大学時代の100均バイト
書く習慣Day2「今やってる仕事、学んでいること」
仕事歴について話してみます。
はじめてのバイトは、100均でした。
2016年10月、女理系、大学1回生。
1回生ということは、大学1年生ということです。
関西の大学では、こういう呼び方をします。
たぶん私大Fランです。たぶん。
「冬にバイトを始めた」というのがちょっと人とは違うかもしれません。
バイトを中途半端な時期に始めました。
臆病だったからです。
4月、授業の受け方もわからないのに、バイトを始める同級生の友達に「よくやるよなぁ」と半分バカにして半分尊敬していました。
私は、大学に慣れるのに必死でした。
5月くらいから、余裕がでてきても気は抜けませんでした。
7月に前期の定期試験を受けて無事落単なし。
まず単位をとることができました。
後期の授業を自分で組みます。
「あぁ、こんなものか。空き時間はこれくらいあるな。これなら、バイトを始めるかもしれない。授業を寄せておこう。」
時間割を工夫すると、火曜日の午前中と木曜日の午後が完全に空きました。
それでも、まだ油断はできません。
9月に入って、各授業を受けはじめます。
10月にようやく慣れます。難易度を掴むことができました。中間試験も突破できそうな予感がします。
うん。大丈夫そうです。
いよいよバイトを始めることにしました。
なぜバイトに興味をもったのでしょうか。
お金が欲しかったのでしょうか。
当時は、ゲームの課金をしてみたいな。と考えていました。
しかし、結局もったいなくて、お金はそのままにしていました。
大学1回生に溜まったお金は、そのまま大学4回生まで使わないままでした。
節約ではなくて、お金を使う勇気がなかったんだと思います。無限の選択肢があって、どれを選べばいいのか分からなくて。だからそのまま貯金しました。
なぜバイトに興味をもったのでしょうか。
自立がしたかったのかもしれません。
なんにもできない自分でしたので、せめて人よりも経験を積む必要があると考えました。コミュ症独り言ボソボソ人間でしたから。泣き虫陰キャオタクを克服したくて、まずは入門バイトをはじめました。
来たる就活に備えて、なにかアピールポイントが欲しかったのかもしれません。Twitter情報です。「面接で話すことがバイトしかないから、いまのうちにやっておけ」と。そんなツイートを見たような記憶があります。
就職面接のときに話せるエピソードがほしくてバイトをはじめました。
しかし結局、面接でバイトのエピソードは使いませんでした。
理系の採用ルートは違うのですね。
クソッ!Twitterに真実は無い!!
さて。バイトを探します。
家の近くのスタバやミスドがあります。
しかし、わたしは接客に自信がありませんでした。
さらに、Twitterで「飲食業バイトだけは辞めておけ」という文言がタイムラインに流れてきました。
いろいろ考えて、少し遠い100均にしました。
100均なら、返金や返品の対応がなさそうです。
だって100円だもん。
なんとなく、クレーマーが少ない気がしました。
つまり謝罪をする必要がなさそうです。
だから100均を選びました。(結局、100均で大正解でした。入門バイトとしておすすめです。はぁ〜ラッキー!よかった~。)
100均に入って様子を伺います。定員さんは、どんな人かな?品がよく人当たりのよさそうなマダムな店員さんがレジに立っています。良さそう。条件クリアです。
ここに決めた!
そのまま100均でお買い物をします。
履歴書を持ってレジへ向かいます。
会計する店員さんに履歴書をレジ袋に入れてもらいます。自分の心の中で「この履歴書を使ってバイトの面接に行こうと思うんですよ~」と妄想お話しました。
バイトの面接は、ド緊張でした。
100均のその店舗の女性オーナーさんと1対1で話しました。
カチコチに目がぎょろぎょろ泳ぎながら固まっている間に、オーナーさんは、私の履歴書に記載している「この曜日空いてますよスケジュール」とバイトシフト表を見比べていました。
「じゃ、次はこの日にきてね。あと、はいこれ。服装と髪型のルール」
1枚の紙を渡されました。採用でした。びっくりしました。
まだ、わたし何も聞かれていないけれども。いいんですか?という感じです。心の中で「ありがとうございます!4回生までお世話になります!嬉しいです!」と伝えました。
面接が終わって、そのまま100均でお買い物をしました。
黒の髪ゴム 小さいメモ帳 ボールペン×3
バイトに必要な物です。レジに向かいます。
例のごとく、レジで店員さんに商品を袋に入れてもらいます。自分の心の中で「新人バイトですよ~これからよろしくお願いしますね~」と妄想お話しました。
ちゃんと口にだして挨拶したほうが良かったかもしれません。言おうかな?と思いましたが、やめました。
100均にくるお客様にクレーマーは少なかったです。数は少ないですが、いることにはいました。月一の頻度です。許容範囲。
印象的だったのは、関西弁で
「おい、姉ちゃん。この携帯、画面真っ暗やないか!どうしてくれとんねん?電池どこや?充電器か?売ってへんのか?」と怒鳴る老人男性でした。
害悪ジジィがウザすぎる。
「こちらのお店では取り扱っておりません。携帯をご購入いただいた販売店にお問い合わせくださいませ。」とこたえると、もっと怒鳴られました。
おや?これは上の社員さんを呼んだイイかな?と応援を呼ぼうとしていたら、
ジジィさんは、「話にならん!」と一方的にキレて店外へ行かれました。
近くにいた30代OLのお客様がこちらに駆け寄ってきて、「こんにちは。大丈夫でしたか?変な人でしたよねぇ。レジお願いします」と一言サラッと言われて、商品を買われてサラッとお帰りになりました。サラッと挨拶姉さんです。
私は「いえいえ」なんて余裕ぶって返答していましたが、サラッと挨拶姉さんとの会話にかなり救われました。ちょうどよい距離感でした。第三者目線でも、私は間違ってなかったんだなと思えて安心しました。あああああああすっごくびっくりした。怖かった。ヤバ怖かった。やっぱ変な人だよね?!?!感情が追いついてきました。
一言の雑談コミニュケーションって大事。
「変な人だなぁ」という同じ気持ちを共有できて。なんだか安心。
まじ安心した。仲間感があった。ホッとした。
心の中で妄想お話するのではなくて、ちゃんと伝えるのが大切なんだなと思いました。この経験があってから、サラっと挨拶に憧れを抱きます。救われた側の人間はいつまでも覚えています。
サラっと挨拶を言えるようなそんな人間に私はなりたい。
決意を固めます。
人生をかけてサラッと挨拶の練習を重ねてきました。
今の私はサラッと挨拶マスターです。
いや、note長文コメント激重姉さんかも。
昨日、旦那とスーパーへ買い物しました。
買い物を終えて家へ帰ります。
重たい買い物袋を食堂のキッチンに持っていきます。
飲み物を冷やそうと冷蔵庫を開けようとしたら、キッチンの奥からメイドさんが歩いてきました。
「私がやります」
恐らくはじめて会う人です。しかし、自信がありません。こんなときはジッと旦那の顔を見つめます。
旦那にメイドさんの確認を取りたかったのですが、思いが通じません。旦那が「ではよろしくおねがいします」と返答し、食堂から出ていきました。
初対面か一度会ったことがあるのか分かりません。一人で勝手に緊張します。冷や汗です。
それでも緊張に負けません。
何を隠そう 私は、サラッと挨拶マスターです。「龍眼が美味しい季節になりましたね」と言葉を残します。
乗り切りました。
廊下を走って旦那を追いかけます。
私「あれ?新人メイドさんかな?」
旦那「え?そうだった?覚えてない」
数時間後
食堂で晩ごはんを食べていると、義父が話し始めました。
義父「こちらが私の息子とその妻です。」
やはり先ほどのメイドさんは、新しく雇われた方のようです。どうやら、旦那と私を紹介しています。
新人メイドさんは、私の方を見て微笑まれました。
私を覚えていたみたいです。
サラッと挨拶のおかげですね。
これからもよろしくね!
書く習慣Day2「今やってる仕事、学んでいること」
書く習慣のお題を書いているときは、力を抜いて書いています。これからもこの調子です。自分はエピソードを書くのが苦手です。だから、練習させてください。過去の出来事をおもしろく書けるようになりたいです。感情の勢いで書くクセを辞めたいです。
今の私はおもしろい話もつまらなく書ける自信があります。ダメダメってことです。心の余裕と時間の余裕が重要なのでしょうか?
書く習慣Day2「今やってる仕事、学んでいること」
お題の通り書くのが理想でしたが、今やってる仕事はありません。なので、昔やっていた仕事について書くことにしました。まずは、バイトだよね…。と思って書くと、止まらなくなりました。ペース配分間違えすぎです。
本当は他にも書きたいことがあります。
社会人になってから車の開発したり、エレベーターの開発したり、劇団の裏方をやったり、キー局ラジオの裏方をやったり。配信業したり。なんかいろいろしてます。いつか書きます(書かない)
ちなみに100均バイトは、4ヶ月半で辞めました。きっかけは彼氏です。彼氏の一言で辞めました。
そのまま他のバイトはしませんでした。
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