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宗教家の日誌7

おはようございます。今日は7月8日。朝から暑いです。
教組年祭まで、あと567日

昨日は、葬儀告別式でした。
朝つとめを勤め、急いで朝食を流し込み、必要な物を確認し
葬儀場へは午前7時30分に出た。

妻は相変わらず寝たり起きたりの生活で、長時間身体を起こしておくことが難しい。
が、この日は「なんとしも参列したい」との希望で共に出た。

着くと、丁度この度の葬儀担当者も到着。手にはコンビニ袋。
「先生、今日もよろしくお願いします」と御挨拶されるが、いつも思う。
「誰が先生なん?」と。

葬儀衣装に着替え開始。
いつもこの衣装の着付けにもたつく為、まずこれ、と決めている。
同時に、補佐の祭官の方も到着した。

息子がYouTubeを見ながら私に着付けてくれる。
今はこれがあるからたすかる
この衣装は一人で着るのは困難を極める為、息子に着付けを頼んだ。
息子も初めての試みで、「あーだこーだ」と言いながら着付け完了。

続いて補佐の祭官の着付けにとりかかる。息子活躍中。

二人とも着付ける事ができたので、早速ホールに行き動きの打ち合わせ。
そうこうしていると、司会担当の方が来たので更に打合せ。
気が付くと、葬儀開始30分前。汗
今回は開始まで30分の余裕を見たので良かった。

開始まで更衣室にて待機していると
「コンコン」とドアがノックされる。
支部長先生が、わざわざご挨拶にお越しくださる。恐縮。脇汗

葬儀開始5分前。ホールまで下りて開始を待つ。
雅楽の音色が聞こえる。参列者で席が埋まる。

定刻10時。告別式執行。
私、告別詞奏上。
厳かに読み上げる。
途中まではよかった。
が、
それ以降は色々思い出され、言葉に詰まる。
声が出ない。鼻水が滝のように出る。ハンカチがない。

途中で終えることはできない為、思いっきり鼻水を吸い込む。
が、涙と共にまた出る。深呼吸。
後は、早口状態でなんとか最後まで読み切った。

その後、参列者が各自参拝。
その中、孫を代表し、おばあちゃんにお別れの詞を読む。
また泣ける。鼻水が出る、ハンカチがない。を繰り返す。
参列者ももらい泣き。

式は終了した。

火葬場へ移動。詞を読む。

再びホールへ帰り、今日最後の式を執行。
最後に喪主である息子さんである会長の挨拶。

言葉に詰まる。涙をこらえながらのスピーチ。胸にくる。
「私達は、天理教があってこうしてつながっている。
これだけはこれからも崩さないでほしい。願いはそれだけです」と
我が子を見ながら話した。涙。

式後、会長が「今日は泣かないと決めていたのですが。
泣いてしまいました」と。
私「俺も一緒」と笑顔。

こうして1日は終わった。
「故人の徳だなー」と感じた1日、いやこの4日間だった。
最後に

御生前中は大変お世話になりました。
また1日も早く生まれかわって、一緒にお道を通りましょう。




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