見出し画像

【デュエプレ】バルガライゾウ解説【1700到達】

はじめに

 はじめまして、エレンと申します。今回はライオネルcupのADにて最高レート1701、最終4位を達成した『バルガライゾウ』の解説をしていきたいと思います。

かんっっっっっっぜんに遅刻しました!!!
というのも、4月の末で《超天星バルガライゾウ》に調整が入る可能性が高いと考えていたので、すぐに解説記事としての価値がなくなってしまうのではないかと思っていたのです。しかしながら、5月に入ってどうやら《ライゾウ》は逃げ切った雰囲気が出ているので、重い腰を上げて記事を執筆することにしました。
 
 なお、今回の記事は構築に焦点をあてているので、採用・不採用カードの解説が中心となります。対面ごとの詳細なプレイング解説もしようかと考えたのですが、だいたいブーストしてドラゴン叩きつけるだけなのであまり意味をなさないような…
一応相性認識の部分でプレイングについても軽くは触れますが、その点ご了承ください。

「あ」初心者


1.使用リスト

ロマノフZの居場所はここだけ!

 こちらが使用していたリストになります。何の変哲もないリストですが、軽く解説するとこの構築の軸となるのはなんといっても《龍仙ロマネスク》です。
《ロマネスク》をプレイすることをかなり重視した構築になっており、もはや《ライゾウ》ではなく《ロマネスク》が主役のデッキといっても過言ではありません。そのことを踏まえて、以下で採用カードについて詳しく見ていきます。

2.採用カード

《メンデルスゾーン》×4

初動とは思えないかっこよさ

『ライゾウ』に革命を起こしたカード①。
圧巻の2コスト2ブーストは《エコ・アイニー》を完全に過去のものにしました。後述しますが、このカードは3ターン目にプレイできれば十分なので多色はさほど気にならず、デッキ内のドラゴン比率を上げる必要があるという制約も、そもそもほぼドラゴンで構成しなければならない『ライゾウ』においては影響なし。文句のつけようがないデッキの屋台骨です。

《龍の呼び声》×4

マルルとカチュア激エモ

『ライゾウ』における最強の初動。
初歩的なことですが、《メンゾ》は山上2枚がどちらもドラゴンでなければ2ブーストできない一方で、《呼び声》はトップの1枚がドラゴンであれば2枚目のカードに関わらず2ブーストできます。相手の《呼び声》でドラゴン→非ドラゴンと落ち、「お前それ逆だったら… マジかよ〜」ってなったこと、ありませんか?
本構築においては《メンゾ》の2ブースト成功率は約7割ですが、それに対して《呼び声》は8割を上回ります。それに加えて《メンゾ》は1ブーストすらできない可能性もあります。プレイするターンが変わらないなら《メンゾ》より《呼び声》の方が圧倒的に強いです。先ほども述べた通り2ブーストは3ターン目に決められればよい場合が多いので、無理にキーカードをマナに埋めてまで《メンゾ》をプレイしようとせず、3ターン目の《呼び声》でスタートするパターンもあることを意識するとよいと思います。詳しくは後ほど。

《無双竜鬼ミツルギブースト》×2

ボイス何喋ってるかわからん

色合わせドラゴン日本代表。
『ライゾウ』にはよく採用されるカードですが、性能自体はあまり評価できるものではないと考えます。6000火力で破壊できる程度のクリーチャーではそれほど驚異にならない場面が多く、何より多色が多い本構築では多色事故のもとになることがその理由です。《デュエマの鬼!キクチ師範代》や《その子供、凶暴につき》といったメタカードに対して有効になることもありますが、かなり場面が限定的かつ後に解説する《武装竜鬼アカギガルムス》や《偽りの王 ヴィオラ・ソナタ》でも除去は行えるのでこのカードである意義はさほどないです。
と、やたらと酷評してきましたが、それでもこのカードが採用される理由はなんといっても色マナとして優秀であることです。デッキの核となる《メンゾ》《ロマネスク》をプレイするために必要な赤・緑マナを捻出でき、ついでに最低限の繋ぎになる、という役割を《アカギ》以外でこなせるのはこのカードだけです。《アカギ》が6枚採用できるならこのカードはまず不採用にします。

《無双龍聖イージスブースト》×4

ミツルギ(剣)とイージス(盾)で対

『ライゾウ』に革命を起こしたカード②
「《アカギ》はいいけど、その他のトリガーが…」というドラゴンデッキの大きな欠点を見事に解決して見せました。3500ラインのブロッカーは速攻相手の時間稼ぎには十分で、cipの1ブーストもこのデッキにおいてはとんでもない価値を持ちます。おまけに初動に必要な緑マナと《ロマネスク》のための貴重な白マナにもなってくれます。これまで《光神龍スペル・デル・フィン》以外に採用したい白のドラゴンがいなかったので、《ロマネスク》を軸に据えられるようになったのはこのカードが登場したおかげとも言えます。
よく使うテクニックとして、《ヴィオラ》がいる状態で《イージス》でチャンプブロックすることで《イージス》がシールド化し、トリガーとして再利用することで永久機関を作ることができます。パワー3000以下のクリーチャーで下から攻撃されたり、相手の《永遠のリュウセイ・カイザー》で《イージス》がタップインさせられたりと突破されることも多いですが、覚えておいて損はないです。

《武装竜鬼アカギガルムス》×4

未来から来たシシオーカイザー

『ライゾウ』お馴染みの防御トリガー。
『黒緑速攻』や『青単ジャバジャック』、『ドリームメイト』のビートプランといった刻んでくるデッキに対しては、条件付きとはいえ3000火力+殴り返しで2面止められるので受け札としての信頼度は《イージス》より上です。《キクチ》や《穿神兵ジェットドリル》といったメタカードを除去しつつブーストもできるので、手出しも馬鹿にできません。《イージス》同様、《ヴィオラ》がいるときに《アカギ》で自爆特攻することでトリガーとして再利用する択もあります。
色マナとしても優秀で文句なし。

《龍仙ロマネスク》×4

神歌繚乱のロマネが一番好き

このデッキのメインエンジン。
もはやデッキ名を『リースロマネスク』にしてもいいくらいには重要なカードです。これまでの『ライゾウ』においても、手札が不足しがちで《呼び声》《エコアイニー》の2ブーストが失敗すると大きなテンポロスになる6〜9マナ圏を1枚で、一気にスキップできるカードとして一定の評価は得ていました。それが第19弾の実装による《メンゾ》の登場で4ターン目の着地率が飛躍的に上がり、《イージス》の登場で色事故のリスクが大きく減り、《ヴィオラ》の登場で墓地に落とす能力を活かしてフィニッシュのコンボパーツになるようにまで立場が向上しました。「2ブーストは3ターン目に決められればよい」と散々書いてきたのもこれが理由で、結局《ロマネスク》の着地が最速4ターン目なので、これが引けているときは3→6のマナカーブを意識すればよいと考えます。その場合、ブーストカードは1枚プレイできれば十分なので《メンゾ》《呼び声》のみの8枚採用とし、限界まで2ブースト成功確率を上げています。
一気にマナを伸ばしてトップ勝負に持ち込めるカードなのでハンデスが採用されている『赤黒MRC』にも強く出ることができ、おまけのようについているブロッカーは『黒緑速攻』『青単ジャバジャック』『ライゾウ』ミラーといった環境上位のデッキに対して非常に有効です。今の『ライゾウ』が強いのは何よりこのカードのおかげであると言えます。

《永遠のリュウセイ・カイザー》×4

小学生の憧れの的。僕は持ってませんでした…

書いてあること全部が強いので特に解説することはありません。当然ですがビート系相手には《ライゾウ》ではなくこのクリーチャーの着地がゴールになります。《ヴィオラ》《デルフィン》《ライゾウ》の前のターンに設置できるのも強い。

《偽りの王 ヴィオラ・ソナタ》×4

こいつVRでいいの?

『ライゾウ』に革命を起こしたカード③。
というか、このデッキのメインフィニッシャーはこのクリーチャーであり、《ライゾウ》をサブプランにまで追いやったカードなので、本当の意味で「革命」を起こしたと言えますね。
さて、繰り返しになりますがこのデッキは《ロマネスク》で状況に合わせたドラゴンを墓地に落とし、《ヴィオラ》で蘇生して打点を揃えたり相手を詰ませたりすることが主な勝ち筋となります。《ロマネスク》が引けているときの《ヴィオラ》のバリューは凄まじく、基本的に《ライゾウ》ではなくこちらを優先してプレイします。『ライゾウ』ミラーなどはその最たる例で、《ロマネスク》の効果でブーストしながら《永遠リュウ》を墓地に落とし、《ヴィオラ》で釣り上げることでトリガー《イージス》《アカギ》が無効の6打点を作ることができます。除去と蘇生、どちらの能力も強力無比で、どんな対面でもこのカードによって勝利を手繰り寄せることができる最強のエースです。
また、《ヴィオラ》の効果で《ヴィオラ》を釣り上げることも可能なので、《ロマネスク》の効果や《ライゾウ》のメテオバーンで墓地に落とすドラゴンを選ぶ際、《永遠リュウ》《デルフィン》等が不要であれば《ヴィオラ》を余分に落としておくと除去の回数を増やしつつ打点を増強できます。

《光神龍スペル・デル・フィン》×3

手札見せて〜

《永遠リュウ》と並ぶ強力ロックカード。
シータ基盤のデッキや『赤黒MRC』、『白緑アガサ天門』、『5cコントロール』のように、一度このクリーチャーが着地してしまえば大きく行動を制限され、そのままゲームエンドになりかねないデッキは数多くあります。《永遠リュウ》ほど幅広いデッキに刺さるわけではなく、着地ターンも《ヴィオラ》《ライゾウ》と重なってしまうので3枚の採用となっていますが、環境によっては4枚目を検討してもいいカードです。
互換カードとして《偽りの王 ナンバーナイン》が存在します。不採用カードの項目で解説しますが、ぶっちゃけどっちでもいいです。

《超天星バルガライゾウ》×4

歴代屈指のスーパーヘイトカード

デッキ名を冠する最強のサブプラン。
基本的に《永遠リュウ》《デルフィン》やそれに繋がる《ヴィオラ》によって安全なフィニッシュが狙えるので、運の要素が絡む《ライゾウ》は積極的にプレイしたいカードではありません。《ヴィオラ》の蘇生先がいなかったり、相手に先に盤面を作られて《永遠リュウ》《デルフィン》を1枚プレイしたところで返しに負けてしまうような状況でのみ、止むを得ずプレイするイメージです。
とはいえその能力は言うまでもなく強力で、捲り依存にはなりますが1枚でゲームを決めてしまえるカードではあります。《ライゾウ》をプレイしなければならないほど追い込まれているのか、そうでなくても安全に勝てるのかはしっかり吟味する必要があると言えます。緑単色の色マナとしてはかなり優秀な部類です。

《勝利宣言 鬼丸「覇」》×3

俺たちの青春。僕は持ってませんでした…

不可能を可能にするカード。
デッキの平均コストが約6.5
と意味不明な値を叩き出しているので、ミラー以外ではEXターンを獲得できる確率はかなり高いと言えます。クリーチャー型『赤黒MRC』や『青単ツヴァイランサー』など、小型のブロッカーを展開してくるデッキに対しては《ヴィオラ》《ライゾウ》からの展開のみだとやや打点が心許なくなりがちなので、一旦《鬼丸「覇」》を噛ませることで相手の盾やブロッカーを減らし、追加ターンに《ヴィオラ》《ライゾウ》をプレイすることが多いです。また、《ライゾウ》をプレイするタイミングでマナや手札に強力なドラゴンが見えすぎていて、捲りが弱くなりそうな場面でも同様のプレイをすることがあります。
シンプルにSA3打点であること、《メンゾ》に必要な赤単色マナになることも高評価。

3.不採用カード

検討した上で不採用としたカード、ランクマッチで対面する『ライゾウ』によく採用されているカードについて解説します。

《フェアリー・ライフ》

新公認プロモほしい

定番の初動。2コストの単色でクセがなく、トリガーである点も強力です。《メンゾ》《呼び声》が失敗したときにリカバリーが効きやすくなりますが、そもそもドラゴン比率を上げて2ブースト成功率を上げ、8枚しか入れられない貴重な《メンゾ》《呼び声》を強く使える方がよいと考え不採用。

《フェアリー・ギフト》

名誉規制候補

大型ドラゴン早出し装置です。デッキの中心である《ロマネスク》の着地に一切寄与せず(なんなら2ブースト成功率下がってる)、《ヴィオラ》は《ロマネスク》を噛ませないとフィニッシャーとして機能せず、《ライゾウ》はただでさえプレイしたくないカードなのにマナが貯まっていない状況で早出しすることでさらにリスクを負うことになるので、このカードはあまり評価していません。

《エコ・アイニー》

なんか虫みたい

何度も書いてきましたが、《ロマネスク》の4ターン着地に貢献しないブーストカードは極力採用したくありません。

《ライフプラン・チャージャー》

生計の鎧ってだれだよ

一転、こちらは採用を検討したいカードです。2ターン目の《メンゾ》から繋いで《ロマネスク》や《ヴィオラ》、《ライゾウ》を探しにいける点は強力で、安定感を求めるならまずこのカードを採用します。《ロマネスク》をプレイするためには3色必要であり、足りない色マナを落としにいけない点はネックですが、《デルフィン》がヒットすれば白単色マナを確保できます。今回はドラゴン比率を考慮して不採用ですが、当落線上にいるカードであると言えます。

個人的に足回りを補強するカードの優先度は
《ライフプラン》>《ライフ》>《エコアイニー》=《ギフト》
だと考えています。(《メンゾ》《呼び声》は当然4枚確定です)

《黒神龍オドル・ニードル》

お前とのバトル、ココロオドル

数少ないトリガードラゴンですが、《捻れる者ボーン・スライム》とすら相打ちが精一杯なので受け札としての性能は《イージス》《アカギ》にはるかに劣ります。それらとの差別化を図るなら黒マナという点ですが、後述する黒のドラゴンたちが軒並み弱いので不採用です。《ヴィオラ》との相性のよさはピカイチで、2体が揃うとロックのようになり詰むデッキもあるほどですが、そのようなデッキ相手に《ヴィオラ》着地までいけている時点でロックしなくてもほとんど勝てます。

《ボルシャック・スーパーヒーロー》

熱!!あっつ!!!

『黒緑速攻』『青単ジャバジャック』『ドリームメイト』といった小型を横並べするデッキに対して絶大な威力を発揮します。役割は唯一無二で非常に強力なのですが、このカードがなくてもそれらのデッキとは戦えると判断したので不採用です。

《魔龍バベルギヌス》

先の時代の…敗北者じゃけぇ!!

少し前までのライゾウでは最大の当たり枠として4枚確定で採用されていましたが、《ヴィオラ》に完全にその役割を奪われました。《ライゾウ》のアタックキャンセルができる点でのみこちらが優っていますが、12000の3打点が盤面に残り、《ヴィオラ》で《ヴィオラ》を釣ることで連鎖でき、探索もなく、防御にも使えるおまけ能力を持った上に色マナの制約もないので、比較すると圧倒的に《ヴィオラ》に軍配が上がります。《ヴィオラ》の5枚目として採用するほどの枠はないので不採用です。

《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》

リビングデッドでも通用する名前

各種超次元や《ヘブンズ・ゲート》、相手の《ライゾウ》など、踏み倒しメタが有効な範囲はそれなりに広く強力です。が、それらのほとんどが《永遠リュウ》《デルフィン》でも対応でき、上記の2枚に汎用性で劣るので不採用。色マナとしては優秀ですが、どちらかと言えば他のカードと役割が被りにくい《ミツルギ》を優先しました。

《偽りの王 ナンバーナイン》

レアリティ格上げドラゴン

《デルフィン》と互換性のあるカードで、選択枠になります。《デルフィン》は相手の手札枚数に応じて元の6000からパワーが上昇するのに対し、《ナンバーナイン》は一貫してパワー9000となります。本構築、また現環境において種族の違いはほぼ意味をなさないので、差別化点は概ねパワーのみとなりますが、こちらは一長一短です。今回は《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》などを無理やりパワーを上げて乗り越えられるように《デルフィン》を採用していますが、シータ基盤のデッキに《永遠リュウ》を立てられる展開になっても殴り返しが怖くなくなるなど、《ナンバーナイン》にしかない強みもあります。ぶっちゃけどっちでもいいです。

《偽りの王 ヴィルヘルム》

らいーぞに、告白しようと思ってる。

《ヴィルヘルム》は9→11、12マナに繋ぐカードとしては非常に強力ですが、これ自体にフィニッシャーとしての性能はありません。11マナの《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》や《「祝」の頂 ウェディング》とは相性良好ですが、9マナに《ヴィオラ》《ライゾウ》といったフィニッシャーが存在するこのデッキとはコンセプトからしてズレていると言えます。採用候補と言えるかどうかすら怪しいラインのカードであると考えています。

《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》

すっかり見なくなったなぁ

盾を割る際の安全性は唯一無二…だったはずが、最近は主要なトリガーのほとんどが呪文なので《デルフィン》でも十分になっています。《バベル》が抜けたことでアタックキャンセルからの安全な焼却もできなくなり、環境に小型ブロッカーが少なくないことも向かい風です。総じて《永遠リュウ》《デルフィン》や《鬼丸「覇」》に踏み倒し先としても手出しするフィニッシャーとしても劣ると考えて不採用。環境次第では検討の余地があります。

《偽りの王 モーツァルト》

こいつのプレミアムがいっちゃんかっこいい

cipでの全体除去は唯一性があり、《ヴィルヘルム》と比べるとまだ採用を検討してもいいカードではあります。しかしながら、現状除去は《ヴィオラ》で間に合っておりオーバーキル気味で、ロック性能は肝心の『ライゾウ』に《ヴィオラ》が標準搭載のため簡単に除去されてしまいあまり機能しません。11コストと手出しもあまり現実的ではないので、多色を増やしてまで採用するべきではないと考えて不採用です。

その他

大真面目にハルクーンベルガ作りました…

上記以外に採用を検討したカード一覧がこちらです。これらはわざわざ解説するほどでもないと考えたので、今回は省略します。

4.対面別相性

ADの主要デッキとの相性関係について、個人の見解ではありますが軽く解説します。なお、冒頭でも書いた通りプレイングに関してはそこまで深くは触れません。というか触れることがあまりありません。
主な環境デッキはBEANSさんのグラフを参考にしています。

『ライゾウ』ミラー:5分

ライゾウミラーは生を実感します

気合です。先ほども書きましたが、《ロマネスク》→《ヴィオラ》でほとんど勝ち確定の盤面を作ることができます。

『赤黒MRC』クリーチャー型:有利 チャージャー型:微有利

このnoteにおける前作主人公

チャージャー型の方が速度があるのでやや戦いにくいですが、基本的にこちらの方がキルターンが早く《永遠リュウ》《デルフィン》《鬼丸「覇」》のすべてがよく刺さるので、どちらにしても有利であると考えます。

『白緑アガサ天門』:不利

灰色の脳細胞おじさん

数少ない明確な不利対面です。基本的にこちらの《ライゾウ》より相手の《アガサ》の方が先に着地することが多く、そうなってしまえば《ライゾウ》を出しても《凍結の魔天 ダイイング・メッセージ》によりフリーズさせられて攻撃できません。《アガサ》に対して無闇に《ライゾウ》で突っ込むのは危険なので、他の対面以上に《ヴィオラ》を大事にしましょう。

『青単ジャバジャック』:微有利

未来からの刺客

《ライゾウ》は中途半端に刻んでくるビートダウンに対して基本的に有利がつきます。有効トリガー8枚で受けつつブースト等の有効札を盾から回収して、《永遠リュウ》が間に合えばゲームエンドです。

『黒緑速攻』:5分

そろそろデスシュテロン来るかな

『黒緑速攻』側に特別な強化が入っていないのに対し、『ライゾウ』は《メンゾ》《イージス》といった速攻に対して非常に有効なカードを手に入れ、《ロマネスク》も標準搭載されるようになりました。先攻後攻やトリガーに左右されるのはもちろんですが、総合的に見てそれほどやりたくない相手ではありません。

『赤緑ドリームメイト』:5分?

メイ様、死ぬときは一緒だよ…

《メイ様》を引けているかどうかで別デッキレベルで出力が変わるので、一概に有利不利を判断することができません。お互い不安定なデッキではありますが、体感5分程度の印象です。あまり自信はありません…

おわりに

 ここまで、『ライゾウ』の解説とかいうわけのわからない記事を読んでいただきありがとうございます!筆者は5ヶ月前のガロウズデビルcupで『ライゾウ』を使用して最終103位でレジェンドを逃して以降、いつか『ライゾウ』で勝ち切れるプレイヤーになりたいと考えていました。それが2ヶ月前の鬼丸「覇」cupで最終レジェンド達成、ライオネルcupでは1700と最終1桁に到達でき、非常に満足しています。
 さて、『ライゾウ』といえば「プレイングがあるか否か」という論争がしばしば巻き起こっていますが、これに対して『ライゾウ』を使い込んできた筆者なりの意見を述べて締めとさせていただきます。

ぶっちゃけた話、『ライゾウ』はプレイングで勝つデッキではないと思っています。プレイが出るとしたらそのほとんどがマナ置きや手札管理の部分で、それは対戦相手からは見えない情報なので、対面しているとより一層「プレイがない」と思われがちなのではないでしょうか。それはそれとして、全体的なプレイングの幅が極端に狭いのもまた事実で、「プレイはある!!」と言い張るのはちょっと憚られます。
ただ、プレイで勝てる試合を落としている『ライゾウ』使いとも多く遭遇します。ミラーで《ヴィオラ》を出せば勝ちなのにマナにおいて《ライゾウ》を出したり…
相手の『ライゾウ』にブン回られたら「運だけがよ!」って思うのは当然だし事実の場合が多いとは思いますが、『ライゾウ』を使う側の人は負けたら「運が悪かった」と思うだけでなく、どこか改善できる部分がなかったか検討してみるとちょっと勝率が上がるかもしれません。特に思い当たらなかったらそれは運負けです。あまりプレイ出ないので。
話がとっ散らかった上に結論らしい結論は出ておらず申し訳ありませんが、まぁ考え方は人それぞれということで…

ということでこれで本当に終わりです!長々と読んでいただき、本当にありがとうございました。またどこかで!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?