共に収録されていたジュペッタです。
このデッキを使った対戦では2回に1回は「そのカードなんすか?」って顔と共にテキスト確認されましたね。

「場に出ている状態で自身をロストゾーンに置き、トラッシュのサポートを手札に加える」という書いてること自体は割とぶっ壊れなわけですが、進化ポケモンである故のデッキスロットの圧迫からか、ジュペッタ入りのロストゾーン軸のデッキが公式大会で活躍しているのを見るのは少なかったと思います。

そんなクセの強い評価であるジュペッタですが、デッキスロットを大幅に割いてでも採用した価値があったなと私は思います。

2.人形ジュペッタの有用性

人形ジュペッタを採用することのメリットを少し話します。

まず、手札干渉に邪魔されない「盤面に残せるサポート」としての役割
ジュペッタの特性は進化時効果ではないので、タイミングを見て自由に宣言をすることが出来ます。
特に現環境ではナンジャモによる手札干渉が流行しており、最終盤まさに次のターンのリーサルが見えている状況をツツジナンジャモの手札干渉で流されることが多いと思います。
しかしジュペッタが盤面に残りさえすれば、トラッシュからキバナやクララを回収してそのままリードを守ってプレイを詰めることに繋がります。

色々ため込んだ手札自体は山に返されたのにサポート1枚で解決できるか疑問に思われるかもしれませんが、ロスバレの最後のターンってクララでトラッシュからヤミラミ、ウッウ、かがリザを回収して殴ることでサイドを詰めていくのが定石だと思っています。

次に、「ともだちてちょう」にはない即時性と確実性について。
トラッシュのサポートを拾ってくるカードとしてメジャーなのはやはりともだちてちょうですが、このグッズはサポートをデッキに戻すものであり、手札に回収できるジュペッタとは明らかに性能が違います。
グッズでお手軽にサポートを戻すことが出来るのも魅力ですが、臨機応変にそのターン使いたいサポートを手札に回収できるという点はまぎれもなく絶対的な強みであると私は確信を持って言うことが出来ます。

やってることはバディキャッチや裏工作と同系統なので、性能が強いっていう評価自体は間違ってないはずなんですよね。
ただ、その他の不随する条件や起動しやすさでやっぱり環境で全く採用されないなんて事は、ポケモンカードにおいては往々にしてある話ですね…。

3.デッキリスト

「ジュペロスト」
ロストジュペッタにしないのは、なんとなくこっちの方がオシャ

デッキリストは上の通りです。
一般的なロストバレットにジュペッタラインを投入するにはまあまあなデッキのスロットを消費するわけなので、安定感に定評のあるとーしんロストをベースに構築を組みました。

ロスバレの型としてかがゲコ型かがリザ型で大きく分けることが出来るかと思いますが、かがゲコと組ませるにはあまりにもデッキスロットが足りない点から相性が悪いと判断しました。

かがゲコ型は豊富なトレーナーズとサブアタッカーのコンビネーションを駆使して戦うため、何枚かをジュペッタ達といれかえると根本の動きが出来なくなります。

ジュペッタexも1枚だけ採用。
グッズロックによる妨害だけでなく、キバナから不意に起動するアタッカーとしても活躍してくれました。
先に人形ジュペッタを見せることでより奇襲性能が高まったり、相手にジュペッタexの存在をチラつかすことでプレイに思考のノイズを生むことが出来たり、なにかとこの2種類は相性が良かったと思います。

ジュペッタexを採用したおかげで空を飛ぶピカチュウ、アローラロコンに反撃出来たり、セゴール不採用のパオジアンをボコボコに出来たりと…。
特にそらピカやアロコンにダメージを与えることが出来るのは大きいかなぁと思います。

ボウルタウンはデッキの安定感を重視したため採用しました。
ビーチコートを採用すればプレイ中の入れ替え札やエネルギーに余裕が生まれることに繋がりますが、今回は十分な枚数のポケモンサーチのグッズを投入できなかったため、ボウルタウンの方を選択しました。

4.まとめ

ここまでお読みくださりありがとうございました、いかがでしょうか。
本当はジュペッタexメインのロスト軸のデッキを作ろうと思っていたのですが、色々と考えているうちに人形ジュペッタが主役になりました。

使ってみるまでデッキパワーが私自身未知数でありましたが、手札手段への切り替えしや終盤の詰ませ盤面の形成など、ぶっつけ本番で想像以上のお仕事をしてくれて結果こそついてこなかったものの、こんな記事を書く位には満足しています。

負けた試合に関しても、

〇ハチ兄ぃ杯(4-2)
・アルセそらピカカイリュー相手にロストマインの余りを適当において最後打点が足りない(そらピカはジュペッタexで一撃返り討ち)
・ロストミラーとの両負け

〇シティリーグ(3-2)
・先2月光手裏剣のケアをせずロスバレに敗北
・普通にまけたロストミラー

などなど…。

ロストに負けすぎじゃねって思われるかもしれませんが、2大会通してロストは3勝3敗でこの大会だけで見るなら五分五分ですね。
ベースを同じに構築下デッキでPTCGLを回していましたが、それでもあんまり負け越している印象はないと思います。

オリジナルのデッキや一般的なデッキの亜種を考えるのが好きなのですが、まあ大半が大会で使える代物ではなく…。
ファンデッキとかではなく普通に大会とかで勝ちにいきたい気持ちで組むのが多いので、結構しょんぼりします。
ハチ兄ぃ杯にはほぼ毎回出させていただいていますが、予選を突破出来た時は決まってシティなどの入賞デッキを少し改良したもので、マイデッキで勝ち越せたことはほぼありません。

多くのヘナチョコデッキを生み出してきたからこそ、今回の「ジュペロスト」には不思議な魅力と可能性を感じてしまいました。
自分で使い続けて結果を出すのが一番嬉しいことではありますが、このデッキをもっと強い人が使って結果を出してくれたり初心者の人が使って使いやすいと言ってくれたり、そういう嬉しさもあると思います。
あとは初動でカゲボウズをベンチに呼んでくると、だいたい「は?}ってリアクションを相手がとってくれました。
意外性を相手に押し付け、なおかつ勝てた時の喜びは何とも言い難いです。

もしこのデッキに興味を持ってくださり、デッキリストについてもっと知りたいという方や、「このデッキで勝てました!!」みたいな報告も含めて何かございましたら@dandy_Pokemonまでご連絡ください。

それでは皆様、よきポケモンカードライフをお送りください。

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