大泣き

騒がしい居酒屋で、
涙と鼻水まみれになって、
しゃくりあげて泣いてしまった。

前の席の懇親会らしき集団には不倫カップルの別れ話と思われているんだろうなーとか、
そういや子供のとき、大泣きするとこういうのなかなかおさまらなかったなーとか、
はあ？泣いたことないこの私が！とか
次々とやってきて
怒りくるいたい私の集中力を妨げてくる。
まったく、、うまくできてるなあ、と今更感心するわ。

私のちっぽけなプライドを、
それでも大事にしてたのに
ちっぽけだと他人から言われるなんて。

涙が止まらなかったわたしに向かって、さらに私の説明下手をダメ出しした。
君のためを思ってと、何度となく話を聞いてきたけど、単に言いやすいやつに説教してただけだろ、そんなのとっくに分かってたけど、分からないフリしてやってたっつーの。
だからあなたの周りには誰もいなくなるんだ。
いつかそう言ってやるんだ。

私は私のことを大切にしてくれる人のところに行かなくちゃ。
私は一緒に働いてよかったね、と手を取り合いたい。それはメルヘンといわれようが、、
私のカラカラな胸の奥の、さらに奥にあるちっぽけな泉に希望として浮かべとく。
私は希望のある子だから。