尊いものだと思ってるの、私はね
誰かのためにある優しさが、たとえ誰からだって蔑まれていいはずがないだろうと思う。
その優しさは誰かのためを思って生まれたもので、何かを犠牲にしているかもしれないし、側から見たら滑稽なものかもしれないし、意味がないのかもしれないし、偽善にほかならないのかもしれないけど、そうであったとしても、そんなことを理由に、蔑ろにしていいものなわけがないだろ。
人の幸せを願ってなにが悪い。人の心の不安を慮ってなにが悪い。他人だなんだと交わらずにいられる人生を、あえて交差させてでも顔も知らないその人の生きやすさを優先させたいと思ってなにが悪い。言ってみろよ。
私の気持ちなんて私が1番わかる。私が量り知れない誰かの気持ちを最大限に想像しようとして何が悪い。
分かってくれなくていいのに。
勝手に分かろうとして放棄して、理解できないものを見るような目で見るなよ。
私が誰かのために生んだ優しさを、どうしてあなたの前で晒さなきゃいけないの。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?